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30「古事記」にも登場し、日本神話発祥の地とされている高千穂峡は、九州の南東部にある宮崎県に位置しています。宮崎県というと、南国、マンゴーなど暖かい地域というイメージが強いのですが、西部の山間部では積雪を記録するほか、日本最南端のスキー場も宮崎県にあります。そんな宮崎県では、賃貸オフィスを借りるときに、家賃相場をどのくらいで想定しておけば良いのでしょうか。

【目次】
1.宮崎県とはどんなところなのか？
2.宮崎県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい？
3.宮崎県における賃貸オフィスの需要は？
4.今回のまとめ

宮崎県とはどんなところなのか？

九州の南東部に位置する宮崎県は、南北に細長い地形となっていますが、県土のおよそ75％を山地が占めています。県の東部は、400kmにも及ぶ海岸線が伸びており、宮崎平野は九州で最も温暖な気候です。亜熱帯植物が見られ、南国の雰囲気が感じられる地域です。その反面、西部には九州山地や霧島連山などの山々が広がり、冬には積雪を記録する年もあります。県全体で数値を見ると、日照時間や快晴日数が多く、降水量も九州で最も多いとされています。この気候条件により、植物が生長しやすく、緑豊かな自然が形成されているのです。温暖な地域では、マンゴーを始めとしてきゅうり、シイタケなどの栽培量が多くなっています。
また、肉牛の肥育も活発で、「宮崎牛」のブランド名で有名です。さらに、宮崎県の特徴として、物価が日本一安いことや、通勤・通学時間が日本一短いことなどがあげられます。

宮崎県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい？

宮崎県の県庁所在地は、県の南東部に位置している宮崎市です。市内には、日本の初代天皇であった神武天皇を祀る「宮崎神宮」があります。青島や青島神社などのパワースポットやリゾート施設が多く、外国人観光客も多数訪れることで、国際リゾート都市として発展を続けています。また、古事記ゆかりの施設も残されており、それぞれに因んだ伝統行事も開かれているのです。
市内で市街地と呼ばれる地域は、橘通りや西橘通りなどであり、JR宮崎駅から西へ10分ほど歩いた場所にあたります。賃貸オフィスが多く見られるのもこの周辺地域です。市内の移動は、JRもしくは路線バスとなりますが、地域によってはバスの運行本数がかなり少ないため、オフィスを構えた後の移動手段は車が主体となるでしょう。
宮崎市内における賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたりおよそ5,000円台から7,000円台が中心です。

宮崎県における賃貸オフィスの需要は？

宮崎県では、2015年に0件であったコワーキングスペースが、2019年に5件まで増えています。この傾向は、新型コロナウイルスが流行するよりも前に見られたものであり、一過性のものではないと考えられます。ベンチャー企業などは、業務立ち上げの際にコワーキングスペースからスタートし、その後賃貸オフィスを借りる傾向が見られるため、県内で賃貸オフィス物件を探すのが自然な流れと予想されます。
2020年11月には、宮崎駅西口の再開発によって、商業施設「アミュプラザみやざき」が誕生しましたが、そのひとつであるうみ館の7階から10階がオフィスフロアとなっています。県内で、300坪を超えるオフィスビルの建築は、およそ10年ぶりだったとのことです。このオフィスビルが現地に与える影響次第で、賃貸オフィスの需要が変動する可能性が高いので、今後も注目していきたいところです。

今回のまとめ

宮崎県で賃貸オフィスを探す際には、立地や家賃などの条件に加えて、駐車場が確保できるかについても確認しておく必要があります。この記事が、賃貸オフィス探しの参考になれば幸いです。