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2021.10.30

スタートアップ企業が知っておくべきオフィス探しのポイント

スタートアップ企業にとってオフィス選びは非常に重要です。オフィスで使用する備品などに費用がかかり、初期費用を含めた固定費がかさむという点も悩ましいものでしょう。また、実績が少ないことからまだまだ与信が低く、入居審査に通るのかという不安点もぬぐえません。だからといって適当なところで手を打つのも正しい決断とは言えないでしょう。今回は、スタートアップ企業が知っておくべきオフィス探しのポイントについて解説します。

【目次】
1.スタートアップ企業ならではの3つのポイント
2.固定費である賃料と立地をチェック
3.物件自体でチェックすべき2つのポイント
4.今回のまとめ

スタートアップ企業ならではの3つのポイント

これから事業を軌道にのせていこうとしている段階のスタートアップ企業のオフィス探しは、実績を積んでいる企業とは違う観点にも意識しなくてはいけません。それが、入居審査の与信とオフィスの利用可能時間の制限の有無、そして通いやすさです。どんなにお得な物件を見つけたところで、入居審査が通らないと借りることができません。
そこで、スタートアップ企業の利用実績が豊富で理解のあるオフィスを選ぶようにしましょう。事前に、事業計画をしっかりと作っておくことや連帯保証人をなる人を探しておくことも大切です。また、業務を軌道にのせるまでは、残業が深夜に及ぶこともあるでしょう。そういった場合に、利用時間が制限されていると、自宅作業となり作業が中断するため、集中力も低下しがちです。時間を気にせず仕事ができる24時間利用可の物件を選ぶようにしましょう。さらに、スタッフが自宅などから通いやすいオフィスを選ぶことも大切です。通勤時間が短い方が、仕事に使える時間が確保できるでしょう。

固定費である賃料と立地をチェック

毎月の固定費となる「賃料」と「立地」も大事なポイントです。賃料は継続して支払い可能な水準に収めるようにしましょう。また、希望エリアの相場を知っておくことも大切です。交通の利便性なども大切ですが、そこにこだわりすぎると賃料がかさんでしまいがちです。妥協点を決めておくようにしましょう。自治体によって、スタートアップ企業向けの起業支援を行っているところもあるので、あわせて確認しておくことをおすすめします。
また、立地を考える際には、ビジネス相手に近い場所を選ぶことも大切です。ターゲット層は地域ごとに異なり、地域によって会社のイメージも左右されることも知っておきましょう。さらに、事前に借りようとしているオフィス周辺にどのような対象顧客がいるのかをリサーチすることも大切です。

物件自体でチェックすべき2つのポイント!

最後に確認しておきたいのは、オフィスの面積と形状、そしてキレイさです。スタートアップ企業の場合、最初は人員が少ないことが多いですが、将来的には増えることが予想されます。そこで、少し先を見据えた面積を確保しておきましょう。また、業務内容にあわせて配置するためには、出入口の場所や窓の位置などを把握し、快適に仕事ができる動線が確保できるかの確認が必要です。将来的に人員が増えた時にデスクレイアウトを変更する可能性もあるため、対面式、ブース型、並列型といった複数の使用方法をイメージしておくことをおすすめします。
さらに、オフィスの顔ともいえるエントランスやエレベーターなどの共用部分がキレイかどうかも必ず確認しましょう。そこで働く社員の満足度アップにも欠かせないポイントです。

今回のまとめ

初期費用をできるだけ抑えたいという意向はあるものの、スタートアップ企業にとって顔ともなるオフィスのイメージは重要です。また、実績が少ないスタートアップ企業だからこそ、注意しなくてはいけない与信問題も見逃せません。オフィス選びにおいて譲れないポイントを明確にした上で、賃料の相場確認や希望エリアの市場調査も忘れてはいけません。会社自体のイメージ、社員のモチベーション維持も判断基準に加えることで、後悔しないオフィス選びをしましょう。

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