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ユニークな福利厚生制度「クックパッドのオフィス内キッチン 」
ネットで気軽にレシピを検索できる人気の料理レシピサイト「クックパッド」。クックパッドは料理をする人なら誰もが一度は使ったことがある日本最大の料理レシピサイトです。クックパッドを運営する「クックパッド株式会社」には「オフィス内キッチン」というユニークな福利厚生制度があります。クックパッド株式会社がこの制度を導入した目的や、導入したことでどんな効果が生まれたのかを見ていきましょう。
【目次】
1.「福利厚生制度」の目的や対象者
2.ユニークな福利厚生制度を設けるクックパッドとは?
3.ユニークな福利厚生制度「オフィス内キッチン」とは?
4.今回のまとめ
「福利厚生制度」の目的や対象者
「福利厚生制度」は賃金や給料といった金銭報酬以外で、会社が従業員に支給する非金銭報酬のことです。福利厚生を利用できるのは、正社員だけでなく契約社員や派遣社員・パートタイマーも含まれます。これは、2020年4月1日に改正された「パートタイム・有期雇用労働法」や「労働者派遣法」で義務付けられているためです。福利厚生制度は、従業員の生活や職場環境を快適にする目的で支給されます。
現在、大手企業を中心に充実した福利厚生を支給する会社が増えています。その理由は、従業員の経済的安定を大きくサポートすることで、従業員の満足度や貢献度を高められるからです。また、会社と従業員との信頼関係を高めることも期待できます。さらに、会社全体の団結力を高めたり、生産性向上の効果も狙えます。転職が当たり前となった現在の世の中では、手厚い福利厚生を支給することは、優秀な人材を獲得・確保するには欠かせない要素と言えるでしょう。
ユニークな福利厚生制度を設けるクックパッドとは?
「クックパッド株式会社」は料理レシピサイトの運営や毎日の料理を楽しみにする事業を行っています。クックパッド株式会社は1998年に設立され、神奈川県横浜市に本社を置き、アメリカやシンガポールにも子会社を持っています。「料理は健康な体だけでなく豊かな社会や地球のこれからをつくる」。これがクックパッドの考えです。個人と社会・地球が抱える課題を、料理を通して見つけて解決していき、それを使命と考えて日々料理に関するサービスに取り組んでいます。
現在は多くのレシピ検索サイトがありますが、クックパッドは日本最大のレシピ検索サイトとして、常にレシピ検索の上位を独占してきました。現在(2021年)の時点で、クックパッドには350万以上のレシピが搭載されており、ユーザーは無料でレシピを閲覧できます。また、料理好きのユーザーには料金を払って利用する有料のプレミアムサービスも提供しています。
ユニークな福利厚生制度「オフィス内キッチン」とは?
クックパッド株式会社には「オフィス内キッチン」があります。オフィス内には食堂ではなくキッチンがあり、社員が食事を作ります。広々としたクックパッドのオフィス内キッチンは2008年頃に設けられました。オフィス内キッチンの目的は、「『毎日の料理を楽しみにする』を従業員が体感すること」です。また、レシピサイトを利用するユーザー目線で料理をするという目的もあります。キッチンはガラス壁で受付からすぐの場所に設置されています。これは、来訪者にも社員がキッチンで楽しく料理をする姿を見てもらうことが目的です。
キッチンで料理する食材は会社がまかないますが、予算は300円程度。それは、市場価格を意識することが、ユーザー目線に立つ上で大切だと考えるからです。他の社員と一緒に料理をすることで、社員同士のコミュニケーションの活性化にも効果があるようです。クックパッドは、今後はキッチンを新規事業といった新たなチャレンジの場としても使っていきたいと考えています。
今回のまとめ
「クックパッド株式会社」は社内にキッチンがあり、社員が料理を作ることができます。キッチンは社従業員がユーザーの目線になり料理ができるだけでなく、社員同士のコミュニケーションの活性化にも役立っています。料理レシピサイトを運営する会社だからこその、ユニークな制度。社員も社内で楽しみながら料理をしているそうです。