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コラム 2022.02.16

賃貸オフィス・事務所はフロア(階数)によってメリット・デメリットが異なります

賃貸のオフィスビルにオフィスを構える時には、どの階数に構えるのかという点も、重要な検討ポイントのひとつです。日々の業務を快適に行うには、物件の賃料や立地のみでなく、階数によるメリットやデメリットを知った上で探す必要があります。高層階は、窓から遠くを眺められ、都会的で高級感があるとのイメージが強いものですが、低層階を希望する人も多数います。
今回の記事では、高層階・低層階それぞれのメリットやデメリットを学び、自社でオフィスを構えるにはどちらが適しているのかを考えてみましょう。

【目次】
1.高層階と低層階の定義とは
2.高層階のメリットとは
3.高層階のデメリットとは
4.低層階のメリットとは
5.低層階のデメリットとは
6.重視すべきポイントを定めた上で高層階か低層階かを選ぼう
7.今回のまとめ

高層階と低層階の定義とは

結論から言うと、高層階と低層階の定義は、明確に区別されているものがありません。都市計画法施行令では、1階・2階が低層階、3階から5階が中層階、6階以上が高層階と定められています。また不動産業界では、6階以上が高層階、15階以上もしくは20階以上は超高層階と定められています。何階建ての建物であっても、この定義は変わらないため、例えば10階建てにある8階と30階建てにある8階は、どちらも高層階に属するのです。

エレベーターの有無が関係している

6階以上が高層階とされているのには、エレベーターの設置義務が関係しています。建築基準法により、高さが31mを超える建物には、一部を除いてエレベーターの設置義務が課せられますが、31mは消防はしご車が届く高さであることが理由です。31メートルの高さにある階数は、おおよそ7階から10階のフロアが該当します。
さらに、建築物の耐久性の基準から、高層建築物は上限が高さ60mと定められており、階数にするとおよそ20階に該当します。60mを超えると構造強度の基準がより厳しくなり、超高層建築物と呼ばれるようになります。

高層階のメリットとは

高層ビルと言うと、東京や大阪などの大都市で多く見られるビルであり、都会の象徴というイメージを持っている人も多いでしょう。高層ビルで仕事をするならば高層階にしようと決める前に、メリットやデメリットを知っておく必要があります。まず、メリットから見ていきましょう。

良い見晴らしが楽しめる

高層階最大のメリットともいえるのが、見晴らしの良さです。業務の合間に窓の外から眺める景色は、仕事のやる気に繋がるうえ、リフレッシュやストレス解消にもなります。

日当たりが良い

高層階は、周囲に日当たりを遮る建物がなり非常に太陽光が当たりやすくなるため、オフィス内が明るくなります。ただし、夏場に太陽光がオフィス内に多く入り込むと室温が上昇しやすくなるため、窓の大きさや方角によっては、断熱性や遮光性に優れたガラスやフィルムの使用を検討する必要があるでしょう。

閑静な環境で仕事ができる

高層階は地上から離れているため、車や通行人、電車などの音が聞こえることはなく、とても静かな環境です。また、周囲に同じような高層階の建物がなければ、外界から室内を覗かれる心配もなく業務に集中できます。

企業イメージがアップする

世間一般のイメージとして高層ビルは高級な所だと感じる人が多く、実際に賃料が高いビルも多数見られます。そのような場所にオフィスを構えることで、企業経営が安定しているというイメージが生まれ、企業イメージのアップにもつなげられます。

セキュリティが管理されている

高層ビルは人の出入りが多く、管理人や警備会社などが常駐管理しているところがほとんどです。その上、オートロックや防犯カメラなどのセキュリティ設備も完備されているビルが一般的であり、安心して仕事ができます。

高層階のデメリットとは

続いて高層階のデメリットを見てみましょう。

時間帯によってエレベーターが混雑し、移動しづらくなってしまう

出勤時や昼休憩など、人の動きが重なりやすい時間帯は、エレベーターが大変混雑します。エレベーターの台数は、十分確保されているところがほとんどですが、それでもエレベーターに乗るのに時間がかかってしまいます。時間に十分余裕を持った移動が必要です。

