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2022.12.23

タイルカーペットを敷くと騒音の軽減に!オフィス・事務所で使うメリット


オフィスの新築や移転、リノベーションといったタイミングで床材にお悩みの方も多いのではないでしょうか。床は、オフィス全体の雰囲気を左右する重要なパーツのひとつです。一般的にオフィスや商業施設といった、人が多く集まるところには「タイルカーペット」という床材が多く使われています。ここでは、タイルカーペットをオフィスや事務所の床材として使用するメリットや選び方のポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

タイルカーペットの騒音の軽減効果について

多くの人が動くオフィスでは様々な「騒音」が発生します。騒音が気になる場合は床材の変更を検討してみるとのがおすすめです。

タイルカーペットとは

オフィスで多く使われている床材のひとつです。1枚50〜40㎝角の大きさが主流で、カラーやデザインが豊富にあります。オフィス用のものは、ポリプロピレンなどの固めのパイルでつくられていて耐久性や固定のしやすさが特徴。人の往来が多いオフィス内は土足利用を前提としていることから、掃除やメンテナンスのしやすさも重要です。裏面素材はポリ塩化ビニルが使用されており、床用ボンドで施工します。簡単に張り替えられるので1枚単位からの取り替えが可能です。

防音効果が高い

オフィスの床材に使用する最大のメリットは防音効果にあると言えるでしょう。衝撃音を吸収するため遮音性に優れています。人や物が動くワーキングスペースにはおすすめの床材です。人が行き来する足音や、物や椅子を動かす時などに発生する騒音は、スムーズな作業の妨げになる可能性もあります。フローリングなどの防音対策をしていない床への衝撃音は階下に響きやすく、トラブルにつながる恐れもあるので注意しなければなりません。
壁や天井だけでなく、床材での防音対策も検討してみてはいかがでしょうか。ハイヒールの足音が気になる、物を落とした時の衝撃音を少しでも軽減させたいと考えているなら、カーペットの変更だけで解決するかもしれません。

タイルカーペットを使用するメリット

防音機能以外にもメリットがたくさんあります。ここでは、オフィスの床材にタイルカーペットを使用するメリットを見ていきましょう。

張り替えが簡単

代表的なメリットは誰にでも簡単に張り替えられることです。40~50㎝角のカーペットを床の大きさに合わせて複数枚を張り上げて全体を仕上げています。汚れや破損が気になった時、その部分だけを張り替えられるのが特徴。何枚か在庫を持っておくとすぐに対処ができるのでおすすめです。

手入れがしやすい

1枚だけを簡単に外せるので、洗濯対応の素材だとその部分だけを洗えます。防汚加工などが施されているものもあり、汚れがつきにくく落としやすい点も、多くのオフィスで使用されている理由のひとつです。

ほこりの飛沫を防ぐ

フローリングの床の場合、人や物が動くたびにほこりが舞います。カーペットを敷くことによって、ほこりやハウスダストが舞う量が半分以下になると言われています。

保温性がある

保温性があるので、冬場の床からの底冷えを防ぐことが可能です。オフィスで足元を暖める事はなかなかできません。フローリングの床材は足元から冷え込みます。床材を変更することで寒さ対策もできるでしょう。

OAフロアの仕上げ材

床を二重構造にしてOA機器の配線類を床下に隠し、床材を貼って仕上げる床をOAフロアと言います。ボンドを使用しない置き式タイプの床材が開発されたことで、さらに施工が簡単になりました。配線変更や増設の際にも簡単に床材をめくれることから、OAフロアの床材として多く使われています。摩擦が起こりにくく静電気の発生も抑えられるのもメリットと言えるでしょう。

オフィス・事務所をタイルカーペットでゾーニングする意義

タイルカーペットは色やデザインが豊富にあることが特徴です。好きな色のタイルを組み合わせて、独自性のあるオフィスの床にできるでしょう。また、色やデザインを変えて配置することで、視覚的にゾーニングができます。

ゾーニングとは

ゾーニングとは空間をテーマや用途によって分けて考えることです。受付や会議室、執務室や応接室など、オフィスには様々なエリアが必要。このエリア分けを業務の特徴に合わせて配置することを、オフィスのゾーニングと言います。限られたスペースの中でレイアウトを行うためには、無駄なスペースを作らないことが重要です。日々の作業効率を向上させ、従業員が働きやすい環境を作るため自分たちに合ったレイアウトを考える必要があります。

