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名古屋のオフィスマーケット事情「金山」エリアの現在の状況と今後の動向
名古屋は全国的に見ても日本国内の3大ビジネスエリアに属しており、オフィスマーケットは常に活発化しています。名古屋駅の周辺の丸の内や伏見、栄などのエリアがビジネスが盛んな街として有名ですが、近年、名古屋のオフィスマーケットの中でも金山駅周辺のエリアが注目されています。
金山エリアは、交通アクセスが非常に良く、商業施設が十分に整っているため、ビジネスパーソンにとって過ごしやすい街であると言えます。今後もオフィスマーケットや住宅街も発展していく可能性もあり、既に有名企業の支店がいくつもあるように、名古屋市内にオフィスや店舗を構える際は、ぜひ検討したいエリアの一つです。
名古屋「金山」の街の特徴
金山エリアは、金山駅周辺のエリアであり、名古屋駅に次いで数多くの鉄道路線が乗り入れており、交通アクセスが非常に良い街です。JR東海道本線や中央本線、名古屋鉄道や地下鉄名港線など、全部で5路線が通っており、中部国際空港のセントレアまで乗り入れるミュースカイも通っているため国内外問わず様々な人が訪れます。
また、金山エリアには大型商業施設がいくつもあり、ショッピングセンターだけでなくアパレルショップや居酒屋、カフェ、複合商業ビルなども点在しており、普段の買い物で不便さを感じてしまうことも一切ありません。
そして、金山駅から少し外れたエリアでは静かな住宅街も広がっており、他の名古屋の主要エリアと比較をしても、仕事だけではなく住む街としても注目されています。今後、オフィス街としても住宅街としても発展していく可能性の高いエリアになることから、土地の価値が非常に高くなることが予想されています。
「金山」のオフィスの空室率や賃料の推移
名古屋のオフィスマーケットで注目されている金山エリアでは、オフィスの空室率は規模により差が出ていますが、小規模であれば4%半ば台、中規模は4%程度、大規模は5%台後半になります。この数値は2024年2月のデータですが、2023年10月時のデータよりも空室率は低くなっており、それだけ数多くの企業が注目していることは分かります。
また、賃料に関しては、坪単価123,000円台から137,000円の範囲が多く、2023年10月とのデータの比較では、1坪当たり2,000円程度の上昇となっています。オフィスの需要は確実に上がっており、賃料が高くなっても空室率が下がっていることが主な理由になります。
具体的な賃貸オフィスの事例では、約17坪で15万円程度、約28坪で33万円程度、高額なオフィスは約53坪で93万円程度など人気エリア故に高めに推移しています。一方で、小規模ビルや駅から少し離れた位置のオフィスビルの場合では、約10坪で8万円程度、約14坪で9万円程度で借りることができる物件は数多くあります。
今後も空室率は下がり続け賃料は高めに推移する可能性はありますが、賃貸オフィスの場合は築年数にも影響されるので希望する物件は探せます。
オフィス街「金山」の今後の見通し
名古屋のオフィス街として有名な金山エリアは、名古屋市中区と熱田区を含むエリアになり、電車や地下鉄が5路線も乗り入れをしていることや、中部国際空港を結ぶミュースカイも含んでいることから、今後も発展を続けるエリアとなる要素は整っています。金山駅周辺のエリアの人口が増え続けていることや、大型商業施設も充実しており、オフィス街としての発展だけに留まらずに商業関係も発展を続ける可能性も十分にあります。
また、金山エリアのオフィス街は古い建物もあるものの、2010年以降に建設された比較的新しく大規模なオフィスビルがほとんどであり、今後も同じように大型オフィスビルの建設にも期待できます。その背景には名古屋の金山エリアは抜群の交通アクセスと空港が近いことや、東京から関西・九州エリアまでの拠点となる好立地にあることもあげられます。ビジネスパーソンにとって働きやすい条件が揃っているため、数多くの企業が営業拠点地として注目しており、今後ますます発展していく街であると言えます。
今回のまとめ
金山エリアは、国内屈指のオフィスマーケットとして成長しています。実際にオフィスビルの空室率も下がっており賃料は上がっています。金山エリアがオフィスマーケットとして注目される背景には、交通アクセスの良さや閑静な住宅街がある点など様々であり、現在では国内外問わず様々な人々が訪れるため数多くの企業がオフィスや店舗を構えています。
また、エリア内にはオフィスだけではなく大型商業施設や飲食店がいくつもあり、ビジネスでも実生活でも不便さを一切感じないことも人気の理由です。東京からのアクセス、大阪や九州へのアクセスの良さも注目されている理由になります。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
Vol.116 コロナ禍後のオフィスマーケットと名古屋の課題 -東京の高コストと福岡の力強さを意識して- – 加藤義人の東海創生コラム (toukaisousei.com)