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オフィス環境の作り方

2023.03.13

賃貸オフィスで起こる不満と改善ポイント~女性編~


賃貸オフィスをより働きやすい空間に変えるためには、多様な観点から対策を講じることが大切です。とりわけ女性ならではの観点からは男性が気づかない改善ポイントを見つけられることも多く、日々の業務のなかで女性社員が感じている不満にも積極的に耳を傾けることが求められます。一方、賃貸オフィスにおいて環境を改善するためのポイントは多岐にわたるため、いくつかのカテゴリーに分けて改善ポイントをリストアップすることも重要です。
ここでは、「清潔感・衛生面」「空調・エアコン」「建物の老朽化と造り」の3つのカテゴリーにおける女性視点での不満・改善ポイントについて解説します。

女性視点の「オフィスの清潔感や衛生面」の不満と改善ポイント

女性視点でオフィスを見た場合に発見されやすい改善ポイントが、清潔感や衛生面に関するものです。とりわけ以下のポイントは多くのオフィスにおいて改善点として挙げられていることから、まずは現状を確認してみましょう。

主要業務を行うオフィスの清潔感に要注意

主要業務を行うオフィスのデスク周りや商談スペースなど、女性だけにしか見つけられない改善ポイントが潜んでいます。例えば、オフィスのエントランスに傘や宅配の荷物が置かれたままでは、来客の印象も良くないでしょう。清潔感のある環境には、物が整理整頓されていることも重要です。
個々の社員のデスク周りでも、書類の整理や文房具などの小物類を収納し、無駄なものがない方が清潔感だけでなく作業効率アップも期待できます。オフィス全体の清潔感は、カーテンやパーテーション、観葉植物などのインテリアを一新する方法でも改善が可能です。明るくて清潔感のあるオフィスは、働く意欲を向上させ、来客の印象も良くなります。業務効率の向上を目的とする環境改善においても、女性社員の声を積極的に反映させることが効果的です。

来客対応をする空間の環境作りでも女性の声を積極的に取り入れるのが効果的

オフィスにおける清潔感や衛生面の課題について考える際には、それらが社外から訪れる人に与える印象についても考慮しなければなりません。例えば来客対応をするための応接室においては、机や椅子だけでなく、エントランスや廊下などが汚れていたり、見える場所のゴミ箱が溢れていたりすると、確実に悪い印象を与えてしまいます。来客に限らず、社内で働く人にとっても、これらの問題は放置していては良い環境とは言えません。来客対応をする受付なども含め、女性社員がよく目にするような場所や気づきやすいポイントが、働く環境を良くするためのポイントにもなり得るのです。第一印象にもなる受付やエントランスの清潔感を出すために、こまめに掃除をすることはもちろんですが、ゴミ箱を蓋つきのものに変える、照明を工夫する、オフィスチェアや家具などを統一するなどの方法も挙げられます。

トイレの清潔感は絶対不可欠

清潔感を重視した場合に改善ポイントが見つかりやすい場所の一つがトイレです。トイレはほとんどの社員が毎日のように使用する場所であることから、清潔感を維持するための取り組みは毎日継続して行わなければなりません。
特に、女性用トイレは化粧室として、身だしなみを整えたり歯磨きしたりなど、男性に比べると滞在時間が長くなる傾向にあります。トイレが清潔であれば衛生面も安心でき、快適になるでしょう。水回りもこまめに掃除することが、清潔を保つポイントとなるため、掃除用品などを準備しておくのも改善策になります。可能であれば、十分な明るさの照明や消臭効果のあるクロス、掃除のしやすい床材など、デザインと機能性のあるものへ変えることも清潔感に繋がります。

休憩室や給湯室などの食事に関連するスペースも清潔感が大事

男性の視点で見た場合に改善ポイントを見逃しやすいのが休憩室や給湯室などの食事に関連するスペースです。一般的に女性は男性以上にこれらの食事に関連するスペースに清潔感を求めており、女性ならではの改善ポイントを見つけられることもあります。
例えば共用の電子レンジやコーヒーメーカーなどの清潔感に対しては女性のほうが敏感な傾向があり、食品を扱う場所や器具は汚れやすいです。食べ残しや飲み残しなどを放置しておくと衛生的にも悪いため、給湯室を清潔に使うためのルールなどを決めておくのもひとつの方法です。電子レンジが汚れた場合は使い捨てのペーパーでふき取る、生ごみはその日のうちに処分するなど、決まり事を共有することで清潔感を保てます。

女性視点の「オフィスの空調設備やエアコン」の不満と改善ポイント

女性がオフィスにおいて不満を感じやすいポイントとして「臭い」も挙げられます。オフィスにおける不快な臭いには空調設備やエアコンに関連するものが多く、具体的には以下のポイントに注意することが必要です。

空調設備・エアコンから排出される臭いに要注意

オフィスでは空調設備やエアコンから排出される臭いが室内に充満してしまっていることも珍しくありません。空調設備やエアコンから排出される不快な臭いは、故障だけでなく機器内に発生したカビを原因とするケースもあり、まずはその原因を特定する必要があります。
これらの機器から排出される不快な臭いは機器そのものの修理やフィルターの清掃によって解消可能です。しかし、一般的な家庭用のものとは異なり、オフィスで使用されている空調設備やエアコンはフィルター清掃程度でも専門的なスキルが必要となることが珍しくありません。これらのことから、オフィスでは空調設備やエアコンの点検を定期的に専門業者へ依頼するのがおすすめです。

