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2022.02.17

オフィス・事務所を構えるなら設置したい看板の種類とその特徴


オフィスや事務所を構えるのであれば忘れてはいけないのが、企業の顔ともいえる看板の設置です。看板には、敷地外に設置することで製品やサービスなどをPRする「一般広告物」の役割と、敷地内に設置される「自家広告物」、オフィスまでの沿道に設置する「道標・案内図板」といったものがあります。この記事では、設置する場所からみた看板やそれぞれの種類に応じた特徴を解説します。

【目次】
1.オフィスの顔ともいえるファサード看板
2.オフィスの認知や誘導には自立・野立看板
3.ブランド認知させる塔屋看板
4.視認性が高い突出し看板
5.オフィスや事務所内の案内看板
6.来訪者に親切な道標・案内図板
7.オフィスや事務所に看板を設置する際の4つのポイント
8.今回のまとめ

オフィスの顔ともいえるファサード看板

まず1つ目は、自家広告物の一つである「ファサード看板」です。基本的に、ビルや事務所の正面入り口上部に取り付けられる横長型の看板が一般的です。欄間看板とも呼ばれ、オフィスの雰囲気やイメージを伝える役割を持っており、最も重要な看板といっても過言ではありません。
会社名や屋号やロゴマークはもちろん、シンボルカラーを取り入れるのが特徴で、シンプルに木の板を張り付けたタイプや、アクリルフレームタイプのものなどがあります。夜間でも目立たせるためには、外からスポットライトをあてたり、内側に照明を仕込み全体を光らせることが一般的です。企業名を立体的な「切り文字」や「箱文字」を用いることで、より看板を目立たせるという工夫もできます。
ファザード看板は、窓ガラスにカッティングシートなどで貼り付ける「ウィンドウサイン」と合わせてデザインされることも多く、両者を合わせることでより企業のイメージを伝えることができるでしょう。

オフィスの認知や誘導には自立・野立看板

2つ目は、自家広告物の1つである「自立・野立看板」です。自立看板とは、地面などに穴を開けて基礎を作り、セメントなどで固めて自立させる独立看板のことです。一方で、野立看板とは、平板面の看板がスチール製の脚などで固定されているもので、敷地の端や駐車場などに設置されるのが一般的です。ファザード看板同様にアームライトなどで照射すると、夜でも目立たせることが可能です。沿道を走っている車や歩行者などにオフィスを認知してもらったり、来訪者を誘導したりするはたらきも持っています。
自立・野立看板は、オフィスが少し入り組んだ場所にあったり、他の競合他社が近隣にあったりして自社を目立たせたいといった場合に役立つでしょう。また、直接的な集客ではなくともブランディング目的としても利用できます。通学や通勤中の導線にあるロードサイドであれば、この看板を設置することで、繰り返し目にする人の意識の中に刷り込むことも可能です。
ただし、看板の高さが4メートルを超える場合は、建築基準法によって工作物確認申請が必要な点に注意しましょう。

ブランド認知させる塔屋看板

3つ目は、自家広告物の一種である「塔屋看板」です。屋上看板や広告塔とも呼ばれ、ビルや建物の屋上部分に設置される看板です。デパートの屋上などに取り付けられている看板が分かりやすい例です。遠くから見ても目立つので、企業の知名度アップにも役立つでしょう。企業コンセプトなどを印象づけるため、文字を多く入れるよりも、ロゴマークや会社名のみなどを載せることが一般的です。遠隔地からの集客効果を狙って取り付けられることが多いことから、ある程度の大きさのものを用意する必要があるでしょう。
高さ4メートルを超える看板を新たに取り付ける場合は、建築基準法第88条1項の規定により確認申請が必要な点を知っておきましょう。また、塔屋看板などは屋外広告物にあたるため、各自治体の許可申請の必要がある点も注意です。

視認性が高い突出し看板

4つ目の「突出し看板」も、自家広告物の一種です。建物の壁面から突き出した看板のことを指し、袖看板ともいわれます。遠方からでも歩行中に目に入るのが特徴ですが、塔屋看板ほど大型ではありません。内照式で夜間でも目立つものが多く、オフィスの目印としても最適です。縦長タイプから、正方形や円に近いものなど、形もさまざま。建物の壁に設置されるタイプと、支柱に設置されるものがあります。
特に、ビルに複数のテナントが入っている場合などは、何階が自社オフィスなのかが分かるために必須ともいえるでしょう。この場合、他者との違いをつけて視認性を高めるために、違う形を選択するのがおすすめです。狭い通りなどでも取り付けられるのがメリットです。4メートルを超えると、建築基準法に基づく確認申請が必要ですが、後付アンカーといわれる、建物の母材コンクリートの硬化後に後から穴などをあけて取り付けるのが原則禁止となっているため、事前確認が必要でしょう。突出し看板も、自治体の屋外広告物の許可申請が必要になります。

