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オフィス・事務所のリフォームで押さえたいポイントは?費用相場やリフォーム例も紹介
より快適で見栄えの良いオフィス・事務所にするために、リフォームを考えることもあるでしょう。
機能を向上させる「リノベーション」もありますが、クロスや床を新しくするリフォームでもオフィスは見違えるほどキレイになります。
この記事では例を交えながら、リフォームを検討するときのコツをご紹介します。
リフォーム?それともリノベーション?方向性を明確化
オフィスや事務所のリニューアル工事をしたいと考えている方は、事前にどのような工事をするのか、その方向性を決めておくとよいでしょう。
内装等を修繕したり新しくしたりする工事には「リフォーム」と「リノベーション」の2つがあります。
リフォーム | 老朽化した設備を修復・修繕すること ex.クロスの張り替え、電気、空調設備の交換など |
リノベーション | 建物を改修することで、室内の機能性を上げること ex.部屋の間仕切り・間取りの変更、新たなスペースの増設、新設備の導入など |
定義だけ見るとリフォームは単なる修復・修繕ですが、壁紙や照明が新品になるとオフィスは見違えるほどキレイになります。また、リノベーションするにあたっては、老朽化した設備を交換することも多いので、リノベーション工事にリフォームが含まれることもあります。
この記事では、リフォームについて解説します。
オフィス・事務所をリフォームの費用を抑える5つのポイント
オフィスや事務所のリフォーム費用の相場は、壁紙や床の張り替えといった小規模な工事で坪当たり10万円、設備交換を含む内装の一新といった大規模な工事では坪当たり30万円と言われています。オフィスの広さによっては、想定以上の金額になることもあるでしょう。
オフィスや事務所のリフォーム費用を抑えるには、以下の5つのポイントを重視するとよいです。
- リフォームの目的を明確にする
- 相見積もりをする
- 壁紙などの素材は、場所によってグレードを調整する
- 家具は自社で発注する
- あえて天井仕上げをスケルトンのままにすると費用が抑えられる+モダンな雰囲気になる
1.リフォームの目的を明確にする
リフォームをして何を目指すのかを明確にして優先順位を決めておくと、費用をかけるべき部分と、あまりかけなくてもよい部分が見えてきます。従業員のオフィス満足度を上げたい、ブランド力が損なわれるのを防ぎたいなど、リフォーム後の会社の理想像を描いておくとよいでしょう。
2.相見積もりを取る
相見積もりを取ることで工事費用を比較でき、おおよその費用相場がわかります。見積もりと同時に工事の進め方や工期など、工事内容についても聞いておくと、より具体的な観点で比較できますし、返事の早さや対応の丁寧さなどもわかります。
3.壁紙などの素材は、場所によってグレードを調整する
壁紙や床のグレードは、場所に合わせて調整しましょう。来客の目に止まるところはグレードの高いものを選び、従業員のみが出入りする更衣室や通路などはグレードを落とすと、空間にメリハリが出て費用の抑制にもつながります。
但し、長い時間を過ごす執務スペースやリラックスのための休憩室が安っぽいと、ストレスも溜まりやすくなります。従業員満足度も考慮して判断しましょう。
4.家具は自社で発注する
家具選びや発注の手配を業者に任せると事務面での負担が減りますが、相応の手数料がかかります。オフィス家具の販売会社に自社で発注するとコストダウンになります。
5.あえて天井仕上げをスケルトンのままにする
入居時にリフォームする場合の内装工事費は、物件の状態によって高額になることがあります。
費用を抑える方法のひとつが、天井仕上げをスケルトンのままにすること。スケルトンの無骨な雰囲気が合うかどうかは業種や用途にもよりますが、フィットするようなら導入してみてもよいでしょう。
オフィス・事務所のリフォーム例をチェック
リフォーム後の仕上がりが気になる方や、リフォーム箇所を決めきれない方は、写真を参考にしながら、オフィスの理想像をイメージしてみましょう。
リフォームされることが多い箇所を、例を含めていくつか紹介します。
床のリフォーム
床は人が歩いたり物が置かれたりするため、傷や汚れが付きやすいです。大きな傷や取れにくい汚れがあると、それだけで印象が悪くなってしまいます。
修繕することで空間全体がキレイな印象になり、雰囲気が変わります。フローリング調の床の人気が高まっており、トレンドとなっているようです。但し、傷つきやすかったり足音が響いたりするのは問題なので、取り入れる場所や床材については慎重に検討しましょう。
クロス(壁紙)のリフォーム
クロスは人の目に必ず入る部分なので、汚れや剥がれが目立ちやすく、一度見つけると気になり続けてしまう部分です。クロスの貼り替えは1㎡あたり1,000~1,500円程度とさほど費用がかからないので、汚損が目立つなら交換しましょう。
執務スペースは白やアイボリーなど薄い色が一般的ですが、役員室や応接室は木目調を取り入れて重厚感を出す、休憩室は模様入りでカフェ風にする、エントランスは会社の風土を表す色・デザインにするなど、クロスによってさまざまな表現ができます。
トイレのリフォーム
トイレは清潔感が重視される場所であるだけでなく、「和式は嫌」「温水洗浄便座がないのは嫌」などこだわりも多い部分です。、他の部屋がキレイでもトイレに不満があると従業員満足度が大きく下がることがあるので、リフォームする価値がある場所だと言えるでしょう。。
便器の交換に加え、床の材質を変えたり、鏡を交換したりするとより快適なトイレになります。照明を人感センサーにすれば電気代の節約も可能です。
エントランスのリフォーム
エントランスは会社の第一印象を決める場所です。来客に好印象を与えられる場所になっていないなら、リフォームを検討しましょう。会社のカラーを表現できるのがベストで、業種によってはあえて独創的な雰囲気の空間にするのもよいでしょう。
今回のまとめ
ここまで、オフィスや事務所のリフォームで押さえたいポイントや費用相場、リフォームの例について紹介しました。
なお、現在のオフィスをリフォームする際も、オフィスの移転にあたりリフォームする際も、賃貸物件であるなら建物の管理者には必ず工事の許可をとっておきましょう。許可を取らずに工事を始めてしまうと、トラブルが発生した場合に自社の責任問題になってしまうからです。
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