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良いパートナーを探そう!賃貸事務所・オフィスの仲介会社の選び方
オフィスの移転・開業をスムーズに進めるためには、物件探しが重要です。しかし、一人で良い物件を見つけようと思っても難しいもの。そのようなときに頼りになるのが、不動産仲介会社です。今回は、仲介会社を選ぶ際のポイントをご紹介します。
【目次】
1.オフィス専門の不動産仲介会社を選ぼう
2.賃貸事務所・オフィスの仲介会社を選ぶポイント
3.良い仲介会社を見つけるには準備が必要
4.物件は必ず自分の目で確認して
5.名古屋の事務所・オフィス移転ならオフィッコスへ
6.今回のまとめ
オフィス専門の不動産仲介会社を選ぼう
オフィスを移転・開業する際は、オフィス専門の不動産仲介会社を選びましょう。不動産仲介会社には2種類あります。なじみがあるのは、一般的な住まい探しをサポートしてくれる住居専門の不動産仲介会社です。HPなどを利用して手軽に物件探しができますが、基本的には物件紹介までのサービスとなっており、オフィス移転・開業に関する手続きなどは行ってくれません。つまり、オフィスの移転・開業には不向きということです。
そこでおすすめなのが、オフィス専門の不動産仲介会社。オフィスとして最適な物件を紹介してくれるだけでなく、移転・開業に関する総合的なサポートも行ってくれます。機密情報を含む書類や精密機器など、慎重に移転するべきものに対してもきちんと知識や技術を持っており、安心して任せられるでしょう。
賃貸事務所・オフィスの仲介会社を選ぶポイント
オフィス専門の仲介会社にも、それぞれに特徴や強みがあります。スムーズなオフィス移転・開業のためにはどのような仲介会社を選べば良いか、具体的に見ていきましょう。
仲介会社の得意分野が自分の業種に合っているか
一口にオフィスといっても業種はさまざまです。業種に適した物件を探すには、仲介会社の得意分野を確認する必要があります。例えば、物件の広さ。店舗などに最適な面積の広い物件を得意としている会社もあれば、規模を限定して小さな貸事務所のみ紹介している会社もあります。従業員の数や事業内容によって適している広さは異なるため、自分のオフィスに合った物件を多く取り扱っている仲介会社を選ぶと良いでしょう。居抜き物件に強い仲介会社もあります。ベンチャー企業の移転やオフィス開業など、コストを抑えたい場合はこのような仲介会社を選ぶのがおすすめです。
ただ、多くの仲介会社は「総合不動産」と名乗っていることが多く、表面上は得意分野がわかりません。その場合は、HPなどに掲載されている物件や過去の実績を確認してみると傾向が見えてきます。まずは、気になる仲介会社のHPを確認することから始めましょう。
物件数や実績は豊富か
HPに掲載されている物件が定期的に更新されていれば、それだけ頻繁にオーナーとコンタクトを取ったり調査をしたりしているということです。物件数が豊富であればそれだけ選択肢も増え、好条件の物件に出会える可能性も高くなるでしょう。また実績は、その仲介会社が信頼できるかどうかを証明するものでもあります。実績数だけでなく、実際に取引した企業名などがHPに掲載されていればなお安心です。
移転・開業予定の地域に特化しているか
地域に特化した仲介会社なら、周辺環境や物件の特徴をきちんと把握しているでしょう。担当者自ら目で見て感じた情報を元に物件を紹介してくれるため、「資料で見た印象と違う」という移転後のトラブルも防げます。もちろん、地域に特化した仲介会社は大手よりも物件数が少ないでしょう。しかし、オーナーとの距離が近い分、まだ世に出ていない物件情報をいち早く入手できるかもしれません。地域特化の仲介会社は、物件数の豊富さを上回るメリットが得られる可能性があるのです。
現実的な提案をしてくれるか
ただ希望を聞いて物件を紹介してくれるだけの仲介会社では意味がありません。理想のオフィスを探しているのであれば、希望を踏まえたうえで現実的な提案をしてくれるところを選びましょう。現実的な提案とは、安い・近い・新しい・広いといった希望をただ叶えるのではなく、さまざまな視点から提案をしたり相談に乗ったりしてくれるということです。
通勤のしやすさ・周辺環境・人通り・内装や外装の雰囲気などの具体的な提案は、オフィスを利用する人のことを考えているからこそできるものです。理想と現実のバランスを取りながら最適な提案をしてくれる仲介会社こそが、良いパートナーといえるでしょう。
プロジェクトマネジメントも請け負ってくれるか
仲介会社の中には、物件の紹介だけでなくプロジェクトマネジメントも行っているところがあります。プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの進捗管理のこと。つまり、オフィス移転・開業に関する手続きや作業をトータルで行ってくれるということです。
具体的には、内装工事や引越し手続き、旧オフィスの原状回復工事などになります。物件探しから一貫してサポートしてもらえれば、オフィスの移転・開業もスムーズでしょう。
