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オフィス環境の作り方

2023.01.10

小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするには?デザインのポイントや注意点を解説

小規模オフィスをおしゃれにレイアウトするには?デザインのポイントや注意点を解説

小規模オフィスはフロアが狭いため、必要な物を置くだけで精一杯ということもあります。従業員数が少ないと家具や備品も少なく済むとはいえ、レイアウトに悩むこともあるでしょう。
しかし、小規模だからこそできることもたくさんあり、おしゃれで快適な環境を作ることも可能です。そこで今回は、小規模オフィスをおしゃれにするコツや気を付けるべきポイントをご紹介します。

 

小規模オフィスとは

厳密な定義はありませんが、オフィス仲介専門の不動産会社であるオフィッコスでは、

  • 常駐人数は1~3名程度
  • 広さは10坪以下くらい
  • 会議室や休憩室などはなく、基本的にワークスペースのみ

といったごく小さなオフィスを「小規模オフィス」と呼んでいます。

エレベーターが複数あるような大きなビルでも、小さな区画の場合もあるため、ビルの規模は関係ありません。また、トイレ等は物件によるため共用の場合も専有の場合もあります。

なお、上記はオフィッコスでの定義であり、大企業の大規模なオフィスに対して50坪程度の物件を、「小規模オフィス」と呼ぶこともあります。
この記事では、オフィッコスの定義を前提に話を進めます。

小規模オフィスのメリット3選

小規模オフィスには、コストダウンやデザインの統一のしやすさなど、様々なメリットがあります。ここでは、小規模ならではのメリットを3つご紹介します。

メリット①必要なコストを抑えられる

最大のメリットは、コストを抑えられることです。
立地や築年数によって差はあるものの、基本的には規模が小さい方が、

  • 入居時の初期費用
  • 家賃、光熱費等の固定費
  • 設備費

が、大幅に安くなります。

そしてコストが抑えられる分、他にお金がかけられます。
例えば、

  • 疲れにくく座り心地の良い椅子など、作業環境を向上させるもの
  • 高性能なコーヒーメーカーなど、従業員満足度を上げるもの
  • 最新型の加湿空気清浄機など、職場環境を快適にするもの

など。
小規模オフィスであれば、これらを導入する際に大量に買わなくてもよいのもメリットです。
従業員の気分が上がるような物を導入しましょう。

メリット②デザインを統一しやすい

限られた空間だと必然的に物が少なくなるため、デザインを統一しやすくなります。個性的にしたい場合でもまとまりやすく、オフィスで企業のブランドイメージを伝えられます。

メリット③社員同士のコミュニケーションが取りやすい

オフィスの規模が大きくなるほど、従業員数も増えるので、オフィスにいる全員と顔を合わせて話すのは難しくなります。その点、小規模なら全員と顔を合わせられます。
また、フロアが小さく物理的に距離が近くなるため、全員でコミュニケーションが取れるので情報共有しやすく、チームワークが高まるでしょう。

オフィスのレイアウトやインテリアについても、一人ひとりの意見が反映されやすいので、従業員満足度を高めつつ、おしゃれなオフィスを作れるでしょう。

小規模オフィスをおしゃれにする3つのポイント

小規模オフィスをおしゃれにする3つのポイント

小規模オフィスでは、狭いフロアをいかに広く感じさせるかが重要です。家具やインテリア、内装を考えるにあたっても、その点を意識して選ぶようにしましょう。
ここでは、おしゃれで快適に過ごせるポイントを3つご紹介します。

床・壁・天井は圧迫感がでないような明るい色にする

圧迫感が出ないように、床や壁、天井などの内装は、明るい色を選びましょう。外からの自然光や照明の光を反射して、フロア内を明るく広く見せてくれます。特に、白やベージュは清潔感があり、どんなインテリアにもマッチします。

天井は、梁や柱などがむき出しで躯体だけになっている「スケルトン天井」を採用するのもおすすめです。一般のオフィスよりも天井が高くなることもあり、開放的でスタイリッシュな空間になります。

空間の仕切り方を意識してデザインする

いくら広く感じさせたいといっても、、状況に応じてプライバシーを守れることも重要なので、小規模オフィスと言えど仕切りは必要です。
例えば、上部分が透明のパーテーションや可動式の棚などは、圧迫感がなく柔軟に目隠しできます。

