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2022.10.27

生産性を高める2022年の賃貸オフィスのトレンド


オフィスデザインのトレンドは年々変わりゆくものです。オフィスはその企業の理念や風土が可視化されたものであり、企業の印象に大きな影響を与えます。またオフィスデザインは、生産性や社員のモチベーションといった面で、どのような効果があるのかを理解しておくことも大切です。
今回は、近年どのようなオフィスデザインがトレンドとなっているか、またトレンドとなっているオフィスデザインのメリットや導入事例について解説します。

来客対応や打ち合わせのできるラウンジを設置するのが賃貸オフィスのトレンド

近年の賃貸オフィスは、オフィスラウンジが設置されているものが人気を集めています。同じオフィスラウンジでもその機能や用途は様々で、メリットも異なるのです。オフィスラウンジの機能・用途・メリットの違いについて解説します。

業務効率を高めるラウンジ

オフィスラウンジの効果としてまず挙げられるのが、社員のリフレッシュ効果です。ラウンジをリフレッシュルームとして自由に使えることで、仕事のオンとオフの切り替えができ心身共にリフレッシュすることが可能で、集中力が高まるため結果として社員のモチベーションや生産性が向上するのです。
ラウンジは休憩目的だけでなく、ソロワークの際にも利用できます。人によっては、通常の仕事場よりもラウンジでソロワークをしたほうが捗ったり、気分転換や集中力を高めたりすることもあるかもしれません。ラウンジに大きめのテーブルを設置すれば、グループワークも可能です。
社員が多様な使い方ができるオフィスラウンジの設置は、企業全体の業務効率・生産性を高めることに有効です。

来客対応や打ち合わせが可能なラウンジ

ラウンジは自社の社員だけでなく、来客対応としても利用することができます。例えばオフィスで使用している来客室がひとつしかない場合、複数の来客に対応することはできません。しかし、ラウンジがあれば同じ時間帯に来客室を使用していても、複数の来客に対応することが可能です。
これは、社内における社員同士の打ち合わせについても同じです。同じ時間帯に会議室が使われていて、大人数での打ち合わせスペースがない場合に広いラウンジを利用することができます。
来客対応であれ、社内の打ち合わせであれ、時間を置かずにスムーズに物事を進められるようになれば、それだけ業務効率と生産性が高まるのは間違いありません。

社内のコミュニケーションの活性化

オフィスラウンジは、社内のコミュニケーションの活性化に効果があります。ラウンジというのは、部署を問わずすべての社員が自由に利用できる場所です。そのため、違う部署の社員同士が交わることも可能となり、社内のコミュニケーションの活性化が図れます。
別の視点で見ると、他の部署に所属する社員との交流が盛んになることで、新しい企画やアイデアの創出につながる可能性もあるのです。ずっと同じ部署のメンバーと会話していると、話の内容がマンネリ化したり、新鮮さが失われて新しいアイデアが生まれなくなったりすることが少なくありません。
仕事内容が全く異なる他の部署の社員と交流することは、双方にとって仕事の面でも個人的な面でも様々な刺激を与えることに繋がります。

先進的な賃貸オフィスでは喫煙室でしっかりと分煙した健康志向の職場づくりがトレンド

先進的なオフィスの特徴として、「健康志向を取り入れたオフィスデザイン」が挙げられます。働き方改革の一環として「健康経営」が国を挙げて推進され、近年は多くの企業で社員の健康を意識した職場づくりが進んでいるのです。
健康志向を取り入れたオフィスデザインとはどのようなものなのか、また社員と企業にどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

共用の喫煙室の設置

社員の健康に配慮して、オフィスに喫煙室を設置する企業は非常に多く、賃貸オフィスの場合、共用の喫煙室を設置している物件もあります。
喫煙室がなく会社独自で分煙を進める場合、新たな喫煙スペースの設置にコストがかかることが少なくありませんが、最初から喫煙室が設置されている賃貸オフィスであれば、コストをかけずに分煙ができます。
共用の喫煙室の設置によってすべての社員が同じ場所で喫煙するようになれば、部署ごとの臭いの問題が解消され、快適な社内環境の実現が可能です。

健康食品を用意したカフェスペース

食品は人間の健康に直結します。近年はオフィスにカフェスペースを設ける企業が増えていますが、社員の健康を考慮して、より健康志向のカフェスペースを設ける企業も少なくありません。
例えば、健康ドリンクやフルーツスムージーを飲むことができる、気軽に食べられる健康サポート食品が用意されているなど、社員の健康を考えたカフェスペースです。
カフェスペースがあるだけでも社員にとってリフレッシュの場所になりますが、健康に良いドリンクや食べ物を摂取できる環境であればより社員の満足度が上がるでしょう。

