COLUMN
お役立ち情報
愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【みよし市】
みよし市は、西加茂郡三好町が合併して生まれた街です。住宅地開発の影響も受け、人口が増え続けている元気なみよし市は、カヌーのまちとしても有名。また、果樹を中心とした特産品も多く、産直でも人気を集めています。自然が豊かな土地柄ですが、車がないと不便という特徴も持ち合わせています。今回は、そんなみよし市の特徴を踏まえながら、貸店舗・テナントの需要傾向と家賃相場について解説します。
【目次】
1.みよし市の基本情報と地域ごとの特色
2.みよし市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.みよし市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
みよし市の基本情報と地域ごとの特色
愛知県のほぼ中央に位置し、豊田市と名古屋市に挟まれているみよし市は、両市のベッドタウンです。人口は、61,212人(令和3年9月1日)で、昭和30年以来増加し続けています。その一方で、生産年齢人口である若年層は平成7年より減少傾向にあり、高齢化が顕著になりつつあります。トヨタ自動車の工場があるなど、自動車関連事業を中心に多くの企業が立地。肥沃な土地を生かし果樹栽培が盛んで、柿や梨、ブドウはふるさと寄付金の返礼品としても有名です。
「カヌーのまち」としての側面もあり、高校だけでなく中学校にも3校カヌー部があるほど。2004年には第6回世界カヌーポロ選手権大会が開催された実績もあります。財源に余力があることから、子どもの医療費が中学卒業まで不要なのも特徴でしょう。
みよし市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
令和2年6月に実施された不動産市場の動向に関するアンケート調査結果によると、みよし市の住宅を含むテナントへの問い合わせは、横ばいが続いているようです。新型コロナウイルス感染症の影響はさほどないものの、商業店舗の撤退が増加し空室が増えている反面、店舗などに関する問い合わせ数は減少。新店舗オープン状況をみると、家電量販店、コンビニ、カフェなどがみられました。
また、みよし市ではみよし市商工業活性化補助金制度が導入されています。起業時に条件を満たせば賃料や看板工事費などの補助や、空き店舗活用で賃貸料や改修費の5割程度の補填などうれしいメリットが期待できます。補助金を利用できれば、初期費用削減にも役立つでしょう。
みよし市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
みよし市の貸店舗およびテナントの坪単価は約7,000円です。もっとも安いもので、坪あたり約4,600円。事務所を備えた築37年の物件です。もっとも高いものだと坪あたり約11,000円。大型ショッピングセンターアイ・モール三好や住宅地から近く、商業施設が集まるエリアにある物件です。家賃の相場は、面積が60~70㎡程度で約15万円。80~150㎡だと27万~29万円のテナントが多いのも特徴でしょう。
人通りが多いロードサイドにある目につきやすい物件やテナント駐車場有りとお客様が利用しやすい物件も多数。自家用車を持っていないと不便なエリアであり、駐車場が少ないという口コミからも分かるように、駐車場付きのテナントだと来客率アップが期待できるでしょう。
今回のまとめ
他サイトで調べてみると、みよし市では現状9件の空き店舗やテナントがありました。名古屋市から車で30分程度の便利な立地にある反面、名古屋市ほど家賃相場も高くないため、新規出店や移転におすすめのエリアだといえます。飲食店などはチェーン店が多いものの、それ以外のお店が少ないため需要がありそうです。テナント探しをする際は、エリアにあるお店や市場の動向なども確認しながら選ぶことをおすすめします。