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エリアの特徴・賃料相場

2022.02.04

【2021年最新版】三重県の貸倉庫・工場の市場


三重県と聞くと世界遺産にも登録されている「熊野古道」や、約2,000年の歴史を持つ「伊勢神宮」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。三重県は他にも、伊勢えびや松坂牛の産地としても知られています。農業や水産業が盛んな三重県ですが、賃貸倉庫や工場の坪単価や賃料の相場はどのくらいなのでしょうか。賃貸倉庫や工事の内見時の確認ポイントやスケルトン物件のメリット・デメリットも説明するので、賃貸倉庫や工場を探す時の参考にしてください。

【目次】
1.三重県の特徴や魅力
2.農業や水産業・工業が盛んな三重県
3.三重県の貸倉庫・工場の坪単価と賃貸相場
4.賃貸倉庫や工場の内見時の確認ポイント
5.低床式倉庫と高床式倉庫それぞれのメリット・デメリット
6.スケルトン物件のメリット・デメリット
7.賃貸倉庫や工場をお探しなら「オフィッコス」へ
8.今回のまとめ

三重県の特徴や魅力

三重県は中部地方や近畿地方に位置する観光業が非常に盛んな県です。三重県と言えば伊勢神宮や熊野古道の他に、松坂牛や伊勢えびも有名です。志摩スペインや鈴鹿サーキット、ナガシマスパーランドといったテーマパークも多く、伊勢・志摩方面は特に観光名所としても知られています。
三重県の人口は全国で22番目で、人口密度は20番目です。県庁所在地の津市に集中しているわけでなく、中規模の都市に人口が分散しています。三重県は北勢・伊賀・中勢・南勢・東紀州の5つの地域に分かれています。北勢は中京工業地帯があり、非常に多くの企業が本社や工場を構えています。
県庁所在地の津市や松阪市が位置する中勢は、高さ94mの複合ビル「アスト津」が津駅前に建設されるなど、市の活性化が進んでいます。大部分が伊勢志摩国立公園に指定されている伊勢・志摩地域と呼ばれるエリアは南勢です。海女さんがいてアワビやサザエ・伊勢えびをとることでも知られています。また、鳥羽市にある「鳥羽水族館」も家族連れに人気の観光スポットです。

農業や水産業・工業が盛んな三重県

三重県の北勢は工業が盛んな地域ですが、緑茶の栽培も盛んです。伊勢茶の緑茶の生産量や生産額は全国で第3位で、第1位の静岡県と第2位の鹿児島県に続きます。三重県は農業や水産業も非常に盛んで、水産業では、真珠・アワビ・伊勢えびの他、青のりやひじきの生産地でもあります。また、松阪市は高級肉の松阪牛の産地として知られており、畜産は松阪市だけでなく、伊賀地方の伊賀牛や高級肉用鶏の熊野地鶏も有名です。あまり知られてはいませんが、三重県が林業も岐阜県に次いで全国で第2位と盛んで、県内には製材工場が218工場あります。
また、興味深いことに三重県は自動販売機の生産量が全国1位で、年間約12万台の自動販売機が製造されています。ローソクや鍵の生産量も全国で1位です。製造業の出荷額で見ると、輸送用機械やデバイス・電子機器の出荷額が多く、中でも内装タイルや金属製のベッドなどは全国で1位です。三重県では事業所数も出荷額も四日市市が最も高くなります。都市で見ると、四日市市だけでなく伊賀市にも大手企業の生産拠点や工場が位置します。三重県に工場を置く主な企業は、「旭化成」・「味の素」・「富士通」・「コスモ石油」・「パナソニック」などです。

三重県の貸倉庫・工場の坪単価と賃貸相場

三重県は既存の工場数は多いものの、現在空室の賃貸地物件の数は多くはありません。工場の物件数は少ないですが、小型の賃貸倉庫の数は愛知県よりも多くなっています。現在(2021年11月)、面積が20~1,000㎡程度の賃貸倉庫があります。これらの倉庫は津市が中心ですが、四日市市・松阪市・鈴鹿市にも数件あります。
三重県の賃貸倉庫や工場の坪単価は約3,000~4,000円です。小規模の倉庫は坪単価が1,000~2,000円の安い物件もありますが、坪単価5,000~6,000円の物件が最も多い傾向にあります。賃料は5万円以下の物件も多くありますが、賃料の相場は約10万円です。賃料が20~30万円の物件もありますが、10万円台や10万円以下の物件が特に多いため、賃料を抑えて借りることは可能でしょう。三重県の賃貸工場は空室物件が少ないです。しかし、面積が600~1,000㎡までで賃料が50~60万円の物件なら数件あります。物件数が多くないため、三重県で工場をお探しの際は、時間に余裕を見て探すといいでしょう。

賃貸倉庫や工場の内見時の確認ポイント

倉庫や工場を賃貸する時は、どのような点に注意して決めるといいのでしょうか。倉庫や工場を内見する時の、確認ポイントを見ていきましょう。

内部の湿度や温度

確認ポイントの一つ目は、内部の湿度や温度です。保管するものによっては、湿気によりダメージを受けることも考えられます。湿度が70℃以上だとカビが生えやすくなると言われているので、湿度の高い物件は避けた方がいいでしょう。

電気の容量

確認ポイントの二つ目は使用できる電気の容量です。機械を使用することが多い工場では、これはとても大切なポイントになります。電気の容量が足りない場合は、自費で引き込み工事を行うことになるため、注意が必要です。

