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COLUMN

オフィス環境の作り方

2020.11.27

オフィス・事務所でできるコロナ対策「執務室」編

多くの社員が密集するオフィス空間の、新型コロナウイルス感染リスクが懸念されています。今回は、オフィス・事務所の執務室内で可能なコロナ対策をご紹介します。

【目次】
1.座席レイアウトを変更する
2.パーティションやロールスクリーンを設置する
3.自動点灯照明に切り替える
4.ドアを非接触化する
5.フットペダル式またはセンサー開閉式のゴミ箱に交換する
6.十分な換気量となっているか確認し、調整する
7.今回のまとめ

座席レイアウトを変更する

在宅勤務へのシフトを進めて出社する社員数を減らせば、執務室内にもゆとりが生まれます。着席時に隣り合わせとならないよう1席ずつ間隔をあける、向い合わせとならないように着席するなど配慮することで、飛沫感染リスクを下げられます。
また、コミュニケーションが活性化し、部署の垣根を超えたコラボレーションも生まれやすくなるといわれるフリーアドレスですが、多数の人がデスクなどを共有して入れ替わり立ち替わり接触することになってしまうため、コロナ対策の観点からは推奨されません。

パーティションやロールスクリーンを設置する

社員同士の距離をあけるのが最善とはわかっていても、フロア面積と人員数が変わらない以上難しいことも多いのが実情です。
一般的な島型のデスクレイアウトを変更できない場合に向いているのが、デスクとデスクの間にアクリル製のパーティションやビニール製のロールスクリーンなどを設置する方法です。オフィスデスクのオプションパーツとして通常出回っているパーティションでももちろんよいですが、アクリル製やビニール製のもののほうが費用面での負担が軽く、また、透明な仕切りですので圧迫感も少ない点がメリットです。

自動点灯照明に切り替える

フロア全体としての照明は、基本的に常時点灯というオフィス・事務所は多いですが、会議室などの個別スペースは利用の都度照明をON/OFFすることがほとんどではないでしょうか。人感センサーなどを使ったスイッチレス方式の照明にすれば、接触感染のリスクそのものだけでなく、スイッチパネルの消毒作業の手間も省けます。

ドアを非接触化する

ドアハンドルは、出入りするたびに触れる箇所であるため、接触感染のリスクが高いといわれています。
自動ドアの導入が難しくても、足で開閉できるようにするフットハンドルや、腕や肩などを押し当てて開閉できるようにするアームハンドルを取り付けるという方法があります。手指で触れる必要がなくなり、感染リスクの低減を期待できます。また、両手に荷物を持った状態などでも楽にドアを開けられる便利さもあります。既存のドアに取り付けるだけですので、導入しやすい対策といえます。

フットペダル式またはセンサー開閉式のゴミ箱に交換する

オフィス内のゴミ箱がプッシュ式の場合、手指で触れずに済むフットペダル式もしくはセンサー開閉式のゴミ箱に取り替えるのもよいでしょう。

十分な換気量となっているか確認し、調整する

飲食店などではもはやこれが常態となっているような感もある窓の開放ですが、オフィスでは、騒音の問題があったり、そもそも開閉できないFIX窓であったりと、窓を開け放っての換気が難しいケースも少なくありません。こういった場合、換気は空調頼みとなりますので、換気方式や給排気口の位置を確認し、必要に応じて調整しましょう。

今回のまとめ

在宅勤務への切り替えが進んでいるとはいえ、オフィスの執務室内には一定数の社員がいるのが一般的です。
社員を守ることができるよう、座席レイアウト変更やパーティションやロールスクリーンの設置、自動点灯照明への切り替え、ドアの非接触化、手を触れずに済むタイプのゴミ箱への交換、換気量の確認・調整など、きちんとコロナ対策を講じることが大切です。

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