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効率的な省エネを実現するためには?オフィス・事務所での節電方法
夏場の暑い時期にオフィスや事務所の電気代が高くついてしまって困っている事業者の方や経理担当の方も多いのではないでしょうか。節約によって仕事の効率を下げたくはないけれど、手軽にできる節電方法がないかと模索している人は少なくありません。
今回は、オフィスや事務所におけるおすすめの節電方法について解説します。また、節電効果のあるオフィス家電もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
オフィス・事務所における節電方法のアイディア一覧
オフィスや事務所は多くのスタッフで共有する場所ですので、空調やその他のオフィス家電による電力消費が非常に多くなってしまいます。しかし、ちょっとした工夫で電力消費を抑えることが可能です。
ここでは、オフィスや事務所における節電方法のおすすめアイディアをご紹介します。節電対策にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
扇風機やヒーターを併用する
エアコンなどの空調機器の負荷を少しでも軽減させるため、扇風機やサーキュレーター、そしてヒーターなどの他の家電アイテムを併用することで節電対策に大きな効果が得られます。設定温度に到達するまでの時間を短縮させるだけでなく、エアコンの電源を入れてからの消費電力も大幅に減らすことが可能です。
特に、サーキュレーターは強く直線的な風を遠くまで送ることで部屋の空気を循環させることができるおすすめのアイテムです。冷房だけでなく、暖房にも効果を発揮するため、一年中快適な空間で過ごすことができるでしょう。
冬場の寒い時期は、サーキュレーターと併用してピンポイントで温めることができるヒーターを活用してください。寒いと感じる方の近くにヒーターを設置することで、エアコンの設定温度を低く抑えることができるだけでなく、電気代の削減にも繋がります。
定期的に空調機器のフィルターを掃除する
エアコンを始めとした空調機器は、定期的にフィルターの掃除を行うことで消費電力を大幅に削減できます。
ホコリやゴミなどがフィルターに目詰まりした状態でエアコンを稼働してしまうと、吸気効率が非常に悪くなり、冷暖房の効果を下げてしまうため注意が必要です。設定温度を守るために必要以上の電力を消費してしまいますので、フィルターはこまめに掃除をしましょう。エアコンの効き具合も格段に良くなります。エアコンを多く使用する夏や冬の時期は2週間に1度はフィルターの掃除をしてください。
エアコンのフィルターは基本的に水洗いが可能です。歯ブラシなどを使って、フィルターに付着しているホコリなどの汚れをかき出してください。フィルターが完全に乾燥するまで陰干しをします。フィルターが乾くまでの間に、エアコン本体も掃除しましょう。水で濡らしたタオルを使って、本体の上や横、そして手の届く範囲でエアコン内部も拭き掃除してください。
季節ごとに就業時間を変更する
季節ごとに応じて就業時間の変更を検討するのもおすすめの節電方法です。エアコンは室内の気温と外気温の差が大きければ大きいほど、より多くの電力を必要とします。
そのため、夏場の暑い時期は、外気温との差が比較的少ない早朝からエアコンを稼働させることにより、エアコンの消費電力を大幅に減らすことができるでしょう。そのため、必要に応じて通常時よりも就業時間を早めるなどの措置を取るのもおすすめの節電方法です。
また、残業などで深夜まで就業している社員がいる場合、少人数のために空調を稼働させてしまい、結果的に非効率に電力を消費してしまいかねません。
会社全体の働き方を見直すことで、消費電力の無駄を省くことに繋がります。
空調機器以外の省エネ対策を実施する
エアコンなどの空調機器以外でも省エネ対策を実施するのもおすすめです。誰でも簡単に試せる省エネアイディアをご紹介します。
▽空調機器以外でおすすめの省エネ対策方法
- 照明の明るさを見直す
- 人感センサーを活用する
- LED照明に変更する
- OA機器のディスプレイの明るさを落とす
- スリープモードを活用する
快適な環境で仕事を行うためには、照明機器は欠かせません。しかし、場合によっては必要以上の照明機器を稼働させていたり、明るすぎる環境で仕事をしていたりするケースも多いのではないでしょうか。
