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コラム 2022.03.08

自宅をオフィスとして使う方法とメリット・デメリット


自宅をオフィスとして使いたいけれど、方法が分からない人や漠然と不安を感じている人は多いでしょう。たくさんのメリットがあると同時に、デメリットもあることが現実です。良い面だけでなく悪い面も分かっていた方が、自宅をオフィスにするか検討しやすくなります。
この記事では、自宅をオフィスとして使う方法や、メリット・デメリットをチェックしましょう。

【目次】
1.自宅をオフィスにする方法
2.自宅オフィスに向いている業種
3.自宅をオフィスにするメリット
4.自宅をオフィスにするデメリット
5.自宅オフィスの作り方
6.今回のまとめ

自宅をオフィスにする方法

自宅をオフィスとして使うには、現在の住居が「オフィスとして利用できる物件」かどうかを確認する必要があります。会社を設立せずに個人事業主として1人で働く場合、特別な届け出が必要ないと感じる人がほとんどです。実際、内職やフリマアプリなどを使ってちょっとした収入を得る分には、問題にならないケースが大半でしょう。
自宅が持ち家かつ戸建てであれば、自身の判断のみで会社として登記するかどうかを決められます。しかし、賃貸物件の場合で自宅を会社の「本店所在地」として登記する際は、貸主に了承を得ましょう。契約書で会社として登記できないと明記されている場合、了承を得なければルール違反となってしまいます。貸主に黙って行えば、後々知られたときに大きな問題に発展するでしょう。集合住宅の場合、管理規約で会社としての利用が不可となっていることもあるので必ず管理者に確認しましょう。自宅をオフィスにできることを確認した上で、会社を設立する場合は登記の手続きへと進みましょう。

自宅オフィスに向いている業種

自宅をオフィスにするには、比較的少人数でスペースをとらない業種が向いています。例えば、プログラマー・ライター・イラストレーターなどはパソコンやデスクがあれば仕事を完遂できることが多く、広いスペースが必要ないので自宅でも開業しやすいでしょう。書道教室やヨガ教室など、自身が持つスキルをほかの人に教える「習い事関連」の業種もおすすめです。オンラインでレクチャーできるタイプの習い事なら、さらに自宅での開業のしやすさがアップします。個人経営のネイルサロンやマッサージなども自宅で開業しやすい業種で、資格を生かした働き方をしたい人におすすめです。
反対に、店舗を構え多くのスタッフを抱えなければならない業種は、自宅オフィスに向いているとはいえません。大きな機器を入れて操業したり、騒音や臭いなどが出たりする業種も近隣住民とのトラブルが起き、業務を続けられない心配があるでしょう。

自宅をオフィスにするメリット

自宅をオフィスにすることには多くのメリットがあります。自宅から離れた場所にある会社に通勤するときとは違い、自由を感じる機会は多いはずです。どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

初期費用を抑えられる

自宅をオフィスにすると、賃料の必要がないだけでなく初期費用を用意しなくて済みます。貯金がなかったとしても、新しい事業を始められるのです。
会社を設立し賃貸オフィスや事務所などを借りることになると、物件の賃料だけでなく保証金や敷金などの多くのお金が必要となり、内装費や家具などにもお金がかかります。自動車通勤の場合は駐車場の費用がかかりますし、管理費や町内会費などがかかることも珍しくありません。それなりの設備を持った場所を会社として用意するのであれば、自然と費用が膨らんでしまいます。
微々たる出費に思えても、一度に支払うことになると大変です。仕事をする場所だけでなく、ビジネスをする上で必要なパソコンやOA機器を導入するコストのことも考え、費用を準備することも頭に入れておかなければなりません。

起業までが素早い

自宅をオフィスにすれば、起業までにかかる時間を短縮できます。賃貸オフィスや事務所を借りるとなると、お金の問題だけでなく多くの時間がとられることが普通です。物件探し・内覧・契約・入居審査など、どんなにスムーズにいったとしても、数週間は見ておいた方がよいでしょう。理想に合った物件を探そうとすればするほど、多くの時間が必要になります。いざ、物件が見つかってもインフラの整備に時間がかかる場合もあるでしょう。どこでもいいから早く入居できるところと考え、焦って選べば失敗も多くなるので注意が必要です。かといって、時間をかけすぎてもライバルに後れをとり、ビジネスチャンスを失うことになります。ビジネスが軌道に乗るまでの間だけでも、自宅オフィスを使う方法がおすすめです。

