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仮想オフィスのメリット・デメリット
仮想オフィスというのは、コロナ禍でリモートワークが増える中、社内のコミュニケーションが取りづらいという問題を解決すべく、2020年頃から始まったサービスです。インターネット上に仮想オフィスを設置することで社員の出社状況や様子が一目でわかるようになるため、実際に出勤しているかのような状態を作り出せるでしょう。今回は、そんな仮想オフィスを導入する場合の、メリット・デメリットを挙げていきます。
仮想オフィスで出来ること
仮想オフィスにはいくつかの種類があり、オフィスの図面上に社員のアイコンを置く2Dバージョンと、アバターを作成し仮想空間の中で動き回ることの出来る3Dのバージョンがあります。リモートワーク中は自宅で一人で仕事をしているので、孤独感が募ったり、不安になったりする人が多いです。
しかし、仮想オフィスを使えば、実際のオフィスにいるかのように他の社員とコミュニケーションを取ったり、雑談したりすることができます。そのためリモートワークの課題であったコミュニケーションの問題が解決できるので、今後のリモートワークに欠かせないツールと言えるでしょう。
仮想オフィスのメリット
リモートワークに、仮想オフィスを導入することによるメリットは多くあります。どのようなメリットが考えられるか、一つずつ挙げていきましょう。
メリット①コミュニケーションが取りやすい
今までのリモートワークでは、SlackやChatworkなどのビジネスチャットツールを使ってコミュニケーションを取るのが主流でした。しかしチャットは用件があるときだけ話しかけるものなので、相手の状況がわからないのに「雑談をする」というのは難しかったでしょう。オフィスに実際にいるときには、雑談からアイデアが生まれたり、仕事上のコミュニケーションが促進されたりしたこともあったのではないでしょうか。
仮想オフィスツールを使えば相手の状況が一目でわかるため、良いタイミングで話しかけることができます。
メリット②孤独感が解消できる
自宅で一人で仕事をしていると、だらけてしまったり、仕事へのモチベーションが保てなかったりすることがあるでしょう。社員同士のコミュニケーションも取りづらいため、つながりが感じられず孤独感を募らせる人も多いようです。
しかし、仮想オフィスであれば、実際に出勤しているかのような臨場感があるため、社員同士の一体感を感じることができます。仕事中の雑談も気軽にできるため、孤独感の解消につながるでしょう。
メリット③生産性の向上・仕事のスピードアップ
仮想オフィスのそもそもの目的は、コミュニケーションの活性化です。オフィスに実際にいるのと同じくらいのコミュニケーションが取れれば、生産性も向上します。チャット、電話、Web上でのビデオ会議というツールは今までもありましたが、仮想オフィスはそれらよりもっと気軽に、すぐ質問・相談ができるため、仕事のスピードもアップできるのです。
仮想オフィスのデメリット
仮想オフィスにはデメリットもあります。どのような問題点があるか、挙げてみましょう。
デメリット①ツールがうまく使えない
ITに慣れている方は問題なく仮想オフィスを使えると思いますが、慣れてない方はうまくツールを使いこなせない可能性があるでしょう。
デメリット②PCのスペックに左右される
2Dの仮想オフィスであれば問題ないかもしれませんが、3Dの仮想オフィスを使う場合は、CPUやメモリがそれなりに装備されたPCでないと難しいでしょう。
デメリット③監視されているような気がする
仮想オフィスはリアルタイムで離席中か、会議中か、誰と話しているのかが分かります。そのため、仕事を監視されていると感じる方もいるでしょう。ツールによってはリアルタイムでカメラに顔を映し出すものもあり、「見られている」という緊張感がストレスと感じることもあるかもしれません。
今回のまとめ
今回は、仮想オフィスのメリット・デメリットを解説しました。ITに慣れている会社であれば、リモートワーク中のコミュニケーションの活性化につながる仮想オフィスを導入しない手はないかもしれません。しかしITに慣れていない会社の場合は、導入前に説明や研修は欠かせないでしょう。