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2021.10.29

賃貸オフィス・賃貸事務所は管理会社によってサービスが異なります

賃貸オフィスや賃貸事務所などの賃貸物件は、同じ物件でもさまざまな管理会社が扱っています。その一方で、賃料は基本的には一律です。賃料と同様に管理会社のサービスもすべて同じであれば、管理会社を選ぶ必要はありません。しかし、管理会社のサービスは一様ではありません。今回は、賃貸オフィスや賃貸事務所の管理会社のシステムに着目し、物件を選ぶ前に管理会社で失敗しないポイントについて解説します。

【目次】
1.管理会社は3つのタイプあり
2.不動産管理における3つのシステム
3.管理会社の良し悪しを見極めるには?
4.今回のまとめ

管理会社は3つのタイプあり

賃貸オフィスなどの管理会社は大きく分けて3つのタイプがあります。1つ目は「仲介専業」、2つ目は「管理専業」、3つ目は「仲介管理兼業」です。仲介専業は賃貸オフィスのオーナーと入居希望者を結びつける、まさに仲介をする業者です。賃貸契約の成功報酬として仲介手数料を収入としています。管理専業とは、賃貸オフィスなどの建物の管理及び集金、契約更新などの事務管理を行います。管理の対価として委託手数料を受け取ります。
「仲介管理兼業」は、1つ目の仲介専業と2つ目の管理専業を併せ持つ業務を担当。仲介専業をしていた業者がサービスの一環として管理業務を行うケースと、管理専業の業者が空室対策として仲介業務も行うケースがあります。
管理会社によって、両方のサービスを違う部署で担当していることもあれば、子会社を作り別会社として運営することもあります。

不動産管理における3つのシステム

次に、賃貸オフィスなどの管理方法を知っておきましょう。基本的に、「自主管理」、「管理代行」、「サブリース」の3つのシステムに分かれます。自主管理は、物件のオーナーが自ら管理する方法なので、管理会社は介入しません。管理会社がサービスを行う際は、管理会社とオーナーが賃貸契約を交わし、管理会社が入居希望者に転借する「サブリース」と、依頼したい管理業務を選択して依頼する「管理代行」の2つとなります。サブリースの場合は、仲介も管理もすべて一貫して管理会社がサービス提供を行います。
一方、管理代行については、管理業務のすべてが管理会社の業務ではありません。そのため、サブリースとは異なり、サービス内容によって管理会社とオーナーどちらに連絡するのかが異なるケースがあり、注意が必要です。また、オーナーと管理会社の意見が異なるといったトラブルが起こる可能性もあります。

管理会社の良し悪しを見極めるには?

では、最後に賃貸オフィスや賃貸事務所を探す際、どの管理会社に依頼するのがいいのかの判断ポイントをご紹介します。賃貸オフィスの共用部の清掃が行き届いているか、エレベーターの運行が適切かといった保守、点検の状態を確認することをおすすめします。また、見逃されがちですがゴミ集積場の状態もチェックしておくといいでしょう。
また、管理会社が受け持つサービス内容についても、有償か無償かも含めて事前に確認することをおすすめします。そして、サービス内容も含めて、管理会社選びと物件を選ぶようにしましょう。

今回のまとめ

物件選びと同様に、管理会社をどこにするのかも外せないポイントです。それは、管理会社よって業務の範囲が異なったり、システムが違っていたりするためです。管理会社のサービス内容や費用負担についても確認することで、後のトラブル回避につながるでしょう。具体的に事例などを想定しておくと、より管理会社のサービス範囲を理解しやすくなります。

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