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レイアウトで風通しの良さを作り出す!オフィスランドスケープとは?
開放感溢れるオフィスを再現したい方は、レイアウトの参考にオフィスランドスケープを検討してみてはいかがでしょうか。働く方のプライバシーはしっかり守りつつ、開放的なレイアウトで社内全体の見晴らしの良さが魅力です。
ここでは、オフィスランドスケープのレイアウトについて詳しく解説しますので、オフィスのレイアウトに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.ゆるやかなゾーニングで風通しの良さを実現するオフィスランドスケープ
2.オフィスランドスケープをオフィス・事務所に導入するメリットとは?
3.オフィスランドスケープをオフィス・事務所に導入する時のポイント
4.今回のまとめ
ゆるやかなゾーニングで風通しの良さを実現するオフィスランドスケープ
オフィスランドスケープは、隔たりの少ないオープンなレイアウトを好む方におすすめです。これから起業する方やオフィスの模様替え引越しをする方は、オフィスランドスケープのレイアウトを参考にしてみてはいかがでしょうか。
オフィスランドスケープが誕生した理由やレイアウト方法について詳しくご紹介します。
オフィスランドスケープとは?
オフィスランドスケープは、ドイツ発祥のレイアウトの1つです。壁や家具など高さのある間仕切りを取り除き、見晴らしが良い空間を開け放したレイアウトを指します。
個室の方が作業が捗る業種もありますが、チームや組織で業務を行う場合はオープンな配置の方がチームで動きやすいでしょう。
オフィスランドスケープは、数十年前からスエーデンやアメリカをはじめとした世界各地でレイアウトが採用されています。欧米でも多くレイアウトが使われており、オープンなオフィスの需要が高いと見受けられます。
孤立したスペースがないレイアウトになるので、風通しが良いのもオフィスランドスケープの魅力です。コロナ禍により換気が欠かせない時代になったからこそ、空調管理を行いやすい開放感のあるオフィスレイアウトを参考にしてみてはいかがでしょうか。
社内全体を見渡せる開放的なオフィスのレイアウト
オフィスランドスケープは観葉植物や家具、背の低いパーテーションを使って各スペースに気持ちばかりの仕切りを作ります。人が立ち上がった時は、目線の高さに壁やパーテーションがないので、開放的な空間で仕事を行えるのがオフィスランドスケープの魅力です。
周りの動きがよく見えるレイアウト方法なので、従業員が孤立するといった水面下で起こりやすい問題を解決できるかもしれません。
ただし、業種や個人の性格によっては、その開放感によって逆に仕事への集中力が切れがちな空間になってしまう可能性もあります。オフィス全体の見晴らしの良い空間が作業効率を上げる場合もあれば、反対に生産性を下げる場合もあるので、導入前にきちんと検討することが大切です。
レイアウトの参考にしたい方は、業務内容に応じてオフィスランドスケープの方がメリットが多いかどうか、じっくりと検討してください。
オフィスランドスケープは個人のプライバシーにも配慮
オフィスランドスケープは、それぞれのプライバシーに配慮してレイアウトすることが大切です。オフィス全域を開放的なオープンレイアウトにしつつも、個人の足元は観葉植物である程度隠れるなどの工夫を凝らしましょう。
向いの席に座っている人に手元が見えないように、デスクに低い仕切りを設置するのもおすすめです。インテリアアイテムで少し高さのある仕切りを作り、グループや組織ごとにデスクなどの作業スペースを独立させるのも1つのレイアウト方法なので参考にしてください。
オフィスランドスケープは見晴らしの良い開放的な配置で、全体的に視界を遮らない魅力がある反面、機密情報などの取り扱いには十分に注意が必要です。オフィスのレイアウト方法に頭を抱えている方は、それぞれの部署や作業に合ったレイアウトであるかどうか念の為チェックしましょう。
オフィスランドスケープをオフィス・事務所に導入するメリットとは?
