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フリーアドレスのオフィス・事務所では移動式の引き出しが便利な理由
従来のオフィスや事務所のレイアウトは定型化しており、そのことが仕事の効率を低下させる一因となってしまうことも少なくありません。近年ではこのことに鑑みて、主にIT企業やベンチャー企業などでオフィス・事務所のフリーアドレスが推進されています。個人の席を固定せず、毎回好きな所で仕事ができるというものです。
フリーアドレスのオフィス・事務所においては、その目的に見合った設備や機器などを揃えることも大切です。とりわけ仕事をする上で欠かせないデスクやその周辺設備に関しては、収納などの観点も踏まえて吟味しなければなりません。
今回は、フリーアドレスのオフィス・事務所で移動式の引き出しが便利な理由について解説します。
1. フリーアドレスのオフィス・事務所では好きな席に座れるもの?
2.フリーアドレスで収納に困らないためにキャスターつきの引き出しが便利
3.キャスターつきで移動できる引き出しがあればどこでも自由に座れる!
4.今回のまとめ
フリーアドレスのオフィス・事務所では好きな席に座れるもの?
今日においてオフィス・事務所のフリーアドレス化は一部の企業のみでしか行われておらず、実際に何をすればよいのか分からないという方も多いかもしれません。ここでは、フリーアドレスの基本的な考え方やメリットなどをご紹介します。
そもそもオフィス・事務所のフリーアドレスとは?
オフィス・事務所をフリーアドレスにする場合、その概要や期待できる効果などを理解しておかなければなりません。
通常、企業のオフィス・事務所では多数のデスクが並べられ、各々の社員に専用のデスクが割り当てられています。しかし、この問題点は特定の社員とばかりコミュニケーションをとるようになり、馴染みのない社員と仕事をする際に弊害が生じてしまうことです。
フリーアドレスのオフィス・事務所では個々の社員に専用のデスクを割り当てず、各々が好きな席で仕事を行えるレイアウトになっています。そのため、その日の業務内容などに応じて自由に席を移動することができ、同じ職場で働く社員全員とコミュニケーションをとりやすくなります。
フリーアドレスのメリット
フリーアドレスのオフィス・事務所においては、社員が自由に移動して仕事をすることが可能です。例えば、特定のプロジェクトに携わるために、一時的に数名の社員が一カ所に集まる必要が生じた場合も、フリーアドレスを実施していれば会議室を借りなくてもそのためのスペースをオフィス・事務所内で確保できます。
また、上述したようにフリーアドレスのオフィス・事務所では社員同士のコミュニケーションが幅広く行われることから、社内全体の結束力が向上するといったこともメリットです。
さらに、オフィス・事務所をフリーアドレスにすると社員の人数分のデスクを用意する必要もなくなるため、スペースの有効活用も可能となります。このことから、社員数に対して十分なスペースがないオフィス・事務所においてもフリーアドレスは大きなメリットを生むのです。
フリーアドレスのオフィス・事務所では必ず好きな席に座れる?
基本的にフリーアドレスのオフィス・事務所では、各々の社員が好きな席で仕事をすることが可能です。ただし、場合によっては必ずしも好きな席に座れるわけではありません。
例えばフリーアドレスのメリットのひとつに、さまざまな社員とコミュニケーションをとれるという点がありますが、社員の座る席が毎日同じようになってしまっては意味がありません。このような場合には席順を流動的にしなければならないため、好きな席に座れなくなってしまうこともあるでしょう。
また、オフィス・事務所をフリーアドレスにしても、その日の仕事内容などによっては「この席でないと仕事ができない」という社員が出てきてしまうこともあります。このような理由から、オフィス・事務所をフリーアドレスにしても、流動的にならなかったり自分の座りたい席に座れなかったりすることが出てくるのです。
フリーアドレスで収納に困らないためにキャスターつきの引き出しが便利
オフィス・事務所におけるフリーアドレスを推進し、なおかつその効果を高めるためにはフリーアドレスに見合った設備や機器を用意することも大切です。とりわけ日常的に使用する仕事用スペースの周辺には、利便性を重視した設備や機器を設置する必要があります。
オフィス・事務所のフリーアドレスでは収納に要注意
通常、オフィス・事務所には個々の社員の私物や仕事で使用する道具などを収納しておくためのスペースが確保されています。その一例としては社員専用のロッカーやデスクが挙げられますが、特に社員専用のデスクに関してはフリーアドレスのオフィス・事務所では用意されていないことが前提です。
このことから、フリーアドレスのオフィス・事務所では収納がしっかりと行われず、仕事で使用する道具や私物で散らかったような状態になりやすいという問題点もあります。よって、収納についてもよく考え、必要な設備を揃えておかなければなりません。
最低限の収納とそのためのスペースを確保しておくことが重要
そもそも、フリーアドレスのオフィス・事務所のメリットは自由なスペースが多く、そこを社員が好きなように使用できる点にあります。そのため収納に多くのスペースを割いてしまうと、このメリットは半減してしまい、フリーアドレスにする意味がなくなってしまうのです。
このことから、フリーアドレスのオフィスにおいては収納に注意する必要があるものの、そのためのスペースや設備は最小限にとどめることも忘れてはいけません。
おすすめはキャスターつきの引き出し
フリーアドレスのオフィス・事務所のメリットを最大限に引き出し、なおかつ収納もしっかりと行うためにはそのための設備選びが重要となり、その上でおすすめなのがキャスターつきの引き出しです。
キャスターつきの引き出しとは、一般的な仕事用デスクに付属している引き出し部分を独立させたような引き出しのことです。このタイプの引き出しは最小限のサイズになっていることから占有スペースも狭く、フリーアドレスのオフィス・事務所のメリットを軽減してしまうこともありません。
また、引き出しの数が多いものや鍵つきのもの、天板部分が広くパソコンなどを置いて作業ができるものなどさまざまです。そのため、ニーズに合うものを選べるという点も、キャスターつきの引き出しのメリットとして挙げられます。
キャスターつきで移動できる引き出しがあればどこでも自由に座れる!
