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オフィス環境の作り方

2022.07.12

清潔な空間作りのために欠かせないオフィス・事務所のカーペットのお手入れ方法


カーペットは、オフィス内の雰囲気やイメージを大きく左右する大事な要素です。オフィスを訪れる人に与える印象だけでなく、社員のモチベーションを上げるオフィスづくりという点でもカーペットは疎かにできません。また、オフィスに設置するカーペットにはさまざまな種類があるのです。
今回の記事では、タイルカーペットの特徴・機能・メリット、タイルカーペットの清掃・手入れのポイント、清掃の際のおすすめのグッズなどについて解説します。

オフィス・事務所で利用されるタイルカーペットとは?

まずは、オフィス・事務所で用いられるタイルカーペットの特徴・メリットについて解説します。

タイルカーペットとは?

タイルカーペットとは、床材をタイルのように敷き詰めるタイプのカーペットです。床材は正方形・長方形のものが多く使われますが、オフィスによっては六角形が採用されていることもあります。正方形の場合、40cm×40cmか50cm×50cmが一般的です。

タイルカーペットの特徴

タイルカーペットで使用される素材は、ナイロンやポリプロピレンなど踏み心地の良いものが採用されているのが一般的です。色は無地かストライプが基本であり、前者はさまざまな色の組み合わせが可能、後者は「すべて同じ向きで配置する」「パネルごとに向きを変える」のどちらかでオフィスのイメージが大きく変わります。

耐久性・耐摩耗性

上述したように、タイルカーペットではナイロンやポリプロピレンなどの柔らかい素材が使われます。これらの素材は、摩擦や負荷に強く、凹み・すり減り・汚れ・遊び毛が少ないのが特徴です。このような耐久性・防汚性の高さから、タイルカーペットは不特定多数の人が出入りするオフィス・事務所の床によく使用されます。

機能性

タイルカーペットの素材として使用されるナイロンやポリプロピレンは、静電気を防止するという性質があります。そのため、電子機器がたくさんあるオフィスでは、タイルカーペットを敷くことで電子機器の静電破壊などのリスクを軽減させることが可能です。また、素材の性質上、足音や物音を吸収しやすいので防音という点でも効果は高めとなります。

設置

タイルカーペットは、床材を一枚一枚組み合わせて設置していきます。裏面にのりが付いているものであれば、接着剤不要で簡単に設置できるでしょう。のりが付いていないものは、専用の接着剤を使用して張り付けます。

タイルカーペットのメリット

ここでは、タイルカーペットの特徴がわかったところで、利用することでどんなメリットがあるのかご紹介します。

張り替えと掃除が簡単

タイルカーペットで大きなメリットは、張り替え作業が非常に楽であることです。例えば、一枚物のカーペットであれば、一部分が汚れたり破損したりすると全部取り替えなければならないことがありますが、タイルカーペットであれば気になる部分(パネル)だけを交換すれば済みます。張り替えをせずとも、一枚を外して洗浄すればそれで済むこともあるので便利です。

オフィス内を視覚的に区分できる

タイルカーペットはカラーが豊富なので、色の違い・組み合わせによってオフィス内を視覚的に区分できます。「オフィスには間仕切りを設置したくない」「オフィスを開放的な空間にしたい」というときには、タイルカーペットで区分けをするのも一つの方法です。

デザイン性が高い

オフィスというのは、床のデザインで雰囲気や印象が大きく変わります。一面グレーの無機質なカーペットでは地味に映りますが、豊富なカラーのタイルで床を構築すればオシャレな空間を演出できるでしょう。ストライプのものは、スタイリッシュかつ高級感のあるオフィス空間を作りたいときにおすすめです。

タイルカーペットの洗い方とお手入れ方法

タイルカーペットの掃除の基本は掃除機かけです。カーペットの表面のホコリや塵を取って綺麗にするために、週一くらい頻度で掃除機かけを行ってください。
ポイントは、力を入れすぎないことです。カーペットに強く押して掃除機をかけると、カーペットの表面にあるホコリや小さなゴミが余計に下に埋もれてしまい、掃除機で吸い込めなくなります。掃除機をかけるときは、カーペットを強く押すのではなくふんわりと優しくかけてください。
また、数か月もすると、掃除機では綺麗にできない汚れが出てくることがあります。月一くらいの頻度で水拭きをしておけば、綺麗な状態をしっかりと維持することができるでしょう。水拭きは手で行うよりも、雑巾モップを使ったほうが楽です。

タイルカーペットのシミ汚れを綺麗にする方法

ここでは、タイルカーペットにシミ汚れができてしまったときに綺麗にする方法をご紹介します。

飲み物をこぼしてシミができたとき

コーヒーなどの飲み物をカーペットにこぼしたときは、普通の水拭きでは汚れは取り切れません。中性洗剤を使って、手でしっかりと水拭きをして汚れを取ります。具体的な方法は以下の通りです。
1.カーペットにこぼした飲み物を、ティッシュや布などで拭き取る。
2.乾いた雑巾に中性洗剤を適量染み込ませ、シミ部分を叩くように拭いて汚れを浮かせて取る。
3.水だけを含ませた雑巾で拭き取り、中性洗剤を残さないようにする。
4.最後に乾いた雑巾でしっかりと拭き取る。

