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オフィス環境の作り方

2022.08.30

賃貸オフィスをお洒落にするコストが安くて丈夫なOSB素材


配向性ストランドボードことOSBは、複数の木材を重ねた合板素材の一つ。もともとは海外で主に使われていましたが、日本でも民間住宅におけるDIYで人気の高い素材です。
簡単に取り付けられて雰囲気を大きく変えられるのが魅力で、民間住宅だけでなくオフィスでも取り付けているケースも珍しくありません。今回は、オフィスにOSBを取り付けるメリットをご紹介しますので、オフィスの雰囲気を変えたい方はぜひ参考にしてください。

OSBを賃貸オフィスの壁や天井に取り付けるメリット

OSBは壁だけでなく天井などにも取り付けられます。自社ビルのオフィスはもちろん、大掛かりな加工でなく簡単に取り外せるような設置なら、賃貸オフィスでも問題ありません。ただし、現在の壁や天井を削る、穴を開ける、といった現状の施設に変化を加える場合には、必ず物件管理会社に相談してからにしてください。
OSBは木くず、木片を利用している素材です。製造に費用がかからないため購入費用も安くなっています。他の木材を製造する際に発生した木片を再利用しているため、地球環境にも配慮された素材です。新たにボードを設置したいけれど、SDGsの観点から環境に優しい素材を選ばなければいけないケースでも選択肢にできるでしょう。
OSBを設置するメリットを大きく分けると、コストパフォーマンスが高い上によいデザインに仕上がる点と、初心者でも簡単に取り付けられる点です。それぞれについて詳しく解説します。

コストパフォーマンスの良いデザインに仕上がる

OSBの大きな魅力はコストパフォーマンスの高さです。雰囲気を変えたいけれど、あまり費用をかけられない場合にぴったりな素材と言えます。

安価で購入できる

安価な商品なら一般的なベニヤ板サイズの910mm×1,820mmが1枚あたり1千円台から購入できます。通販での相場は1枚あたり2〜5千円程度で、6畳間の壁面をOSBにした場合は材料費だけで5万円ほどから、作業費用も含めると10数万円前後です。オフィスの広い壁を変更するケースなら、数十万円くらいと見積もれるでしょう。

おしゃれな雰囲気になる

OSBは複数の木片が組み合わさっているようなデザインで、うまく利用するとおしゃれな雰囲気に仕上がります。自然の木目を活かした素材と同様で、商品が同じでも全く同じデザインはありません。
個性的でラフな印象に仕上がりやすく、以下のようなオフィスとの相性が良い素材です。
・自由な風潮の会社
・音楽やアーティストに関連した会社
・個性を重視する会社
・チラシなどを制作するデザイン会社
無機質な印象が少なく、インパクトは比較的大きな素材となります。壁や家具が統一されすぎていて、社内が寂しく感じるときに思い切って雰囲気を変えたいケースにぴったりです。
特にアーティストやデザイン関連なら、ポスターやチラシをビスで自由に止められるボードとして活用できます。日々作成している作品を一覧として掲示する場所がほしい場合におすすめです。
ただし、オフィス内の雰囲気を統一させたい場合には注意してください。オフィスで使われやすいカラーリングのグレーやブラック、ホワイトなどとは印象が異なります。全面的に力強くラフな雰囲気にしたい場合には、全面的に取り付けるのがおすすめです。反対にアクセントとして取り付ける際には、一部分だけの設置が向いています。

耐久性がある

強度が高いのもOSBの大きな魅力です。安いからといって薄いベニヤ板やパネルを設置した場合のように、すぐに破損し修理費用がかかってしまっては意味がありません。
OSBは、住宅の屋根や壁に下地材としても活用される素材です。数年の経年劣化で自然に壊れるような素材ではなく、机がぶつかったり手が当たったりなどのちょっとした衝撃なら耐えられます。複数の木片を圧縮してボードにしているため、耐久性が高いのが特長です。
ただし、湿気にはあまり強い素材とは言えないので、水を扱う場所に設置する際には注意が必要です。耐水性のカバーを取り付けるなどの工夫を考えてください。また、外に設置するケースに向いている素材ではありません。さらに、直接手でさわると商品によっては木片がトゲのようになって刺さってしまう場合もある点にも注意しなければなりません。

断熱性、気密性が高い

木片が圧縮されており、中に空気が取り込まれにくいため、断熱性や気密性が高い素材である点も注目すべき特長です。オフィス内で大きなフロアをOSBで完全に分断した場合、双方の温度が影響しにくくなります。
片方はよく利用するエリアで反対側は使わないエリアという場合、空調機器で調整する範囲が狭くなるので燃料費を節約できます。特に、冬や夏などエアコンを多く活用する時期において、節約をしたい場合におすすめです。
他にも簡易サーバールームなど、温度を下げなければいけないエリアを設置するシーンの壁材としても向いています。

