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就職希望者が職場を決定する際にオフィスの立地はどれくらい影響するのか
オフィス立地の良さは、ビジネスチャンスにつながりやすい環境作りができるとともに、企業に勤める従業員の通勤の便にも大きなメリットがあります。採用活動にもオフィス立地の良さは有利になるといわれますが、就職希望者が職場を決定する際にオフィスの立地はどのぐらい影響するものでしょうか。職場を選ぶ時点と最終決断時それぞれにおける影響力の違いと、オフィス立地が良いことで得られるメリットについて解説します。
【目次】
1.就職希望者が職場を選ぶ際は何を重視する?
2.オフィス立地は就職先を確定する決め手になる?
3.オフィス立地が良いことで得られるメリットとは?
4.今回のまとめ
就職希望者が職場を選ぶ際は何を重視する?
まずは、就職希望者が職場を選ぶ際にどういった点を重視しているかをみていきましょう。キャリタス就活 2022 学生モニター調査結果によると、第一位が「将来性がある」、第二位は「給与・待遇が良い」、第三位は「福利厚生が充実している」となっています。企業の立地を気にする「希望の勤務地で働ける」と回答した人はわずか全体の16.7%にとどまっています。就職先の企業を探す最初の段階では、その会社の将来性や待遇、福利厚生といったことを重視する傾向にあるようです。
オフィス立地は就職先を確定する決め手になる?
次に、オフィス立地は就職先を最終的に確定する際にはどのように影響するかをみていきましょう。少し古いデータになりますが、2014年のマイナビの調査によると第一位が「やりたいことがやれるか」、第二位は「事業・業務内容」、第三位が「会社規模の大きさ」というデータがあります。気になる「勤務地」は第6位で全体の26.7%となっています。複数社から内定をもらった場合を考えると、立地を重視する割合は1.5倍に上昇。また、別のデータでは、就職活動時にオフィス環境に求めるものとして「ビルの立地が良い」ことを31.8%の方が重視すると回答しています。
さらに、オフィス環境について、9割以上の学生が重視すると答えているというデータもあります。つまり、最終的に就職先を決定する段階においては、実際にそこで働くことを想定して、立地の良さを判断材料に入れているということが分かります。
オフィス立地が良いことで得られるメリットとは?
最後に、オフィス立地が良いことでどのようなメリットが得られるのかをご紹介します。採用面においては、長期的な採用力の強化が期待できます。また、業務効率化や従業員のモチベーション維持につながり、従業員の離職率を減らすこともできるでしょう。
採用力の要素の一つとして、企業イメージや企業理念、労働条件、採用活動とあわせて重要なのが労働環境です。長く勤めることを考えると、従業員にとって通勤の利便性も外せない要素となるでしょう。従業員が家庭を持ちながら働くなど生活環境が変わると、利便性のなさがデメリットとなることも大いに考えられます。働き方改革が推進されている昨今、通勤に時間がかかることが、労働時間の減少を引き起こすといっても過言ではありません。
さらに、会社からみると通勤費という経費の増加にもつながります。これらを総合的に考えると、オフィス立地が良いことは、採用率はもちろん、従業員の定着に大きな影響を与える要素といえます。
今回のまとめ
オフィス立地が良いことは、就職希望者が職場を決定する際に比較的大きなウエイトを占める要素です。良い人材を確保する採用力の確保もまた、企業の成長には欠かすことができません。また、良い人材が社外に流失してしまうことを防ぐためにも、オフィスの立地や環境を整えることは重要です。オフィス移転などを検討する際には、家賃などの費用面と合わせて立地の良さを重視することをおすすめします。
参考記事
キャリタス就活2022 2022年卒Vol.03 1月1日時点の就職意識調査
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