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コラム 2021.09.16

海外オフィス・事務所の最新トレンド【スペイン編】

ヨーロッパの南西部に位置するスペインは、ヨーロッパの中でも山が多く、森林面積も2番目に広い国です。スペインというと、パエリアや闘牛、フラメンコなどを想像する方も多いかと思いますが、現地には9,000人強の日本人が暮らしています(2020年10月現在)。日系企業も387社進出しており、経済のつながりが深いことが分かります(2019年10月現在)。そんなスペインでは、オフィス・事務所のトレンドはどのようになっているのでしょうか。

【目次】
1.スペインの基本情報
2.スペインの賃貸オフィス・事務所市場の変化
3.スペインのオフィス・事務所の最新トレンド
4.今回のまとめ

スペインの基本情報

スペインの正式国名は、スペイン王国といいます。ヨーロッパの南西部にあるイベリア半島が、国土の大部分を占めますが、バレアレス諸島とカナリア諸島という大きな諸島もスペインに含まれます。セウタとメリリャという2つの自治都市もありますが、アフリカ大陸に位置しているため、本土とフェリーで行き来できます。
人口はおよそ4,708万人(2020年1月現在)であり、日本のおよそ1.3倍の面積で人口が日本の半分以下となっています。気候は地区によって大きく異なり、北部は夏に涼しく冬が温暖な海洋性気候です。中央部は気温差が大きい大陸性気候であり、南部は年間を通して温暖な地中海性気候となっています。主要産業は、自動車・化学製品・食料品・観光業などがあげられます。

スペインの賃貸オフィス・事務所市場の変化

スペインでは、コワーキングスペースの利用者数が増加しており、国別のコワーキングスペース数を見ても世界で5本の指に入るほどの数となっています。これにより、国全体でコワーキングスペースの利用が増えている傾向があることが分かります。
また、イベリア半島の北東端に位置するカタルーニャ州の州都・バルセロナでは、2022年までにオフィススペースを増やす動きが始まっています。ほかの大都市でも同じ傾向が見られていますが、密を避けるための対策だと考えられています。空室率も、コロナの影響を受けながらも、最小限の上昇に抑えられているのです。バルセロナの東部には、22@地区という地区があり、グローバルIT企業およびテック系スタートアップ企業が集まる成長著しいエリアです。イノベーション地区としても発展していることから、スペインにおける今後の経済発展に大きく関与することが予想されています。

スペインのオフィス・事務所の最新トレンド

スペインでは、シエスタという制度があります。昼間の休憩時間のことをさしますが、2時間から3時間とるのが習慣となっている国民も多くいます。昼寝や運動をしたり、映画を観に行ったり、ジムに通ったりと、自由に過ごすことが可能です。ただ、生産性の向上や、他国との統一をはかるため、近年ではシエスタを廃止している企業もあるとのことです。
スペインには、歴史的建築物や近代建築物が数多く建っていることから、これらの建築物と調和させるために、外見のデザイン性を重視したオフィスビルを建てる動きが出ています。有名なビルとして、トーレ・アグバールやトーレス・ポルタ・フィラなどがあげられます。いずれも独特のデザインを持ち、初めて見た人はかなり驚くことでしょう。

今回のまとめ

スペインのオフィスビルは、デザイン性を重視しながらも、歴史を尊重する一面が見られます。歴史の中で受け継がれていた価値観と、伝統にとらわれない革新的な考えが共存している、スペインならではの傾向といえるでしょう。

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