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コラム 2023.01.27

狭い賃貸オフィスでは動線配置を工夫することで効率性が高まる


オフィスが狭いことで作業効率が下がったり、ストレスを感じたりなど様々な不都合が生じている事業者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、狭い賃貸オフィスだからこそこだわりたい動線配置のポイントについてご紹介します。動線配置を考える際に意識したいことや動線配置が業務効率にどのような影響を及ぼすかという点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

狭い賃貸オフィスの動線配置はシンプルを心がけることがポイント

オフィスが狭いと感じる基準は人それぞれですが、従業員1人あたり「8.55㎡」とも言われています。それ以下の面積の場合は、オフィスの動線配置を工夫する必要があるでしょう。
オフィスにおける動線とは、出入り口から執務スペースや設備などにアクセスする経路のことです。どのような動線を配置するかを考えることを動線配置と言います。
オフィスで動線配置を考える際は「動きやすさ」「設備の使いやすさ」、そして「安全性」の3つのポイントを押さえることが大切です。特に、狭い賃貸オフィスにおいて動線配置を考える場合は、上記の3つのポイントに加えて「シンプルさ」を意識してください。

メインの通路を明確にする

オフィスの導線を考える際に重要なのが「メインの導線を考えること」です。メインの動線とは、オフィスの出入り口から伸びる直線の通路を指します。複数の人が行き来してもぶつかることがないようにメインの通路は広めに確保してください。
オフィス内を移動しやすいように配置を考えることで、コミュニケーションが取りやすくなり、仕事の生産性も確実に上がるはずです。
メインの通路を決めた上で、サブの通路を考えるととてもシンプルな動線となります。

行き止まりを作らない

オフィス内に行き止まりを作ってしまうことで移動にどうしても時間がかかってしまい、生産性が著しく低下してしまいます。行き止まりを作らないためにもメイン通路とサブ通路をうまく組み合わせて行き来しやすい空間を作るのがおすすめです。

災害時にスムーズに避難できる導線を確保する

オフィス内に行き止まりを作らないことは、災害時の動線確保にも役立ちます。作業デスクから出入り口までの間に進行を妨げる可能性があるオフィス家具などは配置しないよう工夫をしてください。

必要のない導線を作らない

サブの通路の中には、ほとんど使用しない動線もあるでしょう。限られスペースを有効活用するためにも、不必要な通路は排除することが大切です。実際にオフィス内を移動してみて、不要なところや不都合なところがないかを確認してください。

適切な通路の幅を確保する

オフィス内の通路の幅は法律で定められています。オフィス内のメイン動線の幅は「160cm以上」、サブ動線は「120cm以上」です。さらに、デスク間隔は「およそ90cm」でデスクと背後の間隔は「60cm」、背中合わせでデスクを配置している場合は「150cm」程度を目安に確保する必要があります。
大人1人が余裕を持って通れる通路幅をしっかりと確保できるような動線配置を考えていきましょう。

人通りの少ないところに出入り口を設置する

オフィスの出入り口は、人通りの少ないところに設置しましょう。人通りの多いところに設置してしまうことでどうしても導線を塞いでしまい、スムーズに移動できなくなります。
人通りの少ないスペースを作るためには、オフィス内のゾーニングが非常に大切です。例えば、社員用スペースや共有スペース、そして来客用スペースなど、エリアごとに分けて配置することによって、スッキリとした印象のオフィスが完成するでしょう。
出入り口付近に休憩室を作ることもおすすめです。出入り口付近のスペースが広く確保できるので、とても広々とした空間を演出できます。

狭い賃貸オフィスの動線配置で意識したいこととは

狭い賃貸オフィスの動線配置をする際に意識すべきポイントについてご紹介します。

フリーアドレス化する

リモートワークや在宅ワークを導入するオフィスが増えている中で、オフィスのフリーアドレス化を採用する企業も増加しています。
フリーアドレス制を導入することで、従来の座席設定率を見直してスペースを効率的に活用できるでしょう。テレワークや在宅ワークを導入している企業だけでなく、外回りや出張が多いオフィスにも有効な手段です。

全体で必要なスペースを把握する

オフィスの動線配置を考える前に、どのくらいのスペースが必要なのかを正確に把握しましょう。オフィスで働く従業員の数や設備などを考えた上でどの程度の広さが必要か考えてください。そうすることで無駄なスペースを排除したオフィス選びができるはずです。
その上で、図面をチェックしながら計画した動線配置がしっかりと収まるか確認します。図面上でパズルのように考えることでオフィスに最適な動線が見つかるはずです。

