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COLUMN

オフィス環境の作り方

2020.12.24

オフィス・事務所でペットを飼おう!ペットと飼うときの注意点

社員のストレスを少しでも和らげようと、オフィスで動物を飼う「企業ペット」が、日本でも増えつつあります。ペットは、昔から癒しの存在として人間と共存してきました。現在では、アニマルセラピーの効果を期待して、病気の治療にも取り入れられているほどです。オフィスでペットを飼うには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

【目次】
1.企業ペットがもたらす効果とは
2.企業ペットがいる日本の事例とは
3.企業ペットを飼うときに注意することとは
4.今回のまとめ

企業ペットがもたらす効果とは

1日の大半を過ごす事務所にペットがいるということは、1日のうち多くの時間をペットと過ごすことを意味します。このことで、人間にどのような効果がもたらされるのでしょうか。

人間の健康に好影響を与えてくれる

ワンちゃんや猫ちゃんを抱っこしたりタッチしたりして、コミュニケーションをとることで、コルチゾールというストレスホルモンの分泌が抑えられます。こうなると、血圧が下がり、精神的に落ち着くと言われているのです。また、海外の研究結果で、オキシトシンというホルモンの分泌が増えることが発表されていますが、オキシトシンはストレスを軽減する作用を持っているとされます。
リラックス効果もあるので、仕事でイライラしたときなどに緊張をほぐしてくれることも多いかと思います。休憩中に、ペットと散歩をすることで、運動不足の解消に役立った例もあり、ペットがいることで人間が心身ともに健康になるきっかけを作ってくれるのです。

社員同士のコミュニケーションのきっかけになる

普段はあまり話さない社員同士でも、動物の話になると話題が尽きないという場面はたくさん見受けられます。ペットを飼っていると、職場の雰囲気が良くなり、笑顔と会話が増えたと感じる人は大勢います。また、顧客や取引先との話題にものぼりやすく、話が円滑に進むこともあるでしょう。

生産性が向上する

企業の中には、社員が飼っているペットを連れてくるのを認めている所があります。この際、ペットを連れてくる社員の中には、仕事の集中力が上がったり、欠勤が減ったりしたなどの効果が出た人がいるそうです。自宅にペットを置いてくると、様子が分からず不安になりがちですが、すぐ近くにいればこの不安を取り払うことができます。

企業ペットがいる日本の事例とは

日本の企業でも、ペットを飼っている事例が増えています。例えば、社員番号0番の社員犬がいるIT企業があったり、ヤギやアルパカを飼っている人材派遣会社があったりと、大変ユニークです。また、捨て猫をオフィスで引き取って育てている企業や、看板猫としてホームページで広報活動をする猫など、ペットも企業の一員として活躍しているのです。

企業ペットを飼うときに注意することとは

企業でペットを飼う時には、オフィスビルの規定でペットを飼ってもいいかどうか、管理会社の承諾を得ないといけません。
職場に動物アレルギーの人がいないか、お世話をするスペースや餌・予算などはきちんと確保できるか、動物の保険に加入しているか、ワクチンや去勢などの処置は行っているかなど、確認する事項はたくさんあります。そして、誰がお世話をするのかという点も、ルールを決めておく必要があります。できれば、特定の人だけでなく、輪番制などで公平に役割を担っていくと良いでしょう。

今回のまとめ

条件さえ満たせば、オフィスでペットを飼うことは、それほどハードルが高いものではありません。ペットに癒され、仕事がはかどるメリットは、ぜひ体感してみたいものです。

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