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COLUMN

オフィス環境の作り方

2020.11.26

オフィス・事務所でできるコロナ対策「エントランス」編


オフィスビルの中でも不特定多数の人が出入りする場所であるエントランスでは、コロナ対策としてどのようなものが考えられるでしょうか。
今回は、オフィス・事務所でできる新型コロナウイルス感染対策のうち、特にエントランス向けの対策についてご紹介します。

【目次】
1.スクリーニング
2.パーティションの設置
3.手指消毒剤の配置
4.入口の自動ドア化
5.非接触ボタン式エレベーター
6.今回のまとめ

スクリーニング

オフィスの入口であるエントランスでスクリーニング(体温検知による選別)を行うことは、ウイルスの侵入を防ぐ対策の初手といえるでしょう。感染の恐れのあるなしを体温だけでふるい分けられるわけではありませんが、少なくとも発熱中の人を内部に入れないという目的は達成できます。
たとえば歯科医院や保育施設など、出入りする人数がそこまで多くなく、常時人を配置できる場所では、非接触型の体温計で一人ひとりを検温するという方法を取っているところも見受けられます。しかし、従業員はもちろん、取引先の担当者、配達業者など多くの人が出入りするオフィスのエントランスの場合、専用の機器を設置してのスクリーニングが現実的でしょう。

パーティションの設置

訪問者が真っ先に立ち寄る場所が、受付カウンターです。挨拶したり、尋ねたりといったやり取りが発生する場所だけに、飛沫感染のリスクの高さを考えれば、とりわけ対策を講じるべき場所といえるでしょう。
ロボットによる自動受付も一案ですが、サービス品質、費用の問題などさまざまな事情により導入は簡単ではないのが実情です。そういった問題の伴わない、比較的容易に実践できる対策が、アクリル製(もしくはビニール製)のパーティションです。多くの医院や店舗などで見られるようになっていますが、「対外部の最前線」ともいえるオフィスの受付カウンター向けコロナ対策にも適しています。
声の通りが若干悪くなり、通常よりも大きめの声ではっきりと発声しないとうまく伝わらないという難点はあるものの、透過性は非常に高く、相手の顔が見えづらいといった問題はまずありません。

手指消毒剤の配置

ウイルスは、外部の人を介して拡散するとは限りません。オフィス内でのウイルスの飛散や増殖を防ぐためには、何より従業員自身がウイルスを持ち込まないようにする必要があります。アナログではありますが、すぐには手洗いできない場所に手指消毒剤を置いておくことは、推奨される対策といえるでしょう。

入口の自動ドア化

換気のために正面入口を開け放っているエントランスも少なくないでしょう。しかし、風雨の強い日などにはそうもいきません。押して入る式の手動扉では、たとえエントランスに手指消毒剤が置いてあるとしても、まずエントランスへ入るために消毒前の手で扉のハンドルに触れる必要があります。
こうした接触感染リスクを下げる方法として、入口ドアを自動ドアにするのも有効です。ドア交換にはそれなりに大がかりな工事が伴いますので、気軽な対策とはいえませんが、モノへの接触を確実に減らせる方法の一つです。

非接触ボタン式エレベーター

エレベーターでは、希望階数のボタンにどうしても触れることになりますが、赤外線センサーによるタッチレス操作が可能なエレベーターの導入で解決できます。コロナ対策としてではなく、衛生面での配慮が必要な施設(病院、高齢者福祉施設など)での利用を想定して開発・製造されたものとのことですが、コロナ対策にもなるとしてオフィスビルからも注目されています。
こちらも手軽に採用できるという性質の対策ではありませんが、特に高層ビルなどエレベーターの利用頻度が高い場所であれば、検討してみる価値はあるでしょう。

今回のまとめ

コロナ対策の見地からは、オフィスへの入口であるエントランスは“砦”の位置づけです。スクリーニング、パーティションの設置、手指消毒剤の配置、自動ドアや非接触ボタン式エレベーターの導入などが対策として挙げられます。

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