油性のもの(油性インク・靴墨・ペンキなど)をこぼしたとき

油性の汚れがカーペットにできてしまったときは、中性洗剤のみでは汚れが取れないことが少なくありません。この場合は、ベンジンもプラスしてシミ取りを行います。
1.汚れをティッシュ・布・紙などで拭き取る。
2.乾いた雑巾にベンジンを適量染み込ませ、シミ部分を叩くようにして拭き取る。
3.別の乾いた雑巾に中性洗剤を適量染み込ませ、シミ部分を叩くようにして拭き取る。
4.水だけを含ませた雑巾で拭き取り、中性洗剤を残さないようにする。
5.最後に乾いた雑巾でしっかりと拭き取る。
※ベンジンは石油を原料とした水溶液なので、ベンジンを使用する際は火気厳禁

タイルカーペットの臭いが気になるとき

タイルカーペットは経年の汚れや食べこぼしなどが蓄積すると、不快な臭いが出てしまうことがあります。このような場合は、「掃除機かけ+重曹」が効果的です。
カーペット全体、または臭いが気になる部分に重点的に重曹をふりまき、数時間放置してください。こうすることで、重曹が空気中の嫌な臭いを吸収してくれます。あとは掃除機をかけて重曹を吸い取れば完了です。重曹を長く置けば置くほど消臭効果が高くなるので、仕事終わりに重曹をまいて、翌日に掃除機をかけても良いでしょう。
重曹は掃除用のものがホームセンターなどで安価で販売されています。

タイルカーペットを洗う際におすすめのグッズ

ここからは、タイルカーペットを洗うときに便利なおすすめグッズをいくつかご紹介します。

ゴム手袋

水拭きの場合は素手でも問題ありませんが、中性洗剤を使用するときは肌に直接つかないようにゴム手袋をしてください。中性洗剤は手肌に優しい洗剤ではありますが、手荒れがひどい人や肌の弱い人は影響が出てしまうことがあります。ベンジンを使用する場合も、臭いが付着するのを防ぐためにやはりゴム手袋をしたほうが賢明です。
ゴム手袋は、薄手のものと厚手のものの2種類があります。オフィスでカーペットを洗う場合(シミ取りの場合)は、薄い使い捨てのゴム手袋で十分です。薄手のゴム手袋は、ゴムが素手にフィットして細かな作業も楽に行えるという良さがあります。厚手のゴム手袋は細かな作業に不向きで、雑巾でカーペットのシミ取りをする場合はあまり適していません。
ゴム手袋には主に、天然ゴム手袋と合成ゴム手袋があります。天然ゴム手袋は溶剤や油に弱く、合成ゴム手袋は油や薬品に強いという特徴があるので、使い捨てのゴム手袋を使わない場合(洗って何度も使用する場合)は後者の合成ゴム手袋のほうが良いでしょう。

カーペット用洗剤

カーペットのシミ取りはキッチン用の中性洗剤でも可能ですが、カーペット専用の洗剤を使えばより効果的に汚れを落とすことができるでしょう。続いては、おすすめのカーペット用洗剤(市販)をいくつかご紹介します。

カーペットかんたんシミとり(リンレイ)

水性・油性のシミを簡単に落とすことができるスプレータイプの洗剤です。シミ部分にスプレーを吹きかけ、固く絞った雑巾で拭くだけで綺麗に汚れが落とせます。弱酸性なので、カーペットの繊維の痛みも少なく済むでしょう。

シミ取り名人(大和ネットサービス)

水性のシミ・汚れを素早く綺麗にできるスプレータイプの洗剤です。シミの色素を分解して汚れを除去するタイプの洗剤なので、スプレーしたあとで拭き取る必要がないのがポイントです。酵素系の洗剤なので、カーペットそのものの色落ちの心配もありません。オフィスでコーヒーなどのシミ取りをするとき、わざわざ洗剤で雑巾拭きをしたくないときにおすすめです。

重曹(シャボン玉石けん)

掃除用の重曹は多くの商品が販売されていますが、シャボン玉石けん株式会社が販売している重曹は環境負荷が少ないナチュラルクリーニングシリーズとして人気があります。粉末タイプなので洗剤と同じように汚れ落としに使えるほか、上述したようにカーペットの臭い消しにも有効です。

スポンジ

オフィスによっては、タイルカーペットの汚れた部分だけを一枚外して、給湯室などの洗い場で洗うというケースもあるかもしれません。軽い汚れならば、水で流しながらスポンジで洗えば綺麗になります。スポンジは湯飲みなどを洗うものと区別するため、使い捨てのスポンジを用意しておくと良いでしょう。
なお、タイルカーペットは商品によって水洗い不可のものもあるため、水で流して洗う場合は事前に説明書やタグを確認しておいてください。

今回のまとめ

タイルカーペットはデザイン性が高いので、オフィスに敷くことで空間をスタイリッシュかつオシャレに演出できます。また、機能面でもメリットが多く、コストもそれほどかからないことから近年は多くの企業で採用されているのです。
オフィスの立ち上げや移転の際に、「最初からタイルカーペットが設置されているオフィスを借りたい」という事業者の方も多いかもしれません。この場合は、理想的なオフィスをスムーズに見つけるためにも、オフィス仲介業者へ相談してみることをおすすめします。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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