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コラム 2020.11.21

業種別!店舗を構える際に気をつけたいポイント「居酒屋・バー」編

居酒屋やバーの店舗を構える際に気をつけたいポイントにはどういったものがあるでしょうか。アルコールを提供する種類の飲食店特有のポイントを含めご紹介します。

【目次】
1.お店のコンセプトに見合ったエリアであるかどうか
2.高い集客力を見込める環境かどうか
3.用途地域や終電時間に注意
4.今回のまとめ

お店のコンセプトに見合ったエリアであるかどうか

お店のコンセプトと立地とをいかに合致させるかは、「成功するお店」づくりのキーポイントの一つです。
主に若者に大人数で来店してもらいたい居酒屋なら、繁華街などの賑やかな場所に店舗を構えるのが適当です。常連客も多い落ち着いたバーにしたければ、大通りから1本入った路地に面した場所などが候補となるでしょう。立地は、来店客数や売上に大きな影響を与える要素です。しかもその影響は、内装やメニュー構成のように後から手直しを加えることで改善させられる類のものではありませんので、慎重に検討する必要があります。
なお、居酒屋やバーの場合、営業時間帯は夜間が中心となりますので、物件および物件周辺の様子については、日中だけでなく必ず夜間にも確認するようにしましょう。特にお店のピークタイムとなると見込まれる時間帯の人通りは重要チェックポイントです。

高い集客力を見込める環境かどうか

飲食店の目標は「そこを目的としてお客様が来てくれるお店」ではないでしょうか。しかし、残念ながら、それを実現できているのはごく限られたお店です。ほとんどのお店は、通りがかった人、勤め先が近所にある人など「たまたまご縁のあった人」にいかに目を留めてもらえるかに知恵を絞る必要があります。
SNSの時代ですので、ネット上でのPRの重要度もかなり増していますが、それでもなお、実店舗のアピール力を考えないでもよいというわけではありません。とりわけ居酒屋やバーといったアルコールを提供するお店は、なんとなくの流れで入ってくるお客様の割合が高いといえますので、「あそこのお店なんてどう?」と指差してもらえることが重要になってきます。人通りの多い通り沿いにあるか、1階の物件か、目につきやすい位置に看板を設置できる環境かなど、付近を通りがかる人たちへの働きかけが十分にできる物件であることを確認しましょう。
また、意外と重要なのが、パッと見てそのお店のコンセプトがわかるような外観ですので、そういった外観を実現できる状態であるかもチェックします。

用途地域や終電時間に注意

各地域の環境や利便性が損なわれるのを防ぐ目的で定められている「用途地域」。それが関係してくるものとしてよく知られているのは、建築時の規制(建物の種類、建ぺい率、容積率など)ですが、実は午前0時以降も営業するお店が管轄警察署に届け出る際の要件にも関わってきます。大まかにいうと、住居系の地域(各種住居専用地域、住居地域)にあるお店は深夜営業を認められません。
駅前の大通り沿いや繁華街はまず問題ないことがほとんどですが、隠れ家風のバーに向きそうな路地裏の物件などは住居地域に当たっている可能性もあります。目をつけた物件のあるエリアの用途地域は、当該地域の市町村役場の都市計画課で調べられますので、契約前にきちんと確認しておきましょう。
また、来店客が気にかけるのが終電の時間です。終電までの待ち時間に駅近のバーで一杯楽しむというお客様もいらっしゃるでしょう。場所にもよりますが、終電の時間まではゆっくりしていられるお店が求められると同時に、終電の時間以降は開店休業状態になる可能性が高いといえます。終電時間は、営業時間やオーダーストップの時間に影響しますので、最寄り駅の終電時間を把握しておく必要があるでしょう。

今回のまとめ

居酒屋やバーを構える際は、お店のコンセプトに見合った立地であるか、高い集客力を見込める環境であるか、用途地域に問題がないか、店舗の営業時間に比べて最寄り駅の終電時間が早すぎたり遅すぎたりしないかについて、特に注意して確認することが大切です。

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