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2021.05.18

オフィス・事務所でできるSDGsへの取り組み

ここ数年、「SDGs」という言葉を耳にする機会が増えたかと思います。2015年に国連サミットで採択されて以来、世界的に行われている取り組みです。先進国・発展途上国を問わず、世界全体で進めるものであり、日本でも積極的な取り組みが求められます。多くの日本人が1日のうち長時間を過ごすオフィスにおいても、SDGsに向けた取り組みが必要ですが、どのような取り組みが実現可能なのでしょうか。

【目次】
1.SDGsとはどのような取り組みなのか?
2.オフィスでできるSDGsの取り組みとは
3.今回のまとめ

SDGsとはどのような取り組みなのか?

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」を略した言葉で、日本では「持続可能な開発目標」との言葉で知られています。継続しやすい取り組みで、2030年までにより良い世界を目指すグローバル目標です。貧困や飢餓をなくす、海や陸の豊かさを守る、住み続けられる街づくり、産業と技術革新の基盤づくりなど、17の目標が掲げられています。目標同士が繋がりを持っていることで、相乗効果が期待できるのです。
さらに、169のターゲットと232の指標が定められ、「誰一人取り残さない」を理念として活動が行われています。実施期限が2030年までと決まっていることで、目標を立てやすく実行力も強められるのです。

オフィスでできるSDGsの取り組みとは

企業やオフィスにおいても、SDGsを取り入れる動きが活発化しています。世界の人々のためにできる取り組みは何なのかを、各企業が模索し、暮らしを向上させるための施策をビジネスに取り入れているのです。具体的に紹介しましょう。

使い捨て製品を減らす

コーヒーを提供するのに、プラスチックカップから紙コップへ変更したうえ、プラスチック製のストローも紙製に変更した大手コーヒーチェーンがあります。牛乳パックのリサイクルにも取り組むことで、二酸化炭素の排出量を減らす、海洋プラスチックごみの量が増えるのを防ぐなどの目標を掲げているのです。同じように、オフィスで飲み物を飲むとき、プラスチックや紙コップではなくマイカップを利用するだけでも、ごみを減らせるようになります。

廃材を再利用して商品を作る

限りある資源を活用することも、SDGsにおける取り組みのひとつです。珍しい例としては、高速道路で使用されている横断幕が使用期限を過ぎたのち、トートバッグの材料として使われるというものです。ドライバーに工事情報や安全喚起を知らせる横断幕は、ターポリンという素材でできており、雨風にさらされているため耐久性がとても高い特徴を持っています。デザイン性も相まって、発売から数年経った今でも高い人気を誇ります。

女性が均等に働ける環境づくり

介護や育児などの理由で、出勤が難しいこともあるでしょう。この場合でも、自宅にいながらオフィスと同じ環境で業務に取り組めるように、ICTの活用を強化する動きが見られます。ジェンダー平等の実現に向けて、関心が高まっている取り組みです。

災害時に備えたインフラの構築

日本では、地震や台風などの自然災害が多数発生しています。さらに、新型コロナウイルスの影響で、事業の継続に対する重要性が注目されるようになりました。通信インフラを整備・構築することで、企業の業務が滞ることなく進められるのです。

オフィスに緑を増やすことでエコに繋げる

オフィス環境を向上させるために、オフィス内に緑を導入する企業が増えています。このとき、ウッドチップに間伐材を使ったり、水力発電・ソーラー発電などを取り入れたりすることで、電力消費を抑えているのです。

今回のまとめ

SDGsは、難しく考える必要はなく、誰でも簡単に取り組めるものから始めるのが大切です。資料のペーパーレス化や、使っていない部屋の電気を消灯するなど、すぐできることから始めてみましょう。

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