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会議室にブランコと聞くと、思わず耳を疑ってしまいそうですが、これは映画やドラマではなく、日本のオフィスで実際に備わっている設備です。仕事のアイディアを生みやすくしたり、社員のモチベーションを高めたりするのに、オフィスの内装にこだわる企業が見られるようになりました。画期的ともいえる設備を取り入れている企業では、どのような工夫を行っているのでしょうか。事例をいくつか見てみましょう。

【目次】
1.ドアのない会議室！
2.オフィスの中に公園！
3.コンセプトは「空中庭園」！
4.鏡張りのスペースでボルダリングやヨガができる！
5.テーマパークのアトラクションのような内装！
6.今回のまとめ

ドアのない会議室！

日本のオフィスで一般的に見られる会議室は、長机と椅子が並べられている形式です。しかし、ネットショッピングにおける後払い決済サービスのパイオニア「株式会社ネットプロテクションズ」では、ホワイトボードやプロジェクターとひな壇のみが置かれた会議室を設置しています。大学で講義を行う部屋を縮小したようなレイアウトを想像していただくと分かりやすいかと思います。フロアの中央に、この会議室が設置され、自由な意見交換が活発に行われているのです。

オフィスの中に公園！

転職サイトを運営する「ビズリーチ」のホールディングスカンパニー「Visional株式会社」のオフィスは、自然をイメージして作られています。その一角には、人工芝を敷いた上に人工植物を置いた空間や、沖縄のサンゴ砂を敷いた上にプロジェクターで海を映し出した空間などがあり、テーマを持った空間づくりがなされています。柔軟な発想を生み出すための工夫ですが、ここが会社であることをつい忘れてしまいそうです。

コンセプトは「空中庭園」！

ネット印刷で有名な「ラクスル」のオフィスは、元は住宅展示場として使われていた建物で、天井高が12mにも達します。社内でデザインコンペを実施し、「空中庭園」のアイディアが採用されました。広い空間に、ミーティングなどの有用性を持った大きな木のボックスを配置し、その上を庭園にしたのです。開放感のある場所だけでなく、集中して仕事ができるスペースも用意されており、業務に合わせて自由に使うことができます。オフィス内に卓球台も設置し、コミュニケーションやチームワークの形成にも役立っています。

鏡張りのスペースでボルダリングやヨガができる！

ゲーム会社「アカツキ」では、スポーツジムにあるスタジオも顔負けの鏡張りスペース「Fitness」が広々と確保されています。ここで、ヨガやストレッチができるほか、壁にはボルダリングができるようにホールドが付けられています。休憩時間や、ちょっとした空き時間があるときなどに、オフィスにいながら運動ができ、リフレッシュしながら業務に取り組むことができるのです。ヨガサークルやボルダリングサークルも社内で結成され、ここで活動を行っています。アイディアが大切なゲーム会社ならではの工夫と言えるでしょう。

テーマパークのアトラクションのような内装！

ベンチャー企業として進化を続ける「クルーズ」では、オフィスの内装がテーマパークのアトラクションそっくりに作られています。今にも宇宙旅行へ出発しそうなデザインで、社員を飽きさせないようなアイディアが詰まっています。別の部屋にはハンモックもあり、小休憩をとるのにぴったりです。

今回のまとめ

今回ご紹介したような設備がオフィス内にあると、自分も働いてみたいという気分になるのではないでしょうか。社員が仕事に対して前向きな気持ちを持てるとともに、企業のアピールポイントにも繋がるのです。