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オフィス・事務所の経費削減に繋がる!コワーキングスペースのメリットとシェアオフィスとの違い
オフィスの経費を抑えたい、シェアオフィスとの違いがわからない、テレワークを導入したいなど、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。自社オフィスの設立・拡張と、ワーキングスペースの導入では、毎月の経費に大きな差が出ます。企業の維持にも大きく影響するため、環境選びは大切です。
今回は、コワーキングスペースのメリット・デメリット、ビジネスチャンスが生まれやすい理由などについて解説します。オフィスの経費を削減したい、ワークスペースの最適化やコミュニティ形成などに興味のある方はぜひ参考にしてください。
1.オフィス・事務所運営でおさえておくべきコワーキングスペースとシェアオフィスの違い
2.コワーキングスペースのメリットはオフィス・事務所の経費を削減しながら仕事場を確保できる
3.新しいビジネスチャンスが生まれやすいコワーキングスペース
4.今回のまとめ
オフィス・事務所運営でおさえておくべきコワーキングスペースとシェアオフィスの違い
まずは、コワーキングスペースとシェアオフィスの違いについて解説します。それぞれの性質の違いを理解して、どちらが向いているのか考えてみてください。
コワーキングとは?
コワーキングの定義は、フリーランス・経営者・ノマドワーカーなど勤務場所に制限されることなく、自由に働ける人のワークスタイルのこと。ワークスタイルを確立できるスペースとして、提供され始めたのがコワーキングスペースです。また、日本では、2010年頃からコワーキングの概念が広がっていきました。
コワーキングスペースの特徴
コワーキングスペースは、オープンスペースであることが特徴で、人脈形成からビジネスチャンスが生まれやすくなります。なぜなら、自社オフィスを確保するよりも、低コストでオープンスペースを確保し、他者とのコミュニティ形成がしやすいからです。主に個室ではなく、図書館、カフェなどのオープンスペースとして利用されています。そのため、オープンスペースの特性上、コミュニケーションからアイデアやビジネスチャンスが生まれやすいのです。
コワーキングスペースの利用に向いている人
コワーキングスペースの利用には、個室で一点集中したいというよりも、他の利用者との交流を重視したい人に向いています。経営者・フリーランスなど独立していて人脈を構築したい、同業者との意見交換がしたいなどの場合に役立つでしょう。
シェアオフィスの特徴
文字通りで、オフィスを企業や人にシェアできるワークスペースのことです。オープンスペースのタイプもあれば、個室タイプも存在します。ただ、実務を行う空間は、個室が多い傾向。つまり、シェアオフィスは個室で作業しやすいことが特徴なのです。
それ以外にも料金体系は豊富であり、固定席を使えるプラン、全設備を利用できるプランなどが用意されています。
シェアオフィスの利用に向いている人
シェアオフィスは、フリーランス・ノマドワーカーなどが向いています。なぜなら、個室なので、静かなスペースで作業に集中できるからです。カフェなどの話し声や物音から、仕事が進まない方には、向いているでしょう。日報・資料作りに専念できない人にもおすすめです。
また、ニーズに合わせた幅広い利用スタイルを検討したいなら、シェアオフィスが向いています。
コワーキングスペースのメリットはオフィス・事務所の経費を削減しながら仕事場を確保できる
次に、コワーキングスペースのメリット・デメリットについてご紹介します。
コワーキングスペースのメリット
コワーキングスペースのメリットは様々です。コワーキングスペースのメリットについて見ていきましょう。
オフィス・事務所の経費を削減しながら仕事場を確保できる
コワーキングスペースなら、事務所の経費を削減しながら仕事場を確保可能です。例えば、事務所を運営していく場合は、「賃貸料・光熱費・通信費・設備費」などの固定費用がかかります。
一方、コワーキングスペースでは、月額制(会員制)で設備や作業スペースなどがあらかじめ用意されているため経費を削減することが可能。また、利用時間で料金が決定する「ドロップイン」という利用形態もあるため、さらに経費削減の工夫ができます。
オフィス・事務所のスペースを削減できる