塗装もできる

OSBは塗装して自由にデザインを変えられるのも特長です。大きなインパクトのあるデザインにはしないけれど、カラーリングされた壁がほしい場合にも活用できます。
ただし、何もしていない状態で塗装すると塗料を弾いてしまうので、表面をサンドで研磨する工程は欠かせません。工事業者を入れずに設置して塗装するのはあまり現実的ではないので、業者を挟むのがおすすめです。
また、本来複数のチップを圧縮しているので、どうしても均一なカラーリングには仕上がりません。手作り感のある印象に仕上げるならぴったりの素材ですが、静かな印象の壁にしたい場合には別の素材を検討してください。

ネジや釘を使える壁にできる

OSBを壁として取り付ける場合には業者へ依頼するのが無難ですが、一度取り付ければ加工できる壁として活用できます。例えば、フックをつけてカバン掛けにする、ライトをネジで取り付けるといった利用が可能です。
借りている物件の壁にネジを入れるための穴を開ける、釘で棚を取り付けるといった作業は許可を取らなければいけません。しかし、間に一枚ボードを挟めば自由に取り付けでき、返却時にはボードを取り外せば大丈夫です。
その他、しっかりとネジや釘で取り付ければ、ファイルや書籍を保管する棚なども設置できます。パソコン周辺機器をセットするUSBやコンセントなどを直接埋め込むといった方法も面白いカスタマイズです。頻繁にデスク周辺の模様替えをしたいと考えている方は、自由に設置できるボードとしての活用も検討してみてください。

初心者でも簡単に取り付けられる

大掛かりな工事でなければ、比較的簡単に取り付けできる点もOSBを活用するメリットです。

ホームセンターで購入できる

OSBは身近なホームセンターなどでも購入できます。小さなスペースを変更する場合、予約せずとも自動車で購入しに行って調達できるのは大きな魅力です。事業者へ振り込む際には稟議が必要なオフィスでも、多少の金額なら領収書で後日精算できる場合は、すぐに取り掛かれます。
ただし、大きなフロアの壁全体、天井全体などの大規模設置になる場合、ホームセンターでは必要な量が用意されていないかもしれません。取り付け作業でも外注が必要となるケースが多いので、調達から取り付けまで業者への依頼を検討してみてください。

簡易スペースも設置できる

小さいサイズのOSBを組み合わせれば、フロアの仕切り以外にも休憩室や作業集中スペースの設置も可能です。組み合わせて小さな部屋をつくる方法もありますし、パーティション代わりに設置して椅子とテーブルを並べるだけでも、ちょっとした休憩スペースに仕上がります。
椅子やテーブル自体をOSBでつくれば休憩室に統一感が生まれ、業務スペースと異なる雰囲気で気持ちを切り替えやすくなるのでおすすめです。
休憩室以外にも、取引相手との動画ミーティングが必要な際のスペースとしても活用できます。ビデオ通話によるやりとりが発生する際、セキュリティなどの観点から職場内を写したくないけれど、バーチャル背景ではパソコンへの負荷が増え、動作が重たくなってしまうケースもあるでしょう。ビデオ通話する際、OSBで囲まれたスペースなら、後ろが映る心配はありません。
なお、OSBなどの板素材は、購入したホームセンターなら希望のサイズにカッティングしてくれるケースもあります。あらかじめサイズを決めておき、購入時に切ってもらって設置するだけにすれば作業手順も減らすことが可能です。ただし、カッティングサービスは店舗によって異なるので、事前に対応可否を確認してください。

DIYで作業できる

機器を使わずとも以下のような加工ができるOSBは、工事を依頼せず設置できるのがポイントです。
・カッティング
・塗装
・ネジの打ち込み
・打釘
ただし、一般的な木材に作業するのと同様の加工方法になるので、誰でも簡単に作業できるほどではありません。DIYが趣味の社員に仕事の一環としてお願いする程度で考えておきましょう。
なお、現状の壁にOSBを取り付ける場合、まず安定させるための柱を壁に取り付けてからOSBを取り付けます。壁や柱に穴をあけてビスなどで固定させなければいけないので、壁一面に取り付ける場合には工事業者へ依頼するのがおすすめです。物件の管理会社へも相談してください。

部分的な利用に最適

OSBを活用して経費を抑えるためには部分的な利用が向いています。壁一面に取り付ける場合と異なり、業者へ依頼する必要もありません。
例えば、スツールの足部分や大型テーブルの天板などが挙げられます。OSBは一枚板ではなくボードとしてのゆがみが少ない点も、大きなテーブルの天板に向いていると言えるでしょう。また、大きな棚として組み立てて、簡易的な荷物入れにするのも活用法の一つです。

今回のまとめ

OSBには他の壁ボードにはない魅力があり、安価ながらもベニヤ板よりも頑丈でコストパフォーマンスに優れた素材です。費用を抑えつつオフィスの印象を変えたい場合や、スペースの区切り、家具の部品として活用できます。
ホームセンターでも購入できるので、大掛かりではない工事なら業者へ依頼せずに作業できるのもポイントです。ただし、賃貸オフィスの壁全面に取り付けるなど、工事や許可が必要な場合には業者へ依頼してください。

名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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