愛知県の市別賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃（坪単価）相場【瀬戸市】｜(株)オフィッコス|名古屋の賃貸オフィス・貸事務所探し専⾨の不動産仲介業者

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コラム 2021.03.31

愛知県の市別賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃（坪単価）相場【瀬戸市】

愛知県の主要都市である名古屋市と岐阜県の多治見市に隣接している瀬戸市。今回は、瀬戸市がどのような街なのか解説しています。また、瀬戸市における賃貸オフィスの賃料相場や今後の動向など、瀬戸市で賃貸オフィスや賃貸事務所を借りるのに役立つ情報を紹介しています。瀬戸市での賃貸オフィスの賃料相場などを詳しく知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
1.瀬戸市とはどんな街？
2.瀬戸市の賃貸オフィスの賃料相場は？
3.瀬戸市の賃貸オフィス・今後の動向は？
4.今回のまとめ

瀬戸市とはどんな街？

日本有数の陶磁器である瀬戸焼の生産地として知られる瀬戸市。そのため、市内には陶磁器・ガラスの原料となる粘土・珪砂が産出する鉱山が点在し、窯業が市の主産業の1つとなっています。例えば、市内で開催される全国最大級の廉売市である「せともの祭（毎年9月の第2土・日曜日に開催）」は、毎年約500,000人の人で賑わう市内最大のイベント。ちなみに、陶磁器の大廉売市は、瀬戸陶磁器卸商業協同組合が企画・主催しています。
しかし、瀬戸市でも窯業は衰退傾向にあり、廃業した窯業関連工場も多く、その跡地にはマンションが建設されています。瀬戸市の中心駅は尾張瀬戸駅で、東側は山間部のため駅は存在しておらず、駅は概ね市の西部に集中しています。
また、瀬戸市内にJR線は通っていません。しかし、名鉄瀬戸線で名古屋市中心部と結ばれている他、愛知環状鉄道などでも岡崎市や豊田市、春日井市と繋がっています。そのため、名鉄バスやJR東海バス・瀬戸市コミュニティバスなどを利用する市民も少なくありません。尾張地方の東端にあたることから、隣接する尾張旭市や名古屋市守山区とは昔から深い関係にあり、一括りのエリアとして扱われています。
実際は、同じ隣接地である豊田市とは、これまで深い繋がりがありませんでした。しかし、豊田市との交通網がよくなったこともあり、近年、豊田市と近いエリアは豊田市のベッドタウンになりつつあります。

瀬戸市の賃貸オフィスの賃料相場は？

国内最大級の不動産プラットフォームであるestie（https://www.estie.jp）で、瀬戸市の賃貸オフィスの相場を調べてみたところ、瀬戸市の賃貸オフィスの坪単価当たり平均賃料は9,000円でした。瀬戸市は市西部に人口が集中しているため、賃貸オフィスや賃貸事務所も市西部が多いです。
また、瀬戸市内には空き店舗が増加しているため、名古屋市からそれほど離れていませんが、平均賃料が名古屋市近郊の街のなかでも低いことは大きな魅力といってよいでしょう。

瀬戸市の賃貸オフィス・今後の動向は？

2020年現在、瀬戸市の人口は約120,000人です。高度経済成長期以降の大型住宅団地の建設や廃業した窯業関連工場跡地に多くのマンションが建設されたこともあり、一時は人口が増加していました。しかし現在、瀬戸市の人口は増加から減少に転換していて、今後は減少傾向が続くことが予測されています。
また、65歳以上の高齢化率も、現状の約20%から伸び続けており、2030年には約30%となることも予測されています。そのため、名古屋市やその近郊の街は、ここ数年、地価が上昇傾向にありますが、瀬戸市は名古屋市からそんなに離れていません。
さらに、地価は下降しており、2006年には66,045円/m2（坪単価：218,332円）だった地価は、現在は58,688 円/m2まで下がっています。また、瀬戸市のなかでも比較的地価が高く、賃貸オフィスや賃貸事務所も多かった尾張瀬戸駅周辺でも空き店舗が増加しています。そのため、瀬戸市の賃貸オフィスの坪単価当たり平均賃料は、このまま低い平均賃料が続くと見られています。

今回のまとめ

人口の減少と高齢化が加速している瀬戸市。産業も衰退傾向にある瀬戸市で、賃貸オフィスや賃貸事務所を借りるメリットがあるとしたら、名古屋市や岡崎市や豊田市、岐阜県の多治見市と隣接しているのに賃貸オフィスの坪単価当たり平均賃料が低いということです。オフィスや事務所を借りるのにコストをかけたくないという方は、瀬戸市での賃貸契約を考えてみてもよいかもしれません。