オフィスや事務所内の案内看板

5つ目の案内看板も自家広告物にあたります。オフィスや事務所内に設置される看板で、オフィスビル内に設置されるものであれば、ビル内全体の案内図のような役割を果たすものと、特定のオフィスの会社案内の役割をする看板の2タイプに分かれます。この看板の役割は、お客様が迷わずにオフィスに足を運んでもらうことです。インフォメーションスタンドという呼び方もします。
ビル内全体の案内図の場合、シンプルに、1F〇〇会社、2F××会社といった表記をしているのが一般的です。このタイプの看板は、オフィスビルにあらかじめ設置されていることが一般的です。それ以外に、スタンドタイプの案内板もあります。この場合、日本人の平均身長である170センチの方が首を上にあげることなく、下方に目線をやったときに目に入る高さを心がけるといいでしょう。シンプルなタイプの看板にはなりますが、イメージカラーやロゴを取り入れることでより分かりやすくなります。特定のオフィスの会社案内の場合は、エントランス部分に会社名や受付の場所が分かるような簡易的な間取り表示のようになっているものが一般的でしょう。

来訪者に親切な道標・案内図板

6つ目の道標・案内図板は、来訪者が迷うことなくオフィスにたどり着くことを目的とした看板です。誘導型の看板であるため、オフィス近隣に数ヶ所、たとえば道の分岐点などに設置すると分かりやすいでしょう。看板は会社名と東へ100メートルなど、分かりやすい表記でシンプルなものが多いですが、ロゴなどを入れて基本的にすべて同じデザインの看板にするのがポイントです。道標・案内図板も屋外広告物にあたり、自治体によって表示や設置方法が定められているため、事前の確認が必要です。

オフィスや事務所に看板を設置する際の4つのポイント

最後に、オフィスや事務所の看板を設置する際の4つのポイントについてご紹介します。フォントや文字のサイズ、配色、周りとのバランスなどについて気を付けるのがポイントです。

フォントは見やすいものを選ぶ

会社名のロゴなどを除き、正しく理解してもらうために、使用するフォントは見やすいものを選びましょう。経年劣化でかすれなどが生じても、他のフォントよりも認識されやすいのはゴシック体です。それ以外であれば、多くの人に馴染みがある明朝体や楷書体などもおすすめ。実際に印刷をしてみるなどして、見え方をシミュレートしてみると分かりやすいです。

文字の大きさは見やすいサイズに

看板を目にするターゲットによってもサイズは変わってきますが、歩行者などが立ち止まらなくても確認できることを想定すると大きめにしておくことをおすすめします。国土交通省の「公共交通機関の旅客施設に関する移動等円滑化整備ガイドライン」を基準とすると、5メートル程度の近距離で和文は20mm以上、10メートルとなると40mm以上、20メートル離れると80mm以上とされているので参考にしてください。和文と英文では、見え方が違うため、合わせて確認することが大切です。

目に留まりやすい配色を選択

配色は、目に留まりやすいものにすることが大切です。周りに看板があるのであれば、遠目に俯瞰した状態で、どの色が目に留まりやすいのかを確認しましょう。しかし、目立てばいいというわけではありません。会社のイメージと違ってしまうと、意味がありません。会社のコンセプトカラーなどを使用することに加えて、背景色のせいで文字が読みづらくならないように気を付けましょう。

周りの景観とのバランスにも注意

周囲との景観とのバランスにも注意してください。せっかく設置した看板が、背景に埋もれてしまうと意味がありません。そこで、看板に使用する素材や色味を工夫することで、他の看板との差別化を図るのもポイントです。しかし、ロードサイド沿いだとあまりに奇抜なものだと、エリアによっては景観にそぐわないと判断される点もあるため、注意が必要です。

今回のまとめ

オフィスや事務所を構えるのであれば、認知してもらうことや来訪者を迷子にさせないためにも、看板は設置するべきです。しかし、看板は取り付ける位置やその目的、特徴が異なり、法規制があるものもあります。それらを理解した上で、自社に合ったものを選択するようにしましょう。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業です。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めています。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者様は、お気軽にお問い合わせください。

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