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2022.11.11

雑音を遮断できる?!オフィス・事務所にBGMを取り入れるメリット


オフィスに音楽を流したいけれど、音楽による業務への影響が気になる方も多いのではないでしょうか。音楽を流すことで社員は仕事の効率を上げられるのか知っておくことで、音楽によるメリットを享受できます。
ここでは、オフィスや事務所に音楽を流すことによるメリットについて解説します。業務効率との関係性についてもお伝えしますので、オフィスでの音楽の扱いについて悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

BGMを流すことと仕事の効率の関係性について

オフィス内でBGMを流している企業も増えており、社員の多くはBGMに好意的な反応を見せています。オフィスBGMは背景で流れる音楽のことで、意識して聞くものではなく、自然に耳に入ってくるものです。
意識して聞こうとすると仕事の妨げになってしまうものの、自然に入ってくる程度の音楽ジャンル・音量であれば仕事の効率化が可能です。オフィスBGMが仕事の効率に関係するのは、人がより集中できる環境を作り上げるからです。
何の音もない静かな環境の方が集中できるのではと思う方も多いでしょう。しかし、無音の環境は集中力をなくしてしまいます。物音を立てないように仕事をしなければならないというプレッシャーがかかるため、仕事より物音に意識が集中してしまうのです。小さな音でもBGMがかかっていれば、多少の物音をたてても周りは気にしません。周囲の物音も気にならなくなるため、音によるプレッシャーを減らせるのです。
また、オフィス内にBGMが流れていると話をしやすいとも言われています。無音の環境だと周囲の目が気になって会話もしにくいかもしれません。どれだけ小声で話しても周りに聞こえるのではと思うと、仕事の話もしにくくなります。オフィスBGMは仕事を効率よくする効果だけでなく、社員間のコミュニケーション活性化にも関連します。コミュニケーションをしっかりとることで業務連絡を密に行えば、報告漏れなどのトラブルも防げるでしょう。気軽に社員同士で会話ができれば社員の居心地の良さにも繋がります。
仕事にやりがいを感じていても居心地の悪い会社だと離職率が高くなるため、オフィスBGMを活用して社員の居心地の良さを高めることも重要です。

BGM導入によるマスキング効果で雑音をカット!BGMを取り入れるメリット

オフィス内にBGMを流すと、マスキング効果によって雑音が聞こえにくくなるとされています。マスキング効果とは、2つの音が重なることで一方の音が聞こえなくなることです。BGMを流しておけば雑音と重なり、雑音をカットできます。
ここでは、マスキング効果を含めたBGM導入によるメリットをご紹介します。

雑音をカットして集中しやすい環境に

オフィス内に音楽を流しておけば、作業による雑音が聞こえにくくなるため集中しやすい環境になります。仕事中はパソコンを使ったり、事務作業をしたりと何かの音がするものです。無音の環境ではそういった音が響き、他の社員の妨げになるかもしれません。
BGMが流れていればマスキング効果によって雑音が聞こえにくくなるため、音を気にせず仕事に集中できます。自身の作業中の音が響いているのではと心配している社員も、音を気にせず作業ができるでしょう。
前述したように、無音の環境は集中力を妨げる原因の一つです。BGMを流せば無音ではなくなるため、多くの社員が快適に作業できます。

BGM導入で社員がリラックス効果を得られる

オフィス内に音楽を流しておけば、社員がストレス解消効果やリラックス効果を得られます。音楽には人の気持ちを穏やかにさせる効果があり、優しい音の流れる環境にいればイライラとした気持ちが和らぎ、仕事に集中しやすくなるのです。
仕事によっては緊張感を維持した状態で行わなければならないものの、常に緊張していては体にも、心にも大きな負担です。毎日その状態では心の病気にかかってしまう恐れがあるため、社員にとって居心地のいい環境だとは言えません。作業中は緊張感をもって、休憩中は音楽によるリラックス効果を得ることで体をしっかり切り替えられます。動く・休むのメリハリを付ければ精神的な負担を抑えられますので、社員の健康維持にも繋がるでしょう。

BGMによって集中力がアップする

音楽の流れている環境で作業をすれば、仕事への集中力がアップして生産性も向上します。音楽はジャンルによって得られる効果が異なり、オフィス向けのものは集中力を向上させる環境音楽が多い傾向です。オフィス向け音楽は集中力を高める音とリラックス効果を得られる音を交互に流すため、どちらも聞くことによって適度な緊張感とリラックス効果を感じながら仕事ができるのです。
そのため、オフィスBGMはどのようなジャンルの音楽でも良いわけではありません。流行りの音楽などを流すと、そちらを意識して仕事への集中力がなくなってしまいます。BGMにはオフィス向けのものも多く展開されているため、その中から社員に好まれる音楽を選びましょう。