通勤時間がゼロになる

自宅オフィスを利用すれば、これまで通勤にかかっていた時間を別の時間にあてられます。新しいビジネスをするにあたって、勉強やスキル獲得のためにあてることも不可能ではありません。家族との時間や、プライベートの時間を増やせるはずです。仕事だけでなく、プライベートを充実させやすいところは大きなメリットだといえます。
これまで、通勤距離が長く苦痛だった人や満員電車で通勤していた人ほど、大きな開放感を感じるでしょう。通勤時間に奪われていた体力を温存できるようになるので、楽に生活できるようになったと感じる人が多いはずです。

自宅をオフィスにするデメリット

自宅をオフィスにすることは、良い点ばかりではありません。悪い部分にも目を向け、しっかりと準備をしておくことがおすすめです。どんなデメリットがあるのか見ていきましょう。

顧客や金融機関の信頼を得にくい

自宅をオフィスとして使用すると、顧客に良い印象を与えないことがあります。新しい企業やよく知らない企業と取引するとき、住所を見てどんな会社なのか判断しようとする人は多いです。
都心の一等地にオフィスがあれば、潤沢な資金があり信頼できる会社だと感じる人は多いでしょう。郊外でもそれなりのグレードのオフィスビルに入っているオフィスなら安心できますが、本当に会社があるのか分からないような住宅地の一軒家が会社の所在地だと知ったら、困惑する人は多いはずです。
金融機関で融資を受ける際も同様で、どのような立地に会社の本店があるかが重視されることは少なくありません。直接的な理由にはならなかったとしても、印象が悪くなってしまうリスクはゼロではないでしょう。

プライベートやプライバシーを守りにくい

自分や家族の住居をオフィスにすると、プライベートのオンとオフをはっきりと区切れず疲れてしまうことがあります。仕事に集中したくても、生活音がうるさくて集中できない環境では効率が下がってしまいます。就業時間を過ぎても仕事を始められなかったり、昼と夜の区別がなくずっと仕事を続けたりしやすいところも問題です。帰宅の必要がなくなることで、ついつい残業してしまいやすくなります。
また、会社の所在地として住所をさらすことになるので、家族のプライバシーを守れないことも心配です。不特定多数の人々に住所や氏名が分かっている状態では、防犯面が心配だと考える人もいるでしょう。ホームセキュリティーを導入したり玄関先に防犯カメラを設置するなどすると、防犯効果が高まります。

外部との接触が減る

自宅にこもって仕事をするケースでは、外部と接触が減って孤立感が強くなってしまうことがあります。人は人と触れ合うことで刺激を受け、新しい情報を得ることができるのです。現代では通信技術の発達により、必ずしも外へ出なくても人と交流できるようになりました。
しかし、それでもなお外に出て新しい見識を広げることは大事だといえます。家の中にこもっていると気が滅入ってしまう性格の人は、精神的な疲労が大きくなってしまうことがあるので注意しましょう。セミナーや交流会などに積極的に参加することで、バランスをとりやすくなります。

自宅オフィスの作り方

自宅をオフィスにすることを決めると、自宅でほとんどの時間を過ごすことになります。プライベートとの区切りを付け、働きやすい環境を整えることが大事です。できれば、1部屋を働く場所として決めると集中しやすくなります。仕事に関係ないものが部屋の中にあると気が散るので、パソコン・デスク・チェアー・キャビネット・OA機器などの、仕事に必要なものだけを置きましょう。
また、リビングやダイニングなどで仕事をしようとすると、ほかの家族がいるときや帰ってきたときなどにプライベートと仕事の切り替えが難しくなってしまいます。家族の時間を邪魔したり、家事が気になって仕事がはかどらなくなったりなどの心配も出てくるでしょう。

今回のまとめ

自宅をオフィスにすることは良い面もあれば悪い面もあります。向いている業種とそうでない業種があることも、頭に入れつつ検討しましょう。通勤時間が必要なかったり、初期費用がなくて済むなどの大きなメリットがあるので、悪い面も知った上で慎重に考えることがおすすめです。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業です。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めています。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者様は、お気軽にお問い合わせください。

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