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コラム 2022.07.01

解放感だけにとどまらない!スケルトンの賃貸オフィスのメリット


現在のオフィス作りでは「解放感のある空間づくり」や、また「おしゃれで働きやすい環境」が求められており、「スケルトンオフィス」といわれる内装工事方法も積極的に取り入れられていることをご存じでしょうか。
本記事ではスケルトンオフィスのメリットやデメリット、セットアップオフィスとの違いについて詳しく解説します。

スケルトンの賃貸オフィスは解放感だけでなく自由なデザインが可能

スケルトンの賃貸オフィスを契約することで、解放感が得られます。また、さらにその企業にあった自由なデザインが採用可能にもなるのです。モダンなデザインを取り入れた「先進的なオフィス」を構築することも難しくありません。

スケルトンオフィスとはどういったもの?

スケルトンは「骸骨」や「内部の構造が透けて見える」もののことを意味しており、オフィスに対してもこれらの意味合いが含まれています。スケルトンといわれると、すべてがガラスのパーテーションで分けられたオフィスなどを想像することもあるかもしれません。しかし実は、そういったオフィスとは根本的に違います。
スケルトンオフィスとは床・壁・内装、天井がすべてない(撤去された)物件のことです。内装が未完成な建物を、想像してもらうと分かりやすいでしょう。壁紙がない物件やコンクリート打ちっぱなしの物件とも違います。入居者側が内装を好みのデザインに変更することが容易です。解放感や自由なデザインを求める企業が利用することが多い物件と言えるでしょう。

何もないからこそ自由なデザインが可能

スケルトンオフィスは壁や床だけでなく、天井板も存在しないことが少なくありません。内装を一から考えることができるため統一感を出すことや、そのまま板を貼るべき箇所を空間にしてスペースを拡張するといった、荒技もできてしまいます。デザインを先進的にすることで作業を効率化させ、従業員のモチベーションを高めるといった効果も、期待できるでしょう。
また内装が無い状態であるため、自由なデザインが可能で「オフィス作りに対する制限」がありません。ただしオフィスを退去する際には「現状回復」しなければなりません。すべての内装を取り壊して、元に戻すといった手間がかかります。

天井を解体して縦の空間を広く取れる

事務所・店舗用の物件では、天井が一般家庭よりも高く取られていることが多いため、天井が低いと感じることは少ないのではないでしょうか。天井の板を取り除くことで天井の骨組みが剥き出しになり、天井高がさらに上がります。そのため解放感を覚えやすく、外にいるかのような雰囲気で仕事を行うことが可能になるでしょう。
天井板を取ると、無骨な骨格が見えます。そのため、「倉庫」のような雰囲気で事務作業を楽しめるところも、唯一無二だと言えるでしょう。

スケルトンの賃貸オフィスは設備の導入や管理がしやすい

業種によっては専用設備の導入や、設備導入に伴った電気・通信回線の工事などが必要になることも考えられます。しかし、通常のセットアップオフィスの場合、そういった工事を行う際には、オーナーの許可を取らなければなりません。場所によっては許可が得られないために工事できないという問題も発生してしまいかねないのです。
スケルトンオフィスでは、こうした工事が必要になった場合にも、多くのメリットがあるのです。具体的なメリットについて見ていきましょう。

通信、電気、空調設備の導入が比較的簡単

壁や床がない物件であれば、ネット回線や電気工事などによる設備導入が容易になります。また天井に設置するタイプのエアコンである場合は、天井を剥がすという手間がかかってしまいますが、スケルトンオフィスでは簡単に着手できるのがメリットです。
スケルトンオフィスであれば壁や床へのアクセスはもちろん、天井板がないケースも多いのです。そのため、移転時にエアコン設備を導入することも容易になるでしょう。またそれに伴うコストを削減できるため、一石二鳥なのです。

照明、パーテーション、家具類の導入計画を立てられる

天井がない物件であれば、エアコンの他に照明設備も新設することが可能です。利用する目的に合わせて、最適な照明を利用できます。また簡易的なパーテーションや設置式の家具ではなく、壁と床と連携したパーテーションや埋め込み式の家具なども取り付け可能になり、よりスペースを有効活用できるようになるでしょう。