目立つ部分の家具やインテリアに特にこだわる

フロアが狭い小規模オフィスでは、家具や備品の存在感が大きく、オフィス全体の印象を左右することになります。

そのため例えば、

  • 大型家具をオーダーメイドする
  • 壁画アート(ウォールアート)を導入する
  • デザイン性の高い照明器具を選ぶ

など、目立つ部分に思い切ってお金をかけると、一気におしゃれ度が上がります。
導入後の状態を具体的にイメージしながら、慎重かつ大胆に選びましょう。

また、小規模オフィスでは個人が使用する設備を大量に購入する必要はありません。予算に余裕があれば、デスクや椅子、収納器具の単価を上げるのもいいでしょう。細部にまでこだわると、オフィス全体に高級感が出ます。

小規模オフィスをレイアウトする際の注意点

小規模オフィスでは、レイアウトを工夫しなければ窮屈に感じ、作業効率の低下や従業員のストレスなどに繋がります。
ここでは、レイアウトする際の注意点をご紹介します。

省スペースできるポイントがないか探す

フロアが狭いだけに、物はできるだけ少ない方がいいです。
例えば書類は、個人で保管している物と、会社で保管している物で重複がないか見直すと、無駄がなくなります。電子ファイルに移行できるなら、ペーパーレス化を検討するのも良いでしょう。スペースが空くだけでなく、書類管理に費やす時間も短縮されます。

また、背の低い棚よりも、背の高い棚のほうが同じ面積でも収納量が増えます。使い勝手とのバランスを考えながら、効率良く収納できる方法を考えましょう。

従業員のプライバシーを確保する

小規模オフィスは、会議室や休憩室などの別室がなかったり、フロア内の仕切りが少なかったりすることが多いので、プライバシーの確保が問題になりやすいです。ストレスや集中力の低下に繋がるため、適切な距離になるように席を配置したり、目隠しになるような工夫をしましょう。

特に執務スペースのみのオフィスは、来客者対応や休憩時に周りの視線が気になってしまいます。その場合は、折りたたみパーテーションや可動式のパーテーションを用意するのがおすすめです。例えば、自由に使えるソファとテーブルを部屋の隅に設置し、必要に応じてパーテーションで仕切れるようにしておくと、簡単に独立したブースを作れます。

移転に備えてモノを増やしすぎないようにする

小規模オフィスは、改装や大胆な模様替えが難しいケースが多いので、増員時は移転を考えることになるでしょう。
オフィスは意識しないと、使っていくうちに物がどんどん増えていきます。事業拡大を視野に入れている場合は、移転するときのことを考えて、普段から物を増やしすぎないように心がけましょう。
物が少ないと、移転作業の軽減や廃棄物処理費用の削減などに繋がります。物の管理を徹底しておくことで、フロア内が美しく保たれるので一石二鳥です。

小規模オフィスでのレイアウトに必要な計画

小規模オフィスで無計画に家具を購入したり、レイアウトしたりすると、「物が入りきらない」「動線が悪すぎるが、レイアウトを工夫できない」といった致命的な失敗をする恐れがあります。
十分に計画を立ててから、実行しましょう。
ここでは、必要な計画を解説します。

①コンセプトを決める

小規模オフィスに限りませんが、「どんな会社にしたいか」「どんな雰囲気にしたいか」といったコンセプトを決めましょう。コンセプトを明確にしておくと、計画時に考えがぶれず、スムーズに決まりやすくなります。

②ゾーニング・動線計画

ゾーニングとは、各スペースに持たせる役割や面積配分を決めること。動線計画とは、人が移動するルートを計画することです。

各スペースの役割を把握し、最も効率よく業務が行えるように計画を立てましょう。
その際、コンセプトを実現させるためにどうすればいいかという視点を忘れないようにしましょう。

ゾーニング

小規模オフィスは、会議室などの別室がなく、執務室のみであるケースが多いので、フロア内をどう区分けするかが重要です。

メインになるデスクの配置を決めてから、他の配置を考えるとスムーズです。

動線計画

図面を見た感じに問題がなくても、実際に仕事をしてみると動きづらいことは多々あります。実際に、働くイメージをしながら動線計画を立てると良いでしょう。
特に狭い空間は、動線が複雑になりやすいので注意すべきです。

今回のまとめ

今回は、小規模オフィスのメリットやおしゃれにするポイントと注意点をご紹介しました。
小規模オフィスは、圧迫感なく広く感じられるようにレイアウトを考え、家具や内装にこだわることでおしゃれな空間に仕上がります。また、従業員が快適に過ごせる環境を意識することも大切です。本記事で紹介したアイディアなどを参考にしながら、計画を進めていきましょう。

オフィッコスでは、名古屋市周辺のレンタルオフィスや賃貸オフィス・事務所の物件情報を常時5万件以上確保し、お客様のニーズに合わせた最適なオフィスをご提案いたします。物件情報のご紹介はもちろん、設備導入やレイアウト変更など、オフィスに関するお悩みに幅広く対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

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