ストレスを発散できるスペース

人間の健康は、体だけでなく心も大きく影響しています。ストレスや心の疲労が蓄積されると、それが体の不調となって現れ、仕事に支障が出てしまいかねません。企業の生産性、社員の作業効率を維持するという意味で、社員のストレスや心の疲れをいかに解消できるオフィスにするかはとても重要なポイントです。
社員のストレスを発散できるスペースの具体例をご紹介します。

娯楽スペース

娯楽スペースがあれば、社員は一時的に仕事から離れて心身をリフレッシュすることができます。娯楽スペースに設置するものとしては、ビリヤード・ダーツ・卓球台などの体を動かして楽しめるもの、読書スペース、シアタールームなどです。

リラクゼーションスペース

社員の疲れを取るという意味で、各種リラクゼーションが受けられるスペースの設置も効果的です。例えば、仮眠室、マッサージチェアを設置したスペース、簡単なストレッチやエクササイズが可能なスペースなどがあります。企業によっては、特定のスペースで訪問型の指圧マッサージを受けられるようなケースもあるのです。

健康チェックができるスペース

健康チェックが可能なスペースを設置すれば、社員のヘルスリテラシーを高めることができます。具体的には、スペース内に体温計・血圧計・体脂肪計を設置する、血圧や脂肪率の正常値・平均値が書かれたポスターを貼る、マスク・ハンドソープの常時設置などです。
大企業や社員が多い企業になると、心身両方の面で健康相談ができるスペースや社内クリニックを設けている場合もあります。

デザイン性のある個性的な共用施設でステータスを高める

オフィスは機能面だけでなく、デザイン的に凝ったものを作るということも重要なポイントになります。オフィスは外見の良し悪しで印象が大きく変わり、社員のモチベーションにも影響するからです。ただ単に仕事がこなせるだけのオフィスや事務的な印象の強いオフィスは社員に良い印象を与えません。
オフィスデザインにおいては、社員に「こんな素敵なオフィスでずっと働きたい」という気持ちを持ってもらうことがとても大事なことです。その気持ちがモチベーションの高さとなり、生産性や創造性の向上、さらには離職率の低下に繋がります。
また、デザイン性に優れたオシャレなオフィスを持つことは、それだけで企業のイメージアップにつながります。また、社内に入った瞬間に目を引くオシャレなオフィス空間や他社にはない個性的な共用施設などは「この会社はすごい」と思わせる力を持つでしょう。
ここからは、オフィスのオシャレ度を高める個性的な共用スペースの例をご紹介します。

オフィスに和室を設ける

近年、オフィスの一角に和室(または和のスペース)を設ける企業も少なくありません。現代的なオフィスデザインの中に、全く異なる和の空間が存在するのは、訪れた人の心に癒しを与えてくれるでしょう。
和室の場合、畳の上に直接座る形になるため、デスク・椅子とは違った居心地の良さと寛ぎがあります。また、畳の上でローテーブルを囲んでのコミュニケーションは、社員に新鮮な気持ちを与えてくれるのです。
オフィスに新たに和室を作る場合は、工事費用がかかりますが、最初から和室(例えば小上がりの和室)が設置されているオフィスを賃貸すれば工事費用はかかりません。

ミーティングも可能なカフェの設置

オフィスにカフェスペースを設置する企業は多く見られます。デザイン性が優れたカフェスペースは、オフィスのオシャレ度を高めるでしょう。また、カフェスペースは社員の業務効率を高めるという点もメリットです。
カフェスペースの一番の役割はランチ&ドリンクでの社員のリフレッシュですが、ランチ&ドリンク以外の時は社内ミーティングの場所としても利用できます。カフェスペースがあることで、会議室が埋まってミーティングができない時でも、外に出てカフェを探す必要はありません。
最初からカフェスペースが設置されている賃貸オフィスは意外とあります。和室と同様に、賃貸オフィスであれば工事費用はかかりません。

オフィスの壁にボルダリングウォール

オフィス空間の個性的な演出として、オフィスの壁の一部分をボルダリングウォールにする企業もあるのです。こうした遊び心満載のオフィスデザインは、その企業がどのような風土を持っているかの一端を垣間見せています。ボルダリングウォールに限らず、オフィスに「静」と「動」の両極端のものを取り入れる形も近年のトレンドです。

今回のまとめ

既存のオフィスデザインから生産性の高いオフィスデザインにシフトする方法は様々です。既存のオフィスで工事を実施する方法もあれば、最初からレイアウトや共用スペースが整っているオフィスを賃貸するという方法もあります。
できるだけコストを抑えて理想のオフィスを実現したい時は、オフィス仲介業者に賃貸オフィスの相談をすることがおすすめです。オフィス仲介業者では、理想や希望に沿ったオシャレで個性的な物件を数多く紹介していますので、トレンドに合ったオフィス向け物件を賃貸したい時はぜひオフィス仲介業者へ相談してみましょう。

名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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