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コラム 2021.12.21

周辺でオフィスを借りるなら知っておきたい栄エリアの再開発


名古屋のビジネスや商業の中心地といえば栄エリアですが、最近はリニア中央新幹線の開業をにらんで名古屋駅周辺の名駅エリアが注目を集めるようになってきました。名駅エリアでは、新しい高層ビルの建設も相次いでいます。
しかし、長年、名古屋の発展を支えてきた栄エリアも負けてはいません。老朽化したビルの建て替え計画や再開発計画が相次いで発表されています。名古屋の中心地、栄エリアへの移転や新規開業などを検討している方たちのために、主な再開発計画やビルの建て替え計画を紹介しましょう。

【目次】
1.商業・ビジネスの中心、栄エリア
2.民間活力で公園に商業施設を開業
3.活性化に向け開発を促進
4.今回のまとめ

商業・ビジネスの中心、栄エリア

開発が進む名駅エリアはJRや近鉄、名鉄、地下鉄が乗り入れる交通の要所で、新幹線の停車駅でもあることから、大きく発展を遂げた地域ですが、名古屋市民にとって、やはり街の中心は栄エリアです。
栄エリアを南北に通る大津通と久屋大通沿いは、老舗の百貨店やブランドショップなどが建ち並ぶ商業エリアです。東西を通る広小路通や錦通、桜通沿いには、金融機関やオフィスビルが集まり、周辺は飲食店が集まる繁華街となっています。
ところが、最近は栄エリアの建物が全体的に老朽化してきたうえ、名駅や金山などの開発も進んできたことから、オフィス需要の人気も下降気味でした。そんななか、栄エリアでもリニア開業を見越した再開発やビル建て替えなどの大型プロジェクトが動き出しました。栄エリアもいよいよ、新たな街へと変貌を遂げそうです。

民間活力で公園に商業施設を開業

栄エリアで最近話題となったのが、久屋大通公園北側の再整備です。Park-PFIという民間事業者に施設整備と管理運営を委託する手法を用いた事業で、委託事業者として三井不動産が選ばれました。
三井不動産は南北約1キロの公園を再整備し、24棟の商業施設を設置。これは国内のPark-PFIとしては最大級の規模で、2020年9月にオープンしました。公園と商業施設が一体となったエリアとして新たな賑わいの場となっています。
久屋大通公園に続いて注目を集めたのが、日本生命栄町ビルの跡地に2020年11月オープンした、パルコが運営する商業施設「BINO(ビーノ)栄」です。地下2階地上6階建てのガラス張りのおしゃれなビルで、海外の腕時計やジュエリーを扱う高級店のほか、地元に馴染みの深い飲食店などが出店しています。

活性化に向け開発を促進

民間による開発に加えて、栄エリアでは市による「錦三丁目25番街区市有地等活用事業」も進められています。栄エリアの中心にある栄広場を民間企業に売却して、高層ビルを建設する計画で、事業者として三菱地所と日本郵政不動産、明治安田生命、中日新聞から構成される企業体が選ばれました。2022年に着工の予定ですが、地上41階地下4階建て、高さ213メートルで新たな名古屋のランドマークになりそうです。ビルには高級ホテル、商業施設、オフィスが入る計画で、2026年開業を目指しています。
また、名古屋市は栄エリアの活性化に向けて「栄地区グランドビジョン」を策定し、市主導の再開発に加え、民間企業による開発も促進する方針を打ち出しています。さらに名古屋駅周辺の名駅エリアと栄エリア間のアクセスの利便性も向上させ、都心全体の活性化も図っていく予定です。
こうした市の方針を受け、栄エリアでは、ほかにも大型プロジェクトが進んでいます。2027年のリニア開業に向けてさらなる開発が進みそうです。

今回のまとめ

名古屋市の中心となる繁華街、栄エリアでは名古屋駅周辺の名駅エリアと連動して、再開発事業などの大型プロジェクトが進んでいます。今後もオフィス需要が高まるとともに、賃貸オフィスの供給も増えていくことでしょう。
栄エリアへのオフィス移転や新規開業を検討している方は、ぜひ、地元の事情に詳しい不動産業者に相談して、今後の街づくりも見込んだオフィス探しをしましょう。

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