たばこの臭い対策も重要

一般的に喫煙者は男性のほうが多く、女性社員は男性社員が気づいていないたばこの臭いに対しても不満を感じていることが珍しくありません。喫煙者のたばこ臭は喫煙中だけでなく喫煙をした後も衣服に残っていることが多く、その臭いがオフィス内に充満してしまうこともあります。
オフィスにおけるたばこの臭い対策は、分煙対策と分けて考えることが必要です。例えば喫煙所を屋外に設けたとしても、上述したようにその臭いは衣服に付着した状態で室内に持ち込まれてしまいます。したがって、喫煙者がいる職場では臭いを室内に持ち込まないためのルールを設ける、喫煙場所を考慮して空調設備の設置場所を決定することも環境改善において不可欠です。

季節ごとに最適な対策を講じることも大切

オフィス内で生じる臭いにかかわる問題は季節によっても変化します。例えば夏場は高温多湿な天候、冬場は乾燥によって不快な臭いが発生するケースが多く、その原因に応じた対策を講じなければなりません。
これらの季節ごとに異なる不快な臭いの問題も空調設備やエアコンの性能、設置場所次第で改善できることがあります。したがって、オフィスにおいてこれらの機器を導入する際には年間を通じた使用方法をシミュレーションしておくと良いでしょう。

消臭機能を搭載した空調設備やエアコンを導入するのも効果的

今日ではオフィス向けの空調設備やエアコンの多機能化も進んでおり、オフィス内で生じている問題は特定の機能が搭載された機器を導入することで解消できることもあります。例えば上述したようなたばこ臭や季節ごとに原因が異なる不快な臭いは、消臭機能を搭載した空調設備やエアコンを導入することで改善できるかもしれません。このことから、オフィスで空調設備やエアコンを導入する際にはその性能をよく比較することも大切です。

女性視点の「オフィスの建物の老朽化や造り」の不満と改善ポイント

オフィス内で環境改善を図る際には、建物の老朽化やその造りに起因する改善ポイントをリストアップすることも大切です。そして、この点においても女性ならではの視点だからこそ見つかる改善ポイントは少なくありません。

老朽化した建物では女性の不満も溜まりやすい

オフィスにおいて女性が感じやすい不満や改善ポイントには、オフィスや建物そのものの老朽化や構造に関するものも少なくありません。とりわけ老朽化した建物内では業務にかかわる利便性においても改善ポイントが生じることが多く、その対策においても女性ならではの意見を取り入れる必要があるのです。

老朽化した建物における見た目の問題

老朽化した建物では見た目の問題が生じやすくなります。具体的には壁紙や床材などの内装の変色、剥がれなどが生じやすく、これらはオフィスの清潔感を損なう要因となるのです。
また、トイレをはじめとする清潔感が損なわれやすい箇所ではこのような見た目の問題が生じることで清潔感がさらに損なわれてしまうことも珍しくありません。このような改善ポイントは女性のほうが気づきやすいことから、その対策においても女性の声を取り入れることが必要です。

老朽化した建物における設備の問題

老朽化した建物では設備にかかわる問題が生じることもあります。例えば上述した空調設備やエアコンは建物の老朽化に伴ってその機能が低下してしまうことも珍しくありません。具体的には室内の温度管理や不快な臭いの解消といった機能が正常に動作しなくなってしまうことから、そこで働く人たちは不快に感じることが多くなってしまうのです。
また、建物の老朽化に伴うエアコンなどの設備の劣化は光熱費はじめとするコストの高騰の要因にもなります。これらの複数の問題が生じることから、建物の老朽化についてはそれに伴う設備の老朽化による影響も考慮して講じるべき対策をよく検討することが必要です。

建物の造りに関する問題

オフィスでは建物の造りに起因する改善ポイントが生じることもあります。例えば建物の造りはオフィス内における動線にも影響を与えるため、業務内容によってはこれが原因となって業務効率が低下してしまうこともあるのです。また、建物の造りはそこで働く人の安全を保証する上でも重要な要素となり、この点でも女性の声を取り入れた対策を講じる必要があります。

安全面にも配慮したリフォームが必要となることも

建物の老朽化と造りが原因となって生じる改善ポイントには、「安全」に関するものが多いという共通点があります。安全性を高めるためにこれらのポイントに関して改善を図る場合にはリフォームも選択肢のひとつとなることを覚えておくと良いです。ただし、賃貸オフィスの場合、無断でのリフォームはできないことから、費用負担なども含めて所有者にご相談をすると良いでしょう。

今回のまとめ

「働きやすいオフィス」の定義は人によって異なり、現状に関して感じている不満も人によって異なります。とりわけオフィスにおいてはさまざまな要因によって改善ポイントが生じていることが考えられるため、それらをリストアップする際や具体的な対策について検討する際には男性社員だけでなく女性社員の声にも耳を傾けることが重要です。
オフィスにおいては改善ポイントが生じる箇所も多岐にわたります。まずは「トイレ」「休憩室」「空調設備」などのカテゴリーごとに改善ポイントを挙げていき、働きやすいオフィスを目指してみてはいかがでしょうか。

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