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コラム 2020.12.26

パーテーションを使ったオフィス・事務所のコロナ対策とは?

新型コロナウイルスは、会話をするときの飛沫が原因で感染する可能性があると言われています。オフィスは人が密集しやすいことから、オフィスにおける飛沫感染を防ぐには、パーテーションを使うと効果的です。政府や専門家の方々も、人と人が対面する場所でのパーテーションの使用を推奨しています。
コロナ対策として、オフィス・事務所でパーテーションを使うには、どのような使い方があるのでしょうか。

【目次】 
1.なぜオフィスで飛沫対策が必要なのか?
2.パーテーションの活用方法
3.大がかりにパーテーションを設置するときは
4.今回のまとめ

なぜオフィスで飛沫対策が必要なのか?

ご存じの方も多いように、新型コロナウイルスの感染ルートは、飛沫感染や接触感染が多いと言われています。オフィスでは、ドアを閉め切ることが多く、かつすぐ近くで多くの人と会話をします。咳やくしゃみをしなくとも、近くで会話をするだけで飛沫感染を起こす恐れがあります。
WHOの報告では、5分間会話すると、1回咳をしたのと同じくらい(およそ3,000個)の飛沫が飛ぶとされています。この飛沫感染を防ぐために、専門家会議において「人と人が対面する場所では、アクリル板や透明ビニールカーテンなどを使って遮蔽する」との対策が提言されました。日本経団連のガイドラインにも、同様の記載がされています。このことから、オフィスでの飛沫対策は、飛沫感染を防ぐために必須となるのです。

パーテーションの活用方法

パーテーションを使って、オフィスで飛沫対策を行うには、デスクとデスクの間にパーテーションを設置するのが一般的です。また、対面型のデスクレイアウトを行っているオフィスであれば、隣のデスクとの間(正面や左右)にアクリル板を設置したり、家具や棚の配置を変えて飛沫が届かないようにしたりする方法があります。これらの方法であれば、コストもそれほどかからず、数時間で対策をとることができます。しかし、家具を移動させても、飛沫を完全に防ぐことはできないため、パーテーションを併用した方が安全です。
パーテーションの高さは、頭の高さまで届くものを用意しましょう。デスクにパーテーションを設置する場合には、デスクの高さが700~720mm程度であることを考慮して、680mm以上のパーテーションを選ぶのが目安です。

大がかりにパーテーションを設置するときは

より確実にパーテーションを設置するには、施工型パーテーションを採用する方法が一般的です。素材は、主にスチール・アルミ・ガラスの3種類であり、遮音性が高いスチールが最も良く使われます。設置時には、パーテーション本体の費用にプラスして、運搬費・搬入費・施工費がかかります。取付だけであれば、数日で工事が完了します。
オフィスに壁を作って、空間を仕切る「造作壁」と言う方法もあります。オーダーメイドでの作成ですので、素材や塗装法を自由に選べますが、費用が高額になるうえ、工期もかかりますので、余裕を持ったスケジュールを組むことが必要です。造作壁は、追加のミーテイングスペースや第二執務室を作りたい方におすすめの工法です。施工型・造作壁ともに、飛沫対策を万全とするために、別途卓上型のパーテーションを用意すると良いでしょう。また、消防法に抵触しないかの確認や、天井のタイプを確認することも、重要な下準備です。

今回のまとめ

コロナの終息は全く先が見えず、どのような対策をいつまでとったら良いのか、困り果てているご担当者様もいらっしゃることでしょう。ウイズコロナ・アフターコロナ時代を見据えて、自分たちができる取り組みを行っていきましょう。

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