テレワークが推進されている今、余分なワークスペースの稼働率・規模に合わせたサイズ変更が欠かせません。コワーキングスペースを導入することで、そのサイズ変更が実現できます。昨今の企業の中には、在宅ワーク・コワーキングスペースのみで自社オフィスを持たないスタイルで経営している企業もあります。
オフィス機能やWiFi環境など、インフラが揃っている
本来なら、オフィスを構える場合は、オフィス家具、PC・ネット環境の用意など初期投資が必要。毎月かかる費用もあるため、負担が大きくなりがちです。
しかし、コワーキングスペースでは、オフィス家具・Wi-Fi環境など仕事上で必要なインフラが揃っているため、テレワークの導入にも最適です。
プリンターも自由に使えるなど業務上で不便な点は少なく、なおかつ経費を抑えることが魅力だと言えるでしょう。
会議の場所を確保できる
カフェやファミリーレストランを利用する場合、人数分の席を確保することや騒音などやりにくい要素が少なくありません。コワーキングスペースなら、フリースペース・個室の会議室などが設置されていますので、打ち合わせや会議に最適。また、情報漏洩のリスクも低減できることもメリットの一つです。
コワーキングスペースのデメリット
コワーキングスペースの導入にはメリットが少なくありません。しかし、デメリットも存在するので把握しておきましょう。
周囲で話し声がするので、集中しにくい
コミュニティ形成がしやすいオープンスペースであることが、メリットな反面で周囲の話し声や環境音が気になり、集中できないというデメリットがあります。特に敏感な人にとっては、大きく業務を妨げてしまうこともあるかもしれません。業務によって黙々と作業したいものがある場合、個別ブースを設置しているコワーキングスペースを選ぶのが賢明です。
情報漏洩のリスク
現代では、テレワークが導入されているため、情報漏洩のリスクへの対処が欠かせません。
コワーキングスペースでは、業務以外にスパイウェアや、開放的な構造上からパソコンの盗難・紛失のリスクも考えられます。そのため、通信環境のセキュリティ面、社外への持ち出しルールの改善など、情報漏洩を考慮したうえでの対策が必要です。
ワークスペースの確保
レンタルオフィスと比較してコワーキングスペースの場合、時間を気にせずにすぐにスペースを確保できるとは限りません。予約できていても状況が混雑している恐れもあります。スマホアプリなどで予約状況を確認して、事前チェックを怠らないようにしてください。
新しいビジネスチャンスが生まれやすいコワーキングスペース
ノマドワーカー・フリーランスの方などは、一人で仕事をする時間が大半を占めます。同業者との接点がなくなると、ビジネスチャンスを逃してしまう恐れがあるかもしれません。
コワーキングスペースを利用することで、多種多様な業界の人との交流を増やす機会を生み出すことが可能。また、交流を深めるための室内レイアウトが整っており、休憩場所もあるため、ビジネスチャンスを増やしたい場合はメリットが大きいのです。
さらに、さまざまな交流を通して、スキルアップ・情報交換や新しいビジネスアイデアが生まれる可能性があります。コワーキングスペース主催の交流イベントに参加できることも魅力です。
コワーキングスペースの選び方
コワーキングスペースを選ぶ際は、メリット・デメリットも考慮したうえでワークスタイルに合ったコワーキングスペースを選ぶことが大切です。利用目的を具体化し、以下のような選択基準も持つと良いでしょう。
・個人事業or企業スペースなのか?
・経費の削減になるかで選ぶ
・利用しやすい設備で選ぶ
・通いやすさなど立地で選ぶ
・業務が快適かなど雰囲気で選ぶ
さらに、コワーキングスペースのメリットを活かし、新しいビジネスチャンスを掴みましょう。
今回のまとめ
今回は、コワーキングスペースとシェアオフィスの違いとメリットや、ビジネスチャンスが拡がる理由について解説しました。
コワーキングスペースとシェアオフィスの違いは、オープンスペースで交流を深めやすく、コミュニティ形成がしやすいこと。そのため、新しいビジネスチャンスが生まれやすくなります。また、オフィス家具・WiFi機器・プリンターなど、設備が揃っているので、オフィスの経費も大幅に軽減できるのもメリット。オフィスの経費を大幅に削減したい事業者の方、ビジネスにつながるチャンスを増やしたい人はコワーキングスペースがおすすめだと言えるでしょう。
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