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コラム 2020.12.12

冬の乾燥対策!オフィスに加湿器を置くときのポイント


冬はもともと湿度が低いうえ、オフィスのフロア内に暖房をつけるため、著しく湿度が下がってしまいます。オフィスの半分ほどが、国の事務所衛生基準規則における湿度の基準を満たしていないというデータもあります。湿度を上げるには、加湿器を置くのが効果的ですが、ポイントをおさえた上で設置しないと効果が発揮されなくなってしまいます。いったいどのように置くと良いのでしょうか。

【目次】
1.加湿器を置く場所をチェック!
2.加湿器の容量をチェック!
3.加湿方式をチェック!
4.今回のまとめ

加湿器を置く場所をチェック!

加湿器を、オフィスの出入口付近に置いてしまうと、せっかくの湿気が外部に漏れ出てしまいます。できるだけ、部屋の中央に近い位置に置きたいものですが、デスクの配置上難しいことも多いでしょう。その場合、エアコンの下に置くのがおすすめです。エアコンの風に乗って、湿った空気を室内に循環させることができます。
このとき気をつけたいのが、加湿器を置く高さです。加湿器本体に、エアコンの風が直接当たらないようにすることと、蒸気の吹き出し口が床から50~80cm程度の高さになるようにしましょう。

加湿器の容量をチェック!

オフィス内を加湿するには、部屋の広さに合った加湿器を使わないと、効果が得られません。家庭用の加湿器では容量不足となってしまいますので、業務用の製品を選びましょう。おおよその加湿能力の目安は次の通りです。
・1,000ml/h…木造31㎡(17畳)、プレハブ洋室51㎡(28畳)
・1,200ml/h…木造34㎡(20畳)、プレハブ洋室55㎡(33畳)
・1,500ml/h…木造46㎡(25畳)、プレハブ洋室77㎡(42畳)

広いオフィスであれば、1台ではなく複数台を同時に使用するのが良いでしょう。加湿量が大きいほど、パワーが強いことを表します。例えば、1,000ml/hと書かれたものであれば、1時間で1,000mlの水を気化できるパワーを持つという意味です。製品ごとに、適用畳数が表示されていますので、参考にしながら選びましょう。
加湿量が増えると、タンクに入れられる水の量も多くなり、給水の手間を減らすことができます。業務用のものでは、タンクの容量が10L以上の製品もあります。そのうえ、部屋のサイズよりもワンランク上の製品を選んだ方が、加湿スピード・電気代の両面でお得になるのです。製品が大きくなると、音も大きくなりがちですので、静音機能がついたモデルを選ぶと快適に業務が進められるでしょう。

加湿方式をチェック!

加湿器の加湿方式は、4種類に分けられますが、それぞれにメリットやデメリットがありますので、よく比較して選ぶことが大切です。

気化方式

水に空気を当てて、蒸発させて加湿する方式です。消費電力が少なく、安全で結露しにくいメリットがあります。その反面、加湿できるまで時間がかかる、こまめな掃除やフィルター交換が必要であるなどの注意点があげられます。

蒸気方式

ヒーターでお湯を沸かし、お湯の蒸気で加湿する方式です。雑菌の繁殖を防ぎ、一気に加湿できますが、水垢の清掃が必要である、消費電力が増えるなどの注意点に気をつけましょう。

水噴射方式

水に超音波振動を当てることで、霧状にして噴射します。消費電力が抑えられる、加湿力が高いなどのメリットがありますが、加熱しないことから雑菌が増えやすくなる、水分中のミネラル成分が壁につくと白い粉が付着する可能性があるなどのデメリットも見られます。

浸透膜方式

純透湿膜から水蒸気のみを放出し、空気に含ませることで加湿させます。雑菌を通さないため衛生的で、加湿能力も高いですが、定期的に膜の清掃が必要です。

今回のまとめ

オフィスが乾燥してしまうと、目や喉に違和感を覚え、業務に支障をきたす恐れがあります。適切に加湿器を使用し、快適に仕事ができる環境を整えましょう。

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