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オフィスの事務作業を便利にしてくれるツール「Wantedly people」
みなさんは、取引先の方などから受け取った名刺をどのように管理していますか? 本来ならばしっかりと分類して管理し、企業活動に役立てるべきなのですが、面倒で机にしまったままという方も少なくないと思われます。そのような方におすすめしたいのが、名刺管理アプリ「Wantedly People」です。ここでは、Wantedly Peopleの特徴や使用上の注意点をご紹介します。
【目次】
1.Wantedly Peopleは名刺をデータ化して管理できるツール
2.名刺を交換した相手とのコミュニケーションが活発に!
3.Wantedly Peopleは全機能無料。正確性よりスピード重視
4.今回のまとめ
Wantedly Peopleは名刺をデータ化して管理できるツール
Wantedly Peopleは、ビジネスSNSで有名なウォンテッドリー株式会社が提供する、個人向けの名刺管理アプリです。紙の名刺をスマートフォンのカメラで読み取るだけで、瞬時にデータ化して保存・管理できるようになります。1回の撮影で、最大10枚まで名刺をデータ化可能です。
従来の紙の名刺は、見やすくファイルして管理するのが大変で、せっかくの顧客情報も宝の持ち腐れになっていることが少なくありませんでした。その点、Wantedly Peopleを使えば、大量の名刺でもわかりやすく整理し、個人名に加えて企業名・部署名・役職名などで検索することができるのです。
また、登録した名刺の情報は、LINE・メール・SMSなどを使って社内で共有できます。従来は担当者が1人で管理していた情報を全体で共有すれば、コミュニケーションの活発化やマーケティングなどに活用できるでしょう。こうなると情報漏洩などが気になるところですが、登録された情報はすべて厳重なセキュリティで管理され、通信も暗号化されるので問題はありません。
名刺を交換した相手とのコミュニケーションが活発に!
Wantedly Peopleは、ビジネスSNSであるWantedlyと連携したサービスが多数用意されています。たとえば、名刺を登録した人がWantedlyも使っていると、そのプロフィールの内容が名刺と同期されるのです。名刺交換をした相手が異動・昇進・転職などしていても、その情報をすぐに把握できます。また、名刺を交換した人やその人の勤務先の情報、そして共通の話題になりそうなことなどを、AIが自動で検索・提供してくれるというシステムもあります。これは次に会った時の話題になりますし、よりパイプを太くしたり人脈を広げたりできるでしょう。
さらに、「挨拶文」機能による自己アピールも可能です。なお、Wantedly PeopleはPC版もリリースされており、スマホで読み取った名刺のデータをPC上でも管理できます。データのExcelへの書き出しや、Sansan・Eight・Cam Cardなど他のツールに登録した名刺データのインポートも可能です。ぜひ併用して自由な形で名刺をチェックしておきましょう。
Wantedly Peopleは全機能無料。正確性よりスピード重視
Wantedly Peopleを他の名刺管理ツールと比較した場合、ここまでご紹介したものを含め、すべての機能を無料で使えるというのが非常に大きなメリットです。基本有料のツールや、全機能を使うのに追加費用がかかるツールが多い中では貴重で、誰でも気軽に始められます。また、名刺を読み取る速度も非常に早く、スキャンして3秒ほどしかかかりません。
一方、撮影した名刺の画質は他のツールにやや劣ります。読み取った文字の認識能力もやや低く、多くの名刺を一度にスキャンするとミスがあることも少なくありません。そのため、一度に最大10枚までスキャン可能ではあるものの、実際には最大5枚程度にとどめるのが望ましいでしょう。
以上のような点から、Wantedly Peopleは読み取りのスピードやコストパフォーマンスを優先する方におすすめのツールといえます。無料かつ個人向けなので誰でも始められますから、名刺管理ツールに興味がある方はぜひ使ってみましょう。
今回のまとめ
Wantedly Peopleを活用すれば、これまで時間を取られがちだった名刺管理が一気に楽になります。名刺を交換した相手とのコミュニケーションも活発化しますし、社内で名刺の情報を共有することで、新たな戦略にもつなげられるでしょう。従業員個人のみならず、チームや会社全体で導入を検討してみてはいかがでしょうか。