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2021.10.28

愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【弥富市】

愛知県の中でも名古屋市など中心市街地へのアクセスが良いことで知られる弥富市は、150年と長い歴史をもつ金魚の街としても有名です。名古屋市などのベッドタウンとしてだけでなく、子育て支援の手厚さも手伝って人口が増加傾向にあるのも特徴でしょう。今回は、そんな弥富市の特徴を踏まえながら、貸店舗・テナントの需要傾向と家賃相場について解説します。

【目次】
1.弥富市の基本情報と地域ごとの特色
2.弥富市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.弥富市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

弥富市の基本情報と地域ごとの特色

弥富市(やとみし)は、愛知県西部に位置しており、県庁所在地である名古屋市の西側20キロ圏内にある街です。それぞれ3つのインターチェンジと鉄道路線が利用できることから、交通アクセスに優れています。そのため、名古屋市や四日市市のベッドタウンとしての機能も果たしています。人口は44,080人(令和3年8月1日)で、平成7年頃から人口の増加幅が少なくなり、一時減少に転じたものの、微増傾向にあります。市内には9つの保育園を有する弥富市は、子育て支援に力をいれており、手厚い子育て支援サービスが魅力です。
約150年前からはじまった弥富金魚が有名で、日本にいる全品種約26種類がすべて揃う産地でもあります。また、文鳥愛好家の間で文鳥村と称されており、文鳥の飼養でも有名。市内にはスイーツ店が多く、「スイーツと恋のまち」として盛り上げようとスイーツ巡りのマップが作られたほど。特産の金魚をモチーフにした和洋菓子が人気です。

弥富市における貸店舗・テナント需要の傾向は?

弥富市がある愛知県は、関東はもちろん中部地方、関西地域まで幅広くカバーする中継物流拠点としての役割が強く、物流施設の需要が高い地域でもあります。そのため、中部最大の物流施設「DPL名港弥富Ⅱ」が、汎用性の高いマルチテナント型物流施設として弥富市で2021年3月に着工。複数のテナント企業の商品を扱う店舗の出店地としてもニーズが高まる可能性があるでしょう。
昨今の弥富市での新店舗開店状況をみると、宅配ピザ、ディスカウントストア、ベビー服、コンビニ、牛丼店、レストラン、書店とさまざまな業種が見られます。弥富駅前に向かう駅前商店街周辺は、JR・近鉄・名鉄各線の乗り換えのため、朝夕は人通りが多いため、目につきやすいというメリットが期待できるでしょう。

弥富市における貸店舗・テナントの家賃相場は?

弥富市の貸店舗およびテナントの坪単価は約5,400円です。安い物件だと、事務所付きのレトロな貸店舗が坪あたり約2,000円。ただし、駅から徒歩20分と電車でのアクセスが難しそうです。その一方で、敷金や礼金不要なのはメリットでしょう。また、駅から徒歩1分と好立地な物件でも、坪あたり約5,400円と借りやすい価格になっています。家賃の相場は面積が50㎡以下で約7万円。用途地域で業種が制限される物件もあるため、事前確認が必要です。弥富市に住まいの方の口コミを見ると、カフェや居酒屋など飲食店が少ないことを不満に感じている方も多いようなので、飲食店出店はベネフィットがありそうです。

今回のまとめ

他サイトで調べてみると、弥富市では現状4件の空き店舗やテナントがありました。家賃相場も手頃な価格のようですが、あまり空き店舗が多くないため、良い物件を見つけたら早めに内覧を進めましょう。新規出店や移転に欠かせないテナント選びは、ターゲット層を見極める必要があります。市場の動向や他店の状況などもリサーチしながら、選ぶようにしましょう。名古屋市からのアクセスが良く、比較的静かな街なので、落ち着いた雰囲気のエリアで出店したい方におすすめです。

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