フリーアドレスのオフィス・事務所では社員が自由に移動でき、なおかつ仕事の効率も上げられるという点でキャスターつきで移動できる引き出しを使用するのがおすすめです。
キャスターつきの引き出しなら自由に席を移動できる
このタイプの引き出しはキャスターつきであることから自由に移動させることができ、席を移動する際に必要な道具や私物などを収納ごとに別の場所へ持っていける点が大きなメリットとなります。とりわけフリーアドレスのオフィス・事務所では、レイアウト上個人の収納スペースが確保しにくいという問題があり、この問題を解決する上でもキャスターつきの引き出しは大きな効果を発揮します。
私物の管理がしやすくなる
フリーアドレスにすることを前提としてオフィス・事務所を立ち上げた場合、最初から個人用の収納スペースが十分に確保されていないこともあります。とりわけ鞄や衣類などの私物の管理はこのような状態にあるオフィス・事務所だと難しくなってしまい、使用スペースが散らかってしまうこともあるでしょう。
キャスターつきの引き出しには複数の収納が備えつけられていることから、仕事で使用する道具だけでなく私物の管理も行うことが可能です。また、上述したようにこのタイプの引き出しは別の席へ移る際に移動させることができるため、私物の管理がしやすくなるという点でもメリットがあると言えます。
キャスターつきの引き出しは利用シーンに合ったものを選ぶことも重要
以上のようなメリットがあるキャスターつきの引き出しは、利用シーンに合ったものを選ぶことも大変重要です。例えばこのタイプの引き出しにはさまざまな高さのものがあり、オフィス・事務所内で使用しているデスクよりも低いものを選べば、デスクの下のスペースに収納して使用することができます。
また、重要な書類をしまっておくことが多い場合には引き出し部分に鍵がついているもの、小物をしまっておくことが多い場合には引き出し内に仕切りがあるものなどを選ぶのもおすすめです。
キャスターつきの引き出しを利用する場合の注意点
キャスターつきの引き出しをフリーアドレスのオフィス・事務所で使用する場合、そのことを考慮してレイアウトや他の設備を決めることも大切です。例えば、床にコードや段差などが多くあると引き出しの移動がしにくくなり、そのメリットを最大限に生かすことができません。このような問題を解決するためにはできるだけWi-Fiなどの無線で使用できる設備を取り揃えたり、段差の少ないオフィス・事務所を選んだりすることが大切です。
また、キャスターつきの引き出しにもさまざまなサイズのものがあるため、オフィス・事務所の広さや同じフロアで働く社員の人数を考慮して、最適なサイズのものを購入することも忘れてはいけません。とりわけ多くの社員が働く職場では全員が専用のキャスターつき引き出しを使用するだけでもその占有スペースが大きくなってしまうため、オフィス・事務所をフリーアドレスにする本来のメリットも得られなくなってしまいます。このようなケースではキャスターつきの引き出しを使用すること自体が向いていないこともあるため、別の方法で収納を確保することも検討すると良いでしょう。
今回のまとめ
オフィス・事務所においてスペースを有効活用するための方法の一つとして、フリーアドレスについて解説しました。この方法では社員が自由に仕事をする場所を選ぶことができ、同じ職場で働く多くの社員とコミュニケーションをとれるというメリットがあります。
そのため、社員が仕事で使う収納場所も移動できるものが良いでしょう。キャスターつきの引き出しなら、事務用品や書類、かばんなども収納でき、サイズの選択肢も幅広いのでおすすめです。
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