災害時の移動に時間がかかる

高層階への移動にはエレベーターを使いますが、災害が起こるとエレベーターは停止してしまいます。ビルの外に避難しようとしたとき、階段を使わなくてはいけないため、避難に時間がかかります。さらに、高層階からの避難に、避難経路を使う人が殺到し、パニックになる恐れもあります。

賃料が高い物件が多い

高層階は、低層階よりも賃料が高い物件が多く見られます。賃料は、企業の経営コストのうち大きな割合を占めますので、高層階のオフィスを探すのであれば、賃料の件を念頭に置いておくことが重要です。もちろん、全ての高層階オフィスが賃料が高いとは限りませんので、物件情報をしっかりチェックするようにしましょう。

低層階のメリットとは

高層階のメリット・デメリットを紹介したところで、続いて低層階のメリットをいくつか紹介します。

素早い移動ができる

低層階は、移動の手段として、エレベーターもしくは階段の両方が選択できます。エレベーターが混雑している時間帯や、定期点検の最中などであれば、階段の方が早く移動できるため時間を有効活用できます。

災害時の避難が迅速に行える

地震や火災などの災害発生時には、エレベーターが停止します。低層階であれば、ビルの外へ逃げ出す際に階段が利用できます。自然災害が急増している日本では、災害時のリスクをふまえ、低層階のオフィス物件を選ぶ企業も増えています。

賃料が抑えられる

こちらも物件によって一概には言えないものの、高層階に比べ低層階のオフィスは、賃料が低めの傾向が見られます。毎月かかる固定費を少しでも抑えるために、低層階を選択する企業が多くなっています。

外の様子をすぐに確認できる

低層階であれば、ビル周辺の交通状況や通行人の多さなど、外の様子がすぐに確認できます。また、来客の多い企業が1階にオフィスを構えた場合、来客にすぐ気づけるため、素早い対応が可能です。来客側からも、オフィスの様子が見えて安心感につながるでしょう。

低層階のデメリットとは

低層階のメリットを紹介してきましたが、高層階同様、低層階にもデメリットは存在します。ここからは低層階のメリットを見てみましょう。

外部の騒音が気になりやすい

ビルの立地条件によって、外部の騒音が低層階オフィスの室内に入り込むことがあります。特に、高速道路や大きな幹線道路・電車などが通っている地域や、教育施設などが近い立地であると、業務中に大きな騒音が気になるでしょう。これらの騒音の対策には、防音サッシを使うと効果が見込めます。どのぐらいの騒音があるのかどうかを前もって把握するため、内覧の際に物件周辺の状況をしっかり確認しておきましょう。

日差しがほとんど届かない物件が多い

こちらも立地条件や周辺のビルの状況によりますが、低層階の物件は日差しがどうしても悪くなってしまい、日光がほとんど届かない所が多く見られます。オフィス内に自然光を取り入れたいのであれば、立地条件にこだわる必要があります。

オフィス内の様子が外から丸見えになってしまう

メリットで紹介した「外の様子が確認できる」という点は、デメリットになる場合もあります。来客以外にも、オフィスの様子が通行人にも丸見えになってしまうため、常に周りの目を気にしながら業務を行わなくてはいけません。カーテンやブラインドなどの利用は必須と言えるでしょう。

重視すべきポイントを定めた上で高層階か低層階かを選ぼう

高層階と低層階のどちらがオフィス選びに適しているのかは、企業の業種や仕事内容、企業経営の理念などによって異なります。どのような点を重視したいのかを決めた上でオフィス探しをすると、どちらを選んだら良いのかがおのずと見えてくるでしょう。固定費を抑えたいのならば、低層階を探した方がスムーズにオフィスが見つかる可能性があります。反対に、企業イメージを上げる目的があれば、高層階の方が有利になるでしょう。

今回のまとめ

今回の記事で紹介したように、高層階と低層階のどちらにも、メリットとデメリットは存在します。企業全体の成長につなげるため、 双方を十分理解した上で物件探しを行なっていきましょう。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業です。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めています。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者様は、お気軽にお問い合わせください。

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