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北陸地方の最西端に位置する福井県。国立公園や国定公園、県立自然公園など、「越山若水」と呼ばれる豊かな自然環境が、訪れる人々を魅了しています。主要産業は繊維工業、水産業、眼鏡産業、農業、林業などがあり、特に眼鏡産業は全国的に有名です。福井県で賃貸オフィスを構えようとするとき、条件の一つに家賃があげられます。この記事で解説しますので、物件選びの参考になさってください。

【目次】
1.福井県とはどんなところなのか？
2.福井県における賃貸オフィスの家賃相場は？
3.福井県における賃貸オフィスの需要は？
4.今回のまとめ

福井県とはどんなところなのか？

福井県は、本州のほぼ中央・北陸地方の最西端にある県です。17の市町から構成され、福井・酒井地域、奥越地域、丹南地域、嶺南地域の4地域に分類されます。福井県というと、雪が多い地域という印象があるかも知れませんが、地域によって積雪量に大幅な違いが見られます。福井県でさかんな産業は数多くありますが、中でも鯖江市を中心とした眼鏡産業は全国シェアの90％を占めています。ほかにも、日本海の恵みを受けた水産業、全国屈指の良質な米を生産する農業、地場産業ともいえる繊維工業など、地勢を活かした産業が発展しているのです。観光地も豊富で、永平寺、東尋坊、恐竜博物館、福井城、九頭竜湖、三方五湖などが有名です。近年ではグルメで町おこしをする自治体が増え、定番のおろしそばやソースカツ丼をはじめ、Ｂ級グルメであるボルガライスやサバエドッグも知られるようになりました。

福井県における賃貸オフィスの家賃相場は？

福井県内で最も賃貸オフィスが多いのは、県庁所在地である福井市です。福井市は、県の北部に位置しています。1945年（昭和20年）の空襲や1948年（昭和23年）6月の福井大震災をはじめとし、幾多の水害や風害などに見舞われてきました。現在の福井市があるのは、市民が不屈の精神で立ち直ってきたからだと言われ、「フェニックス都市」と呼ばれています。福井市内には、JR、えちぜん鉄道、福井鉄道の3社の鉄道が運行されているほか、福井鉄道、京福バス、コミュニティバスの3社のバスが走っています。福井市内で、鉄道駅周辺に賃貸オフィスが多く見られるのも、鉄道が地域に密着していることを証明していると言えるのかも知れません。福井市内における、賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたり6,000円台から7,000円台の物件が中心です。

福井県における賃貸オフィスの需要は？

福井市にはJR福井駅があり、福井市の玄関口となっています。市内に通っている幹線道路には、それぞれ公募で決められた愛称がついています。先述したように、市内には鉄道・バスも走っているほか、国道8号線も通っているため、公共交通機関・車のどちらでも移動が便利です。市内の賃貸オフィスも、福井駅周辺に最も多く集まっており、市内における主なオフィス商圏エリアは駅前の1km四方となっています。駅周辺で、複数の開発予定物件があり、再開発計画が進められています。災害時のリスク分散のために、福井進出を目指している企業が、福井県内で賃貸オフィスを探す事例も増えています。さらに、2023年春に、北陸新幹線が敦賀まで開業するのに伴い、福井市は関東からの進出先として、これまで以上に注目が集まっているのです。

今回のまとめ

福井県は、季節ごとに美しい風景を楽しむことができ、心を落ち着かせてくれる自然スポットも多数あります。仕事の疲れを癒したいときに、少し足を延ばしてリフレッシュしやすいのも、福井県に賃貸オフィスを構える利点と言えるのかも知れません。