オフィスをゾーニングするメリット

オフィスのゾーニングは、いったん決めてしまうと容易に変更はできません。オフィス内で無駄なく動ける環境を作るためにも、慎重に検討することが必要です。ゾーニングを綿密に考えた結果、作業効率が上がり、企業の業績アップにつながると考えられます。従業員がより良い環境で働くためにも、状況に応じた適切なゾーニングを行いましょう。

タイルカーペットでゾーニングをする

壁や家具、パーテーションなどでゾーニングをすることが一般的です。働き方の多様化を求められることによって、壁などで密室空間を作らずに広いフロアのままゾーニングをするオフィスが増えてきました。タイルカーペットは色やデザインを変えて配置することで、視覚的な区分けが可能になります。壁工事やそれに伴う空調などの工事をせずにできるのが大きなメリットと言えるでしょう。
また、壁などの障害物がないことで他部署とのコミュニケーションをとりやすくなり、円滑に物事を進めることが可能になります。

フリーアドレスにも最適

働き方にも多様化が求められるようなり、オフィスの形のひとつとして注目されているのが「フリーアドレス」です。部署ごとに間仕切りなどで仕切る必要がなく「ワークエリア」「ミーティングエリア」というようにエリアごとの区分けをし、その日の仕事内容によって働く場所を変えるという働き方を検討している企業も多いのではないでしょうか。
そのエリア分けに最適なのがタイルカーペットです。カラーやデザインを変えることで簡単にエリア分けが可能になり、思い立った時にオフィスのイメージを変更できるなど、自由度が高いというメリットもあります。

オフィス・事務所での賢いタイルカーペットの選び方

タイルカーペットには様々な種類があります。家庭用とオフィス用では機能性や耐久性が大きく違います。オフィスや事務所などに適した素材とはどういったものなのでしょうか。

カラーで選ぶ

床のカラーでオフィスの雰囲気や従業員の作業効率を変えられます。
床のカラーを考える時、エリアごとに違った配色をすることをおすすめします。デスクワーク中心のワークスペースは、アースカラーやナチュラルなカラーを選びましょう。暖色系のカラーだと目が疲れてしまい、作業効率が下がる可能性があるので注意が必要です。発想力などが求められるミーティングスペースには、はっきりとした色をおすすめします。会議室には落ち着いたカラーをというように、エリアごとに色を変えるのが一般的です。豊富なカラーやデザインの中からイメージに合ったものを選ぶため、サンプルを取り寄せて実際に目で確かめてみても良いでしょう。

耐久性

人の歩行量に合わせて選び方の基準が変わります。ホテルのロビーや大型商業施設などの多くの人が行き来する場合は重歩行用、一般的なオフィスには中歩行用のカーペットを選ぶのがおすすめです。普通のカーペットより初期コストはかかりますが、耐久性の高い物を選ぶことで張り替えのサイクルが長くなり結果的にランニングコストが下がります。

遮音性

遮音性にも等級があり、数字が大きいほど遮音性が高くなります。オフィス内は人が行き交う足音が響きやすいため防音対策は必要です。カタログやパッケージなどに遮音や防音などの表示がされているので、遮音性の有無を確認できます。階下に響く音が気になる場合は、遮音性の高い物を選ぶと良いでしょう。

静電性

オフィスで必ず設置されているパソコンなどの精密機器には静電気が大敵です。磁気による誤作動が起こったり、機械へのホコリの侵入の原因になったりしなりかねません。静電性を表す数値によってA~Dまでランクがあるので確認してみてください。

パイルの種類

パイルの種類や形によって踏み心地や肌触りが違います。さらっとした肌触りでオフィスによく使われるのがハーフパイルです。丸い輪のパイルを縫い付けた物で、耐久性が高いのが特徴だと言えるでしょう。
カットパイルの耐久性は劣りますが、柔らかい肌触りなので裸足で歩く室内などでは好まれて使用されます。

今回のまとめ

オフィスの床のデザインによって、人に与えるイメージは驚くほど変わります。タイルカーペットは、カラーやデザイン・材質の種類が豊富にあり、組み合わせ方によって視覚的なエリア分けが可能となります。それ以外にも材質の持つ遮音性や耐久性の高さなど、オフィスで使用する床材としてのメリットも多いので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
設置自体は床用ボンドで施工できるため比較的簡単ですが、人に与えるイメージにも影響するので、きれいに仕上げるためにも自分でやるより導入の際には専門業者に依頼することをおすすめします。

名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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