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2023.02.10

賃貸オフィスと自宅のどちらが働きやすい?企業視点で考えることが大事


起業する際に、賃貸オフィスを借りるか、自宅を職場にするか迷う人も多いのではないでしょうか。それぞれにメリットがあるので、仕事内容や業種に応じて選択するのがおすすめです。
ここでは、企業視点で賃貸オフィスと自宅のどちらが働きやすいのか、それぞれのメリットやデメリット、注意点について詳しく解説します。職場探しを始める際にぜひ参考にしてみてください。

起業時に賃貸オフィスを借りておけばプライベートな時間を保ちやすくなる

起業時に賃貸オフィスを仕事場にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。賃貸オフィスは働くことに特化しているだけあって、自宅やレンタルオフィスにはない、様々なメリットがあるのです。ここでは、起業時に賃貸オフィスを借りておくメリットを詳しくご紹介します。

仕事とプライベートな時間を明瞭に区別できる

賃貸オフィスで起業すると、仕事とプライベートな時間を明瞭に区別できます。自宅を仕事場にする場合、家族の出入りや生活音などで仕事に集中できないこともあるかもしれません。
しかし、賃貸オフィスでは自宅という生活空間から切り離され、独立したオフィスで仕事に集中できるため、オンとオフの切り替えもスムーズです。自宅と仕事場が同じだと、仕事の効率が下がってしまう、自宅では仕事に集中できない、プライベートと仕事は明確に区別したいという場合に適しています。顧客をオフィスに迎えることが多い場合も、賃貸オフィスに来客スペースを設けることで、生活情報を知られずに済むのもメリットです。

個人情報保護やセキュリティの面でも安心

賃貸オフィスを仕事場にする場合、個人情報保護やセキュリティ面でも比較的安心できます。自宅では、会社に比べてセキュリティ対策が弱い傾向にあり、万が一個人情報や企業の機密情報が漏洩してしまった場合、会社の信用が問われるからです。賃貸オフィスでは、防犯カメラや金庫の設置、社内ネットワークでのセキュリティ対策など企業レベルで対策を行いやすいため、顧客にとっても自宅オフィスより安心でしょう。
また、レンタルスペースやレンタルオフィスなども選択肢に挙がりますが、場所によってはパーテーションで区切られている簡易的なスペースや、他の会員、利用者のスペースが隣接しており、会話などの情報が漏れてしまいかねません。賃貸オフィスでは部屋が壁で区切られていることが多く、防音、遮音効果も高いため、情報保護に強いです。

内装やレイアウトの自由度が高まる

自宅やレンタルオフィスと比べて、賃貸オフィスでは建物の内装やレイアウトを自由に決めやすいのがメリットです。一室を丸ごと自社空間にできるため、業務効率や使い勝手、従業員数、企業イメージに合わせて内装やレイアウトを自由に工夫できます。

顧客からの信頼度が高まる

賃貸オフィスは自宅やレンタルオフィスと比較して、顧客からの信頼度を高めやすいというメリットがあります。オフィスビルの雰囲気や第一印象、オフィスの住所が企業のイメージに直結するため、場所やオフィス選びは重要です。
自宅以外の仕事場の候補として、レンタルオフィスやレンタルスペースを検討する場合もあるかもしれません。レンタルオフィスなどは、賃貸オフィスよりも安く、家具などを揃えなくても利用できますが、その反面、賃貸オフィスを利用するよりも信頼性という面では劣ってしまいます。駅近などビジネスの拠点として、利便性の高い一等地にオフィスを構えることができれば、企業イメージの向上や顧客からの信頼にも繋がるでしょう。経済的に可能であるならば、賃貸オフィスの利用も検討してみる価値はあるはずです。

起業時に自宅を仕事場にするメリットは?どの業種なら自宅で仕事が可能?

起業時に自宅を仕事場にするメリットには、一体どのようなものがあるのでしょうか。また、自宅で仕事をすることが可能な業種についても事前に知っておきたいところです。ここでは、それぞれを詳しくご紹介します。

自宅を仕事場にするメリット

起業時に、自宅を仕事場にするメリットを確認しておきましょう。

ライフスタイルに合わせて働ける

自宅を仕事場にすると、ライフスタイルに合わせて働きやすいのがメリットです。例えば、子育て中であれば、保育園や幼稚園のお迎えも、職場の状況に左右されずに自分の都合に合わせて行くことができます。
この他にも、買い物や掃除、家事、介護、お出掛け、用事などプライベートな用事とのバランスを取りやすく、ライフスタイルに合わせて無理なく働けるのが魅力です。

イニシャルコスト、ランニングコストの節約

起業時に自宅を仕事場にすると、イニシャルコストやランニングコストを節約できます。オフィスを賃貸で借りる場合には、イニシャルコストとして敷金や礼金、保証金の他、机や椅子、棚などの備品にコストがかかるでしょう。
また、ランニングコストとして月々のオフィスの賃料や光熱費などがかかります。自宅が仕事場であれば、これらのコストを別途で払う必要がないので、コスト削減が可能です。