コスト高や工事期間がかかってしまう側面も

スケルトンオフィスは自由なデザインが可能で、設備導入も容易なのが特徴です。その反面、通常のセットアップオフィスに比べてコストが高くなってしまうというデメリットもあるので注意しなければなりません。
内装工事を行う際には、工事費用が高額になってしまうことが多いでしょう。事前に内装工事にかかる費用を準備しておかないと、その後の運営に影響が出ることも考えられます。退去時には同じ状態に復元する必要がある物件も多く、解体費用がかかってしまうケースも少なくありません。
また工事内容によっては数か月かかってしまうこともあるでしょう。オフィス移転のタイミングと工事完了期間を計算しておかないと、移転までに間に合わないというトラブルが起きてしまうこともあるので注意が必要です。

オフィス特有の堅苦しさが軽減される

スケルトンオフィスでは内装をゼロから作ることが可能です。解放感のあるオフィスや独創的なデザインのオフィス、スペースをうまく使ったオフィスなど、自由自在なオフィスが構築できます。
その結果堅苦しさやとっつきにくさを軽減して、誰もが使いやすい空間を演出できるわけです。

無骨で広い空間が独創性を高める

スケルトンオフィスでは、建物の骨格を生かしたオフィス作りもできます。また無骨で倉庫のような空間を作ることも簡単です。しっかりとした社風をもっている企業でも、こうした無骨なデザインと広い空間を活用してみるのも良いでしょう。今まで気が付かなかったポイントや独創性を高められて、生産性を向上させられるかもしれません。

広い空間と自由度が堅苦しいビジネス観を変える

オフィスの内装を大幅に変更することで、広いスペースを有効活用できます。さらに、従業員やそこで働く人に心の余裕ができるでしょう。そうすると堅苦しい雰囲気がなくなり、来客する人にもフレンドリーな印象を与え、会社や人の印象を大きく変えることが可能になるのもメリットです。

会社のイメージを損ねてしまうケースも

自由度の高すぎるがゆえに、裏目に出る可能性があるので注意しなければなりません。企業のブランドイメージや業務内容と大きく異なったデザインやオフィス作りを行ってしまうと、取引先や来客者からの企業イメージを損ねてしまう可能性があります。堅苦しいオフィスの雰囲気を壊せると同時に、会社のイメージをどう守るのかを計算しながら内装工事を行うことが大切です。

スケルトンオフィスを利用するために注意するべきこと

スケルトンオフィスには、多くのメリットがあります。しかし、契約をする際には以下のことに注意しておく必要があるでしょう。

内装工事期間・費用の確認

スケルトンオフィスを契約する際には、かならず内装工事費用と工事期間を念頭に入れておく必要があります。通常物件であれば壁や天井、床等の内装費用で済むことが少なくありません。しかし、スケルトンオフィスの場合は、通信回線・電気工事(電飾含む)・エアコン設備、パーテーション設備なども含まれます。あらかじめ見積もりをとっておかないと、契約時に想像を超えた費用がかかってしまうこともあるので注意が必要です。

原状回復工事費用の確認

スケルトンオフィスの退去費用は、一般的に坪単価で10万円程度が相場となっています。物件によっては原状回復の必要がない場合や、範囲が狭いケースも少なくありません。そのため、契約前に確認しておくことをおすすめします。

オフィスのレイアウトを計画しておく

セットアップオフィスと違って、スケルトンオフィスには設備がありません。骨組みが剥き出しになっていることも多いため、内見だけでオフィス内のイメージをすることは非常に困難です。内見の雰囲気からなんとなく内装工事や設備の導入を決めてしまうと、寸法が間違っている・イメージと違うデザインでまったく合わないという問題にもなりかねません。
オフィスを契約する前に、オフィスに関する詳細情報をもらって綿密なプランを準備するようにしておきましょう。不動産業者や内装業者に、相談するなどの方法も良いかもしれません。
通常のオフィス契約とは違う点が多いのがスケルトンオフィスです。そのため、内装工事のプランや契約方法・オフィスの使い道など、しっかりとした計画を立てておくようにしてください。

今回のまとめ

内装がなく、コンクリートや鉄骨が剥き出しになっているのがスケルトンオフィスです。「自由なデザイン」や「スペースの有効活用」といった、通常のオフィスではなかなかできないことを行えるメリットがあります。しかし、しっかりとした完成図を計画しておかないと、予定とはまったく違うものができあがってしまうこともあるかもしれません。また、オフィスの内装によっては、企業イメージを損ねる原因にもなるため慎重に行う必要があります。今回ご紹介したスケルトンオフィスのメリット・デメリットを参考にしていただき、解放感だけにとらわれないオフィスづくりを目指してみてはいかがでしょうか。
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