名古屋の賃貸オフィス・事務所・テナント探しなら(株)オフィッコスの「お役立ち情報」ページ

  • TEL
  • TEL

MENU

COLUMN

その他

2021.09.23

全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【山形県】

山の多い地形が特徴的な山形県は、食の玉手箱とも呼ばれ、なかでも山形市の中華麵の支出金額は全国平均より3倍近いというデータもあります。ラーメン店舗数も多く、2017年度には10万人あたりの店舗数日本一を誇るほど。また、地形を生かしたレジャーとしてスキー場や温泉などのレジャー産業にも力を入れています。今回は、その中でも県庁所在地である山形市にスポットをあて、貸店舗・テナントの需要と家賃相場について解説します。

【目次】
1.山形県の基本情報と地域ごとの特色
2.山形県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.山形市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

山形県の基本情報と地域ごとの特色

東北地方でも南西部に位置する山形県は山がちな地形が特徴的で、蔵王や月山といった日本百名山に数えられる山々が連なっています。江戸時代に、松尾芭蕉が「奥の細道」の工程内でその3分の1を山形県で過ごしたことも有名です。人口は1,057,762人(令和3年7月1日現在)で、1960年を最高に年々減少傾向にあります。果樹王国として名高く、高級ブランド「佐藤錦」の名産地。これ以外にも、りんごや西洋なし、ブドウ、スイカ、メロンなどの生産が盛んです。
また、つや姫や雪若丸などのブランド米や山形牛、日本酒の産地としても有名。工業の県としての側面も持っており、なかでも電気機械器具製造業が盛んです。他の製造業と比較すると、事業者数、出荷数ともに高い比率を占めています。雄大な自然に恵まれているため、蔵王温泉スキー場、天元台高原、湯殿山スキー場など冬のレジャーも人気。温泉王国でもあり、すべての市町村から温泉が湧き出ている珍しい県で、県内には90近くもの温泉地が存在します。

山形県における貸店舗・テナント需要の傾向は?

山形県では、平成25年度には中心商店街の空き店舗率が15.5%であったものが、令和元年には8.4%と大幅に改善。まちなか再生支援事業を施策とした新規出店が功をなしたともいわれています。また、空き店舗を有効に活用してもらおうと山形県も「中心市街地等活性化計画づくり支援事業」や「中心市街地等活性化計画実行支援事業」などを中心とした補助金制度を導入。
令和2年度の出店事業の進捗状況をみてみると、相談件数は延べ209年にのぼり、実際に6店舗ほどが出店しています。業種は、飲食業や物販小売業、医療に付帯するサービス業など実に様々です。相談件数からみても、出店するために空き店舗やテナントを必要としている事業者は多いということが分かります。

山形市における貸店舗・テナントの家賃相場は?

山形県の県庁所在地である山形市の貸店舗やテナントの相場をみてみると、坪あたり6,000~9,000円程度の物件が多いようです。相場よりも安い坪4,000円代の物件も比較的あり、最も安いものだと坪4,000円前後で築49年。無料駐車場が4台設置されたお得な物件。築年数が新しいものだと2020年12月新築の坪9,300円程度の物件で、内装がスケルトン状態なので自由にカスタマイズできるのがメリットでしょう。
リフォームやリノベーション済の案件も複数ありました。初期費用としてかかってくる敷金や礼金、保証金ですが、多くの物件が敷金のみで礼金や保証金が不要のものもあるため、トータル費用としてどのぐらいかかるのかを考えておくといいでしょう。冷暖房ありの物件や24時間利用可能なものなど、それぞれの物件で特徴があるため、事前にしっかりと確認することをおすすめします。

今回のまとめ

山形県の現状を見ると、空き店舗やテナントに補助金事業で事業者を誘致しようとする施策も多く、お得に物件を借りることができそうです。他サイトで調べてみると、現状59件の空き店舗やテナントがありました。家賃相場も抑えられており、礼金不要という物件が多いなど借主にうれしい料金体系になっている物件も多くみられます。ただし、住居用に借りる物件とは目線を変え、ターゲットに応じた空き店舗やテナントを探すことが大切です。また、物件の契約時にあたっては、必ず内覧を行い、周辺環境や共用部分の確認もしっかりと行うことをおすすめします。

TOP TOP

TOP