時間の節約になる

自宅を仕事場にすると、時間の節約に繋がります。自家用車や公共交通機関を使って、職場まで移動する必要がないからです。また、交通渋滞に巻き込まれることもなく、遅刻をすることもありません。昼休みに外食をする、昼食を買いに行くなどの時間も節約できます。

自宅で仕事が可能な業種

自宅を仕事場にするメリットがわかったところで、自宅で仕事が可能な業種をご紹介します。

コンサルタント業

コンサルタント業は、企業や個人からの依頼で、経営などについての相談、アドバイスを行います。オフィスを構えなくとも、通信環境やデバイスなどが整っており、一室を応接室として活用すれば、自宅でも開業しやすい業種です。

士業

社会保険労務士や行政書士、税理士、弁護士、公認会計士などの業種は、自宅を事務所としているケースも多いです。業務を遂行する上で守秘義務を伴うため、自宅を職場にする場合は、リフォームで間取りを変えることもあります。

美容やリラクゼーション系サロン

ネイルサロンやエステサロン、ヘアサロンなど美容やリラクゼーション系サロンも自宅の一室で仕事を行いやすい業種です。予約制にし、予約がない時間は自宅で家事や育児もできるため、ワークライフバランスを保ちやすいでしょう。

オンラインビジネス

ECショップ運営やアフィリエイター、ウェブライターなどインターネット上で行う業務がメインとなる業種も、通信環境やデバイスがあれば、自宅で起業しやすいです。

ハンドメイド作品販売

ハンドメイド作品や雑貨などを販売する業種でも、自宅で作品を作り、ネットショップやフリマサイトで販売することができます。

業種別の仕事場選びのポイント

職業ごとの業務内容によって、仕事場を選ぶポイントや着眼点は変わってくるでしょう。ここでは、業種別の仕事場選びのポイントをご紹介します。

コンサルタント業

コンサルタント業では、顧客から経営などに関する相談ごとを受け、アドバイスを行うのが主な仕事です。そのため、自宅で開業する際には顧客情報の管理をきちんと行えるよう、プライベートな空間と間取りを分け、できれば個室で作業が行えるのが理想といえます。顧客データの保管場所なども考慮し、空間スペースにも余裕があるのがベストでしょう。

士業

公認会計士や社会保険労務士、税理士、弁護士などの士業では、個人情報の管理はもちろん、来客を想定して駐車場の用意や応接室の用意も必要です。応接室用の部屋を用意できない場合には、リフォームなどで間取りを変えるケースも見受けられます。家族とすれ違わないようにしたり、生活空間をできるだけ見せないようにしたりする工夫も必要です。

美容やリラクゼーション系サロン

ヘアサロンやネイルサロン、エステサロンなどは、自宅で開業するケースも少なくありません。自宅を仕事場にする場合は、お客様に直接触れる仕事なので清潔感が重要。そのため、生活空間と仕事場とは明瞭に区別することが必要です。
また、自宅を仕事場にする場合、大通りから奥まった住宅街や郊外では集客しにくいというデメリットがあります。集客の問題や近隣住民に自宅の情報を知られるリスクを回避したければ、自宅ではなく別にテナントを借りて事業を行うのが良いでしょう。

オンラインビジネス

ECショップ運営などのオンラインビジネスも、自宅で開業しやすい業種です。しかし、特定商取引法という法律によって、事業者の住所や連絡先をショップサイトに掲載する義務があります。そのため、自宅の住所や連絡先が不特定多数の人の目に触れるリスクが高いです。
自宅住所を公開したくない場合には、バーチャルオフィスサービスなどで住所貸しや電話番号貸し出しサービスを利用する方法の他、個人情報を非公開にできるサイト上でショップ運営を行う方法もあります。
また、ショップ運営で商品の取引をするような仕事では、商品を保管するスペースや倉庫の用意も必要です。自宅に商品が頻繁に届くのを避けたい場合は、バーチャルオフィスに登録し、郵便物や荷物の受け取りサービスを利用すると良いでしょう。

ハンドメイド作品販売

ハンドメイド作品販売においても、自宅で開業するケースも多く見受けられます。家事や子育ての傍ら、空いた時間を使って作品作りができる点では便利です。作業に集中できるよう、仕事専用のスペースがあると良いでしょう。
自宅を拠点にする際、ECショップ運営と同様に自宅住所が公開されることに抵抗がある場合は、バーチャルオフィスの利用や住所を非公開にできるサイトでの出品も検討するのがおすすめです。

今回のまとめ

職場に賃貸オフィスを選ぶ場合のメリットとしては、顧客からの信用度や内装・レイアウトの自由度の向上などが挙げられます。一方、自宅を選ぶ場合のメリットは時間やコストの節約、ワークライフバランスを保ちやすいことなどです。
また、自宅の場合、仕事内容や業務上発生する守秘義務などの関係で、オフィスと同様にセキュリティ対策や個人情報保護の対応が求められます。円滑に安全に業務を遂行できるよう、プライベートと仕事の切り替えがしやすいような環境を整えることも含め、企業視点でどこを職場にするのかを検討することが大切です。

名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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