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コラム 2021.09.15

海外オフィス・事務所の最新トレンド【アメリカ・ロサンゼルス編】

ハリウッドで有名なロサンゼルスには、個性豊かな地区が集まっており、訪れる人の心をわくわくさせる魅力を持っています。アメリカを代表する大都市であり、「SOHO」発祥の地として新たなワークスタイルを生み出した一面もあります。幅広い産業がさかんで、都心部と郊外で異なる産業が発展しているのも特徴です。そんなロサンゼルスにおける、オフィスや事務所の市場変化や最新トレンドについて解説します。

【目次】
1.ロサンゼルスの基本情報
2.ロサンゼルスの賃貸オフィス・事務所市場の変化
3.ロサンゼルスのオフィス・事務所の最新トレンド
4.今回のまとめ

ロサンゼルスの基本情報

ロサンゼルスは、アメリカ西海岸・カリフォルニア州の南部にある都市です。人口はおよそ392万人で、これはニューヨークに次いで2番目に多い人口です。年間を通して過ごしやすい気候であり、湿度もさほど高くありません。
1850年に市制が施行されて以来、世界中から多くの人々が夢をかなえるために移住をしてきました。ゴールドラッシュや、オレンジの栽培成功、油田の開発などをきっかけにして、大都市へと成長しました。現在のロサンゼルスにおける産業といえば、映画産業が第一にあげられます。映画の都・ハリウッドがあることで、映画関連企業が多いのも特徴です。

ロサンゼルスの賃貸オフィス・事務所市場の変化

ロサンゼルスは、アメリカの中でも日系企業が多い地域です。特に、サウスベイエリアで多く見られ、日本語を使う仕事も需要が高く、日系レストランや食料品店が豊富に揃っています。ロサンゼルスは、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)の働き方が始まった地域でもあり、オフィス以外の場所での勤務が可能であるなど、もともと柔軟な勤務体制を導入している企業が多かったのです。新型コロナウイルスの感染拡大により、その傾向がさらに顕著にみられるようになってきました。コロナウイルスが終息しても、オフィス勤務と在宅勤務を組み合わせる方針を考えている企業が多く、在宅勤務の定着・拡大が見込まれています。この影響で、ロサンゼルスを含むベイエリア全体で、オフィスの空室率が上昇しているほか、オフィス賃料の下落もみられます。
これに加え、環境問題への対策として、排出ガスの削減目標を目指して車通勤の削減も求められているのが現状です。公共交通機関を使った通勤や在宅勤務の後押しとなると考えられています。

ロサンゼルスのオフィス・事務所の最新トレンド

ロサンゼルスでは、在宅勤務の割合が増えていることから、オフィススペースを削減する動きがみられるようになってきました。それとともに、役職による席の配置にも変化が起こっています。これまでは、役員や上席者は窓側に近い席であったのが、事務所にいる時間の長い一般社員が、窓側の席に配置される傾向があるのです。上席者は、オフィス中心部の席を割り当てられることが増えました。近年では、この傾向はさらに顕著となり、上席者は営業に行くか、もしくは在宅勤務のいずれかを選択する方向性が強くなっている企業もあります。効率性を求めるアメリカならではの動きといえますが、同時に実力主義を尊重している一面を垣間見ることもできます。

今回のまとめ

ロサンゼルスでみられる在宅勤務への移行は、ロサンゼルスだけでなくアメリカ全土・さらには世界中で始まっている動きです。新型コロナウイルスの感染拡大により、今後のオフィス需要にさらなる変化が起こることも予想されます。需要の動向に注目し、適切なオフィス運用をしていく対策が求められます。

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