パーテーションをうまく活用する

ワンフロアのオフィスを構える場合に壁を設置したいとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、壁を作ってしまうとどうしても圧迫感や閉塞感が生まれやすく、限られたスペースがより狭く感じてしまう可能性があります。
そこでおすすめなのが、パーテーションを活用する方法です。パーテーションは簡単に移動できるので、使用しない場合は片付けて空間を広く使えます。状況に応じて柔軟にレイアウトを変えられるのも魅力です。
使用するパーテーションは、閉塞感の少ない背の低いタイプがおすすめ。デスクに着席をした状態で使用するので、背が低くでも十分集中できます。

コンセントの位置と数を把握する

オフィスレイアウトを考える際に重要なのがコンセントの位置と数を正確に把握することです。デスクからコンセントまでの距離が遠い場合は、延長コードなどで対応しなければなりません。その他にも、コンセントがあることで設置したかった家具が置けないというケースも考えられます。
貴重なコンセントを使わず無駄にしてしまわないよう、レイアウトを考える前に必ず確認してください。

デッドスペースを有効活用する

限定的なスペースを最大限利用するためには、デッドスペースの有効活用が必須です。例えば、背の高い棚やシェルフを使って収納スペースを確保したり、ホワイトボードやスクリーンを壁掛けタイプにしたりするなど、活用できるスペースを洗い出していきましょう。

1つのスペースに複数の用途を持たせる

会議室と応接室を兼用で使用したり、休憩室を昼食時間帯以外でミーティングスペースとして利用したりなど、1つのスペースに複数の用途を持たせることで限られたスペースを有効活用できるでしょう。
まずは運用方法についてよく見直してもらい、それでも対応できない場合は家具のレイアウトや入れ替えも検討してください。

設備の運用方法を見直す

オフィスのデータや書類、備品などの運用ルールを見直すことも無駄なスペースの削減に大きく貢献します。保管にかかっていたスペースやコストを見直すことで、スペースの効率化が期待できるでしょう。

動線配置が業務効率に影響する理由

ここからは、オフィスの動線配置が業務効率に大きな影響を与える理由についてご紹介します。

社員のストレス要因となるから

物理的に人との距離が近すぎる場合は、社員にとって大きなストレスの原因となり得ます。
デスクワークをしている人と通路を歩いている人との距離はもちろん、通路の幅が狭くて移動しにくいことも、社員の不満要素の一つになりかねません。通路幅をしっかりと確保すること、そしてデスク同士の距離も一定の距離を保つなどの工夫をしながら、一定のパーソナルスペースやソーシャルディスタンスを保てるような動線配置を心がけていきましょう。

集中力や生産性に大きく影響するから

動線配置は、社員の集中力や生産性にも大きな影響を与えます。オフィスが狭かったり、雑然としていたりすることで、周囲の行動や音に敏感になり気が散ってしまうなどの問題が生じてしまうでしょう。業務に集中できないことでオフィス全体の生産性にも大きく影響を与えてしまいます。
特に、狭いオフィスの音問題は、イライラや集中できない原因になることはもちろん、大切な情報が漏洩してしまうリスクもあります。パーテーションを活用して集中できる環境を整えたり、吸音や防音のパネルを設置したりなどして少しでも音問題を解消できるような働きかけを行ってください。

仕事に対するモチベーションに影響するから

集中できる空間を確保することで、仕事に対するモチベーションややる気も向上するでしょう。計画通りに業務が進むことで、やりがいや面白さを感じられます。使い勝手がよく仕事がしやすい空間を提供することで社員のモチベーション維持にも高い効果を発揮します。

社内コミュニケーションが取りにくい

通路が狭かったり、オフィス内を移動しにくかったりすることで、社内コミュニケーションがしづらくなります。業務効率が低下することはもちろん、オフィス内の雰囲気も悪くなりがちです。
社員が移動しやすい動線をしっかりと確保することはもちろん、共用スペースを設置して社員同士が活発にコミュニケーションできるような動線配置を意識してください。

今回のまとめ

今回は、狭い賃貸オフィスにおすすめしたい動線配置のコツや注意点についてご紹介しました。動線配置は、社員のストレスの解消や集中力、生産性などに大きく関係します。
狭いオフィスでも、工夫次第で居心地や雰囲気の良い空間を作ることが可能です。ご紹介した内容を参考にしながら、貴社のオフィスや事務所に最適な動線配置を検討してみてはいかがでしょうか。

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