そのため、オフィス内の照明はもちろん、廊下やトイレなどの照明の明るさを見直したり、常に明るくする必要のない場所の照明機器を人感センサー付きのものに変更したり、蛍光灯からLED照明に変更したりするなどの対策を取ることが大切です。
照明以外にも、パソコンなどのOA機器にも節電対策が必要です。例えば、パソコンなどのディスプレイの明るさを落としたり、スリープモードを活用したりすることで高い節電効果を得られます。マイクロソフト社の調査によると、ディスプレイの照明を100%から40%まで落とすことで、消費電力が最大23%低下することが分かっているのです。
チリも積もれば山となるという言葉があるように、ちょっとした工夫で毎日の消費電力を抑えることが大きな節電対策に繋がります。
エアコンの設定温度を適正化することが節電に繋がる
オフィスや事務所の節電対策のアイディアについてご紹介しましたが、一番効果の高い節電方法は「エアコンの設定温度を適正化すること」です。
オフィスや事務所の空調代は、消費電力が大きいためどうしても電気代が高くなりがちです。そのため、オフィスや事務所にあるオフィス家電のなかでも一番節電対策をすべきアイテムだと言えるでしょう。
節電対策を行う上で重要なのが、室内温度と外気温の差を極力少なくすることです。たとえば、冷房の設定温度を1度上げることでおよそ13%の節電効果、そして暖房の設定温度を1度下げることでおよそ10%の節電効果が期待できます。
環境省が推奨するエアコンの設定温度は、次の通りです。
▽環境省が推奨するエアコンの設定温度
- 冷房|28度
- 暖房|20度
節電対策をするなら、上記も設定温度に近づけていくように心がけてください。
省エネ(節電)モードにできるオフィス家電の種類
節電対策を実施するためには、省エネ(節電)モードで利用可能なオフィス家電の導入を検討するのも一つの方法です。
▽省エネモードにできるオフィス家電
- パソコン
- 液晶モニター
- インクジェットプリンター
- 複合機
- シュレッダー
- レーザープリンター
- プロジェクター
- スキャナ
- 温水洗浄便座
特にパソコンは、起動時に多くの電力を消費するため、使っていない時間が90分未満の場合は、電源をオフにするのではなく省電力モードで利用する方が格段に節電できます。パソコンの省電力モードは、一定時間操作をしていない場合にディスプレイの輝度を落としたり、スリープ状態に移行したりできるので、節電対策として有効です。
業務用の複合機やプリンター系も家電は、家庭用のものと比べものにならないほどの電力を消費します。省エネモードやスリープモードを活用することで、電力を大幅にカットすることが可能です。スリープモードを利用することで、起動時のパスワード入力も省略できるため効率的に作業できるでしょう。
その他、長時間利用していない家電類はコンセントを抜いてしまうことで節電できます。待機電力は、年間の電気代のおよそ6%を占めているとも言われており、節電対策をする上でとても重要なポイントです。
デスクやキャビネットの配置の関係でコンセントの抜き入れが難しい場合は、節電タップを活用してください。スイッチひとつで電源のオンオフを切り替えられるため、待機電力の削減に一役買ってくれます。
とても便利な節電タップですが、誤って必要なオフィス家電の電源をオフしてしまうなどのトラブルがつきもの。そのようなトラブルを避けるためにも、個別スイッチタイプのアイテムを取り入れてください。それぞれのスイッチにテープなどで家電名を記載しておくのもおすすめです。
今回のまとめ
今回は、オフィスや事務所におすすめの節電方法や省エネ設定が可能なオフィス家電について詳しくご紹介しました。パソコンや複合機、照明などさまざまな家電を使用する中で、エアコンなどの空調機器が最も消費電力の大きいアイテムです。
適正温度に近づけるよう、暑い時期はサーキュレーターや扇風機、寒い時期はヒーターなどを活用しながら、空調機器の消費電力をおさえてパフォーマンス性を上げていきましょう。
空調機器以外にも、省エネモードを搭載した家電アイテムを活用することで、消費電力や待機電力を大幅に削減可能。不必要な電力を使わないためにも、コンセントを抜いたり、節電タップを導入したりなどできる限りの工夫をしてください。
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