オフィスランドスケープを採用する目的や、メリットを3つ紹介します。開放感溢れるレイアウトが会社にどのような影響を与えるのか、どのような相乗効果に期待ができるのか気になる方はぜひ参考にしてください。
開放的なオフィスにメリットや魅力を感じた方は、さっそくレイアウトを設計してみることをおすすめします。
コミュニケーションが豊かになる
オフィスがオープンな環境になれば、自然と人とすれ違う機会が多くなったり目が合ったりする頻度も増えます。周囲との距離感が近くなることで、自然とコミュニケーションを取る機会や頻度も多くなるでしょう。ネット社会の現代では、人と直接話す機会が昔に比べると少なくなっています。視界を遮らないオープンな空間を作れば、気薄になりがちなコミュニケーションも自然と増える可能性があるでしょう。チームで取り組む仕事も、視界を遮らないオープンな空間ならスムーズなコミュニケーションに期待ができます。コミュニケーションが豊かになれば、チームワークも高まる効果に期待ができるので、生産性の向上を目指している企業や事業所におすすめのレイアウトです。
コミュニケーションが豊かになることで、仕事への意欲が沸いたりモチベーションが上がったりする効果にも期待ができるかもしれません。生産性の向上を目的としたオフィスレイアウトを導入したい方は、事例なども参考にしながら自社に合ったレイアウトを考えてみてはいかがでしょうか。
臨機応変にグループや組織を変更しやすい
オフィスランドスケープは視界を遮る物が少ないため、自由にレイアウトを変更できるのが魅力です。グループや組織変更が合った際も、低い家具やパーテーションなら気軽に移動ができるので模様替えも楽に行えます。観葉植物も使ってレイアウトをするので、オフィス全体が華やかに彩れるのもメリットです。性別を問わず、緑がある空間を好む方は多い傾向にあるので、観葉植物がオフィスで働く方たちの目の保養にもなるかもしれません。
パーテーションも半透明なデザインを採用すれば、圧迫感が少なるのでおすすめです。レイアウトはいつでも自由に変更可能なので、試しに採用してみてはいかがでしょうか。
コストが安く済む
オフィスや事務所を持つ場合、間仕切りを設置したり個室を作ったりと内装工事を行うケースが多いです。内装工事は多額のリフォーム費用がかかる場合も少なくなく、オフィスや事務所の立ち上げにはある程度の予算が必要になります。
オフィスランドスケープは開放的な空間作りが目的のため、間仕切りなどの内装工事は行いません。家具や背の低いパーテーション、観葉植物などのオフィスのレイアウトに必要なアイテムを揃える費用を用意するだけです。一般的なオフィスや事務所とレイアウトにかかる初期費用を比較すると、予算を抑えられる可能性もあります。
これから起業する方、オフィスの引越しやレイアウトの変更を検討している方は、この機会にぜひコストパフォーマンスの優れたオフィスランドスケープを検討してみましょう。
オフィスランドスケープをオフィス・事務所に導入する時のポイント
オフィスランドスケープのレイアウトを考える際に覚えておきたい要点をご紹介します。オフィスの規模を決める際にも注意したいポイントなので、しっかりチェックしましょう。
オフィスランドスケープはあくまでもたくさんあるオフィスの間取りの1つなので、導入に必要な条件はありません。あくまでも参考基準として確認してください。
手広いスペースの確保
オフィスランドスケープは視界を遮らないオープンな環境を作るため、ある程度スペースの大きいオフィスを借りる必要があります。間仕切りのない大きなスペースが確保されているテナントが望ましいでしょう。専門家の判断にもよりますが、1部屋あたり200~500平方メートルの面積が最低限必要です。
日本では防火区画を1,500平方メートルごとに設計しなければならないため、建築基準法の規定を考慮したスペースを確保してください。広ければ広いほど空間は開放的になりますが、その分、家賃や光熱費などの維持費は割り増しになるため、きちんと予算を立てることが大切です。また、日本は他の先進国に比べて敷地が狭い傾向にあるので、それぞれのオフィスのレイアウトを工夫しながら空間を広く使いましょう。
動線を意識したレイアウト
オフィスランドスケープの大きな狙いは、生産性の向上にあります。インテリア性にこだわるのは良いですが、レイアウトにより仕事や作業がしにくい環境では本末転倒になりかねません。家具やデスクの配置は作業動線を考えられているか、オフィス内をスムーズに人が行き来できるかなどを確認しながらレイアウトしてください。
きちんと収納スペースも確保し、物が散乱しないように工夫することも大切です。物が散乱しているとインテリア性に欠けるだけではなく、作業がしにくくなるなど、本来の目的とはかけ離れてしまいます。オープンなオフィスは効率よく仕事ができるようになるのが目的となるため、レイアウトはしっかりと動線を考えて設計しましょう。
必要に応じて個室も確保
個人のプライバシーを守る空間の確保も必要です。オフィスの一部にプライベートスペースを設けたり、パーテーションなどで半個室の空間を作ったりすることをおすすめします。必要に応じて個室や個室に近いスペースを作ることで、他人には聞かれたくない大切な話ができる空間を確保できるでしょう。機密情報など業務上のプライバシーに関する作業も、個室や半個室があれば周りの目を気にせず作業に取り組むことが可能です。
オフィスランドスケープは社内を全体的に開放感のあるスペースにするため、個室空間の多いオフィスに比較すると個人情報や機密情報を守るのが難しいかもしれません。メリットを解消するためにも、プライベートスペースを設けるなどして、働く方たちの個人情報や秘密を守るための努力をすることが大切です。
今回のまとめ
オフィスランドスケープはとても開放的な社内空間を作り出すことが魅力で、世界中の多くの企業が導入しています。働き手のコミュニケーションが豊かになるほか、必要に応じてグループや組織の変更が行いやすいのでチームワークが求められる業種に適した社内環境です。
オフィスランドスケープで家具やパーテーションなどを設置する場合、空間を開け放せるほどのスペースが必須となるため、これからオフィスや事務所を借りる方は必要な規模を確認しておきましょう。一般的なオフィスや事務所の立ち上げに比べると、費用は安く抑えられるのも魅力の1つです。
オフィスランドスケープの大きなメリットは業務効率化や生産性向上なので、今まさに起業をする方や事業の向上を目指している方は、ぜひレイアウトの参考にしてください。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。