仲介手数料は適切か
仲介手数料は、物件の賃貸契約や売買契約が成立した際に発生する手数料のことです。不動産仲介会社は、この仲介手数料を利益として営業しています。仲介手数料の上限は家賃の1カ月分で、これは宅地建物取引業法で決まっている金額です。つまり、仲介手数料が家賃の1カ月分を超える会社には注意しなければなりません。
逆に、仲介手数料が0円の会社もありますが、こちらはオーナーが手数料を負担している場合もあります。不安な場合は、詳細を確認してみると良いでしょう。
担当者とのコミュニケーションに不安はないか
オフィスの移転・開業には時間がかかります。その間コミュニケーションを取っていく担当者の人柄は、非常に重要です。「希望を丁寧にヒアリングしてくれる」「質問に答えてくれる」「説明がわかりやすい」といった仲介会社であれば、安心感もあり気持ち良くやり取りできます。
物件に関するマイナス面も正直に話してくれる仲介会社は特におすすめです。どんなに好条件の物件でもデメリットは必ずあります。正直に伝えてくれることで信頼度も上がり、トラブルのない移転・開業ができるはずです。反対に、「1件しか物件を紹介してくれない」「契約を急かしてくる」といった仲介会社は利益だけを考えている可能性もあるため、避けた方が良いでしょう。
良い仲介会社を見つけるには準備が必要
どんなに良い仲介会社でも、依頼する側の準備ができていなければ適切なサポートができません。スムーズなオフィス移転・開業のためには、事前の準備を忘れずに行いましょう。
オフィス移転・開業の目的を明確にする
オフィスの移転・開業の目的があいまいだと、物件の条件も絞れません。移転の場合は、現在のオフィスの問題点を洗い出し、それが改善されるような物件を選びましょう。例えば、従業員が増えたことで移転を考えているなら、現在よりも広い物件を探す必要があります。もちろん、希望や目的は考えればキリがありません。その場合は、優先順位を決めておきましょう。そうすることで、失敗しないオフィス移転・開業が可能になります。
オフィス移転・開業にかかる費用を計算する
オフィス移転・開業にかかる費用は引越し費用だけではありません。新しいオフィスの工事費用や契約費用、不動産仲介会社への仲介手数料、そして旧オフィスの原状回復工事費用などが含まれます。物件探しの前には、これらにかかる費用を計算して予算を立てておきましょう。予算が決まれば、物件探しの際も選択肢を絞れます。
スケジュールを立てる
移転を検討する際は、現在のオフィスの契約期間を必ず確認しましょう。特にオフィスの場合は、多くの場合解約予告時期が決められています。例えば、解約予告時期が6カ月以上前の場合、4カ月後に移転が決まったとしても現在のオフィスを解約することができません。つまり、移転後も現在のオフィスの家賃などを支払う必要があり、それだけ余分な費用がかかることになります。
移転前には契約書などを再確認して、余裕を持った計画を立てましょう。また、決算時期を考慮して移転計画を立てれば、節税になる可能性もあります。
従業員への配慮を忘れずに
オフィスの移転は1人の問題ではなく、従業員全員のことを考える必要があります。例えば通勤時間です。移転によって通勤時間が短くなる従業員もいれば、逆に長くなる従業員もいるでしょう。従業員の負担が大きくならないよう、移転先は慎重に決めなければなりません。従業員全員の希望を叶えるのは難しいですが、負担が増えてしまう場合には理解を求めるなどの配慮が必要です。また、飲食店や商業施設の近さも従業員のモチベーションを上げるためには重要な要素になります。
物件は必ず自分の目で確認して
良い仲介会社に出会えて、どんなにわかりやすく丁寧に説明してくれたとしても、最終的にその物件を使うのは依頼者や従業員です。本当に自分に合っているかどうかは、本人にしかわかりません。どれだけ信頼できる仲介会社が紹介してくれた物件でも、必ず契約前には自分の目で確認してください。通勤のしやすさや治安などにも配慮できるよう、物件の周辺を歩いてみることもおすすめします。朝・昼・夜それぞれの時間帯での様子を確認できるとなお良いでしょう。
名古屋の事務所・オフィス移転ならオフィッコスへ
名古屋でオフィスの移転・開業を検討しているのであれば、オフィッコスにご連絡ください。オフィッコスは、名古屋に特化したオフィス仲介会社で、掲載している物件情報は常時50,000を超えています。未公開物件も多数保有しており、オーナーとの定期的なコンタクトでどこよりも早く物件情報を入手できるほか、内装工事やレイアウトの変更などのご依頼にも対応可能です。オフィスの移転・開業のための良いパートナーとして、総合的なサポートをいたします。
今回のまとめ
オフィスに適している環境は、一般住宅とは異なります。理想の環境を見つけるためには、オフィスのことを知り尽くした専門家に依頼するのがおすすめです。まずは、オフィス移転・開業の目的を明確にしましょう。そうすれば、自分に合った仲介会社も見つけやすくなるはずです。