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コラム 2021.03.18

路面店のメリット・デメリットとは?テナント店との違いも解説

お店を出すとき、どんな形態で出店するかは非常に重要です。
路面店なのか、地下なのか、2階以上なのか、商業施設やオフィスビルに入るのか、など、選択肢はさまざま。
今回は、路面店について詳しく解説します。よく比較されがちなテナント店との違いについても触れますので、参考にしてください。

【目次】
1.路面店とテナント店の違い
2.路面店のメリット
3.路面店のデメリット
4.今回のまとめ

路面店とテナント店の違い

路面店とは、道路に面した1階にある店舗のことです。大都市部では有名ブランドのお店や大型チェーン店、その他の駅前等でも、ファーストフード店やカフェ、携帯ショップ、雑貨店、衣料品店などをよく見かけるでしょう。
1階にある路面店に対して、2階以上の店舗を「空中店舗」、地下の店舗を「地下店舗」と呼びます。

テナント店とは?

路面店とよく比較される言葉に、「テナント店」という言葉もあります。
賃貸契約しているという意味では路面店も「テナント」ですが、ここで言う「テナント店」は、「商業施設やオフィスビルに入居している、その商業施設の方針に縛られる店舗」を指すのが一般的です。
例えば「商業施設の2階以上は定休日も営業時間も同じだが、1階のレストランだけは遅くまで営業している」「オフィスビル1階のコンビニだけは24時間年中無休」といったことがあります。
この場合、1階のお店が「路面店」、2階以上の店舗が「テナント店」ということになります。

路面店のメリット

まずは、路面店のメリットから説明します。

集客力の高さ

路面店は、道路に面しているため目立ちます。歩道から直接入店できるという店内へのアクセスの良さは、ふらりと立ち寄るお客様の来店も期待できるでしょう。店舗の目の前の道路の人通りをそのまま「見込み客」にできる集客力の高さがメリットです。
お店の種類にもよりますが、フラットな移動だけで事足りるという路面店の特長は、急いでいて時間のないお客様や、あまり長距離を移動したくないお客様に対する訴求力ともなるでしょう。
但し、路面店の集客力を生かすにはターゲット層の往来が多いエリアを厳選しなければなりません。

宣伝効果の大きさ

華やかなショーウィンドウや、大きく取ったガラスウィンドウ越しに見えるおしゃれな店内の様子など、街全体の装飾要素ともなる路面店は店舗の花形とも言えます。
通行人の目に自然に入るので、路面店に出店することは、それだけでお店やブランドの宣伝になります。

自由度の高さ

商業施設内の物件であっても、1階の路面店は内外装の自由度が高いことが多いです。独立店舗のようなオリジナリティを出しやすいのが、路面店のメリットです。
また、道路からダイレクトに入店できる路面店の場合、商業施設であっても営業時間を比較的自由に決められることが多いです。
通勤客の需要が高いコーヒースタンドや、夜遅い時間帯のほうがかえって来店客の増えるラーメン店など、客足の増える時間帯に特徴があるお店の場合は、その自由度の高さが大きなメリットとなるでしょう。

路面店のデメリット

メリットの多い路面店ですが、デメリットにも目を向けてみましょう。

コストの高さ

アクセスが良く目立つ路面店の賃料は、地下や2階以上の店舗と比べて高く設定されていることが多いです。また、入居している施設のトイレや駐車場が利用できないこともあるので、何かと費用はかさみがちです。
賃料が高いということは保証金や仲介手数料なども高くなるということですし、内装・外装の自由度が高く手をかける余地が多いことから、入居時の初期費用の負担も大きくなるのが一般的です。
居抜き物件を探すなど、初期費用を抑える工夫も検討しましょう。

物件の少なさ

どんなビルであれ、1階は1層しかありません。当然、路面店の物件数は地下や2階以上の物件数に比べてはるかに少なくなります。人気のエリアでは特に、空きが出にくく、出てもすぐに埋まってしまいます。希望するエリアで理想的な路面店物件を借りるには、常に情報収集しておく必要があります。
探しているうちに商機を逃したり、妥協したために店づくりに失敗したり、といったリスクもあるので決断のタイミングは非常に難しいです。

今回のまとめ

路面店には、集客力とブランド力を高める魅力があると同時にデメリットもあります。決して安くはない路面店の賃料を、価値ある投資とするためには慎重な判断が必要です。
業種との親和性や周辺環境なども考え合わせ、物件選びを進めましょう。

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