床荷量

三つ目の確認ポイントは床荷量です。床荷量とは、1㎡あたりの床が耐えられる重量のことです。床荷量は倉庫や工場により大きく異なるため、重量のある荷物を保管する場合や、機械類を多く使用する場合はよく確認してください。

天井やシャッターの高さ

内見の確認ポイントの最後は、天井の高さやシャッターの高さです。天井やシャッターが低いと、保管するものや使用する機械により、業務がしにくくなることも考えられるため、高さのあるものを扱う場合は必ず確認してください。
倉庫や工場を賃貸する時はそれ以外にも、セキュリティや必要設備の有無など確認点は多くあります。事業内容によっては騒音や異臭が伴うこともあるため、その場合は近隣の住民から苦情が来ないように、倉庫や工場の周辺環境もよく確認しましょう。

低床式倉庫と高床式倉庫それぞれのメリット・デメリット

倉庫には低床式倉庫と高床式倉庫があります。倉庫を賃貸する時に、どちらを選ぶかは大切なポイントになるので、それぞれのメリットやデメリットを知っておきましょう。

低床式倉庫のメリット・デメリット

まず、低床式倉庫ですが、低床式倉庫は倉庫の床が地面と同じ高さにある構造の倉庫のことを言います。低床式倉庫のメリットは地面と倉庫の床の段差がないため、重機の出入りやフォークリフトや車両の出入りがしやすい点です。床を底上げしていないため、賃料が比較的安いこともメリットです。
一方で、床が地面と同じ高さなので、大雨の際に浸水被害を受ける可能性がある点がデメリットになります。防水壁を設置することである程度親水被害を防止することができます。

高床式倉庫のメリット・デメリット

高床式倉庫は、地面の高さよりも高い位置に床がある倉庫のことです。高床式倉庫のメリットはトラックからの荷降ろしが楽な点です。倉庫の床の高さをトラックの荷台と同じ高さにすることで、荷降ろしが楽になります。また、高床式倉庫は地面より高い位置にものを保管するため、ホコリや湿気によるダメージを避けられ商品の品質を守ることができます。
一方で高床式倉庫は、地面からの底上げ費用がかかることがデメリットです。低床式倉庫は、トラックや重機の出入り多い事業に向いており、高床式倉庫は衛生管理や商品の品質管理が必要になる事業に向いています。低床式か高床式かは、それぞれの予算やメリット・デメリットを把握した上で選んでください。

スケルトン物件のメリット・デメリット

スケルトン物件という言葉を聞いたことがありますか?スケルトン物件は、内装設備が全く施されておらず、建物の柱がむき出しになった状態の物件のことです。
倉庫を賃貸する時は、スケルトン物件を探す方法があります。スケルトン物件は内装が全く施されていないため、内装のレイアウトを自由に決められる点が大きなメリットです。事業の内容に合わせて使いやすいように倉庫をレイアウトするため、作業効率もあがるでしょう。また、スケルトン物件は一般的に物件数も多く、希望に合う物件を見つけやすいとも言えます。さらに、設備を新しく導入するため、管理がしやすい点もメリットに挙げられます。設備がすでに導入されている居抜き物件では設備の保証書や説明書がないため、メンテナンスに手間がかかるといった話もよくありますが、その点スケルトン物件は安心です。
メリットの多いスケルトン物件ですが、同時にデメリットも伴います。スケルトン物件の主なデメリットは費用と時間です。内装が自由にできる点はメリットになりますが、その分時間も費用もかかります。電気工事や空調工事から始める場合は工事に半年近くかかってしまう可能性もあります。そのため、スケルトン物件を検討する際は、メリットと同時に予算や時間も考慮して決めてください。

賃貸倉庫や工場をお探しなら「オフィッコス」へ

「オフィッコス」は愛知県名古屋市で15年以上に渡り、賃貸事務所やオフィスの仲介業に携わってきました。扱う物件は事務所やオフィスだけではありません。賃貸倉庫や工場も多く扱い、お客様1人ひとりの要望に合う物件をご紹介しています。
オフィッコスの強みは、物件の掲載数の多さです。随時50,000件以上の物件を掲載し、常に最新情報を更新していため、すぐに埋まってしまうような人気の物件を見つけることも可能です。物件は名古屋市を中心に扱っていますが、三重県の主要都市の物件をご紹介することもできます。
入居後も万が一トラブルが発生した場合には、管理会社と一緒にトラブル解決に向けて対処していきます。物件については包み隠さず説明するため、契約前に良い点だけでなく悪い点も把握でき、のちのちのトラブルも防げます。三重県の貸倉庫や工場の物件も扱っているので、三重県で賃貸倉庫や工場をお探しの際は、ぜひオフィッコスへご相談ください。

今回のまとめ

三重県は農業や水産業、そして工業が盛んな県です。特に四日市市や津市には事業者数も多く、賃貸工場や工場も他の都市よりも多い傾向にあります。現在、三重県全体では賃貸工場の数はそれほど多くありません。賃貸倉庫は面積が20~600㎡くらいの物件が中心です。
賃貸倉庫や工場の坪単価は約3,000~4,000円で、賃料の相場は約10万円です。賃料は10万円以下の物件も多くあるので、賃料を抑えることもできるでしょう。賃貸倉庫や工場を探す時は、湿気や電気の容量など内見時の確認ポイントも忘れないでください。事業内容は低床式倉庫か高床式倉庫が向いているのかもよく考えて、物件を決めましょう。

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