企業イメージをアップできる

オフィス内に音楽を流すことで、企業イメージをより良くできます。オフィスには打ち合わせなどで他社の人が来ることもあります。無音の環境だと来客側も会話しづらくなるため、せっかくの打ち合わせも上手くいきません。オフィス内に作業用のBGMが流れていれば、音楽を導入しているおしゃれな企業だと印象付けられるでしょう。無音の環境に比べてBGMの流れている環境に好印象を抱く人も多いため、打ち合わせもスムーズに進みます。
オフィス内にエントランスがあれば、そちらにもBGMを流すことがおすすめです。エントランスからクラシックなどの落ち着いた音楽が聞こえれば、上品さのある企業を演出できます。流す音楽のジャンルによって企業イメージを変えられますので、本来のイメージを損なわないジャンルを選んでください。

オフィス音楽における注意点

オフィス音楽は様々なメリットを得られるものですが、流す際に注意すべきポイントもあります。一つ目は音量です。あまりにも大きな音で流すと社員がそちらの音に気を取られてしまい、仕事に集中できません。オフィスBGMの音量目安は40~50dBです。小さな物音や会話程度の音量で流しておけば、音楽に気を取られることもありません。また、この程度の音量であればマスキング効果も発揮されるため、雑音が聞こえにくくなります。
二つ目は選曲です。オフィス向けのBGMには少しテンポの速いものから緩やかなものまであり、どのような曲を選ぶかによって社員のモチベーションが変わります。社員によって好みのジャンルも異なりますので、オフィスBGM導入後にアンケートを実施すると良いでしょう。社員の声に耳を傾けなければ不満が出る恐れもありますので、意見を取り入れながら最適な音楽を選ぶことが大切です。

オフィス・事務所におけるBGMはどの時間帯に流すのが効果的?

オフィスBGMを常に流している企業が多いものの、時間帯に合わせて流す音楽を変える企業もあります。時間帯を変えることで社員も時間の把握ができるため、就業・休憩・定時をすぐに確認できるのです。
ここでは、オフィスBGMを流す時間帯とおすすめの音楽について解説します。

始業前はラジオ体操の音楽を流す

始業前にラジオ体操を流せば、仕事が始まることがすぐに分かるため、準備に取り掛かれます。ラジオ体操は多くの人が子どものころから馴染みのある音楽です。始業前に流すことを通達しておけば仕事の準備を始められるため、始業時にすぐに仕事を始められるでしょう。社員の中に健康を気にかけている人がいるのなら、音楽に合わせてラジオ体操をしてもいいかもしれません。仕事前に体を動かしておけば目も覚めるため、すっきりとした状態で仕事ができます。
ただし、ラジオ体操を嫌がる人もいますので、任意で行ってください。強制すると不満が出るため注意が必要です。

午前・午後で音楽の使い分けを

午前中は穏やかな音楽をかけ、午後は少しテンポの速い音楽をかけるなど使い分けをするのがおすすめです。午前中から眠たくなる人は少ないため、穏やかな音楽を流しても業務に支障が出る可能性は低いでしょう。
穏やかな音楽をかけておけばリラックス効果を得られるため、今日中にすべき業務や重要案件の管理など個人業務のタスク化をスムーズに進められます。午後は昼食後ということもあり、眠気が襲ってきますのでテンポの速い音楽で目を覚ますことが大切です。集中力に働きかける音楽を流しておけば午後でも滞りなく業務を進められますので、午前と午後で音楽のジャンルを上手に切り替えてください。

終業前の音楽は毎日固定する

終業前だとわかるように、毎日同じ音楽を同じ時間帯に流しましょう。仕事に集中していると時間を見ることを忘れ、気付けば終業10分前だったということもあります。10分前に気付いてもすぐに仕事を終わらせられず、残業となるかもしれません。
緊急の案件がある場合は残業もやむをえませんが、できるだけ定時で終わらせたい場合は終業時間を把握することが大切です。毎日終業1時間前に同じ音楽を流しておけば、仕事を終わらせる準備を始められます。
終業前の音楽を決めたら、事前に社員全員への通達が必須です。社員全員が把握しておけば、慌てて仕事の片付けをすることなく、定時にスムーズに帰宅できるでしょう。

今回のまとめ

オフィス音楽は集中力を高め、雑音をカットするといった効果があります。これらの効果によって仕事を効率よく進められるため、企業の生産性アップにも繋がるでしょう。
社員にとっても嬉しいメリットがいくつもあります。集中力を高め、リラックス効果も得られるため落ち着いた状態で仕事ができます。音楽にはストレス解消効果もありますので、気付かぬうちに溜まっていたストレスを音楽で和らげられるのです。
オフィス音楽は音量や選曲、流す時間帯などいくつかの注意点があります。ここを参考に最適な音楽を選べば、企業にとっても社員にとっても大きなメリットとなるでしょう。無音の環境に悩んでいる方は、ぜひオフィスBGMを導入してみてください。

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