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愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【田原市】
愛知県田原市は、県東部にある渥美半島のほとんどを市域としている自治体です。農業生産高が全国屈指であるうえ、海に面していることで水産業もさかんなため、新鮮で豊富な食材が手に入ります。町おこしとして、どんぶり街道が作られました。各飲食店が趣向を凝らし、渥美産の食材を使ったどんぶり料理が楽しめ、何度でも訪れたくなるほどです。自然の恵みが存分に受けられる田原市では、貸店舗やテナントの家賃相場はどの程度で推移しているのでしょうか。
【目次】
1.田原市の基本情報と地域ごとの特色
2.田原市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.田原市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
田原市の基本情報と地域ごとの特色
田原市は、愛知県の南端に位置する自治体で、渥美半島のほぼ全域を市域としています。東側で、豊橋市と接していますが、他三方は海に囲まれている地勢です。平成の大合併により、平成15年に旧田原町が旧赤羽根町を編入合併して田原市となり、平成17年に旧渥美町も編入合併したことで、新生田原市が誕生しました。
三河湾国定公園および渥美半島県立自然公園に指定されており、海と山に囲まれ、数々の景勝地を有する観光地です。さらに、アカウミガメやスナメリ、サシバなどが生息し、国指定のシデコブシヤハマボウなどの群生地ともなっており、貴重な自然の宝庫です。
農業産出額や製造品出荷額は全国トップクラスであり、田原での生産品が全国に出荷されています。製造品の主流は、トヨタ自動車田原工場で生産された製品です。人口は60,354人(令和3年8月31日現在)で、若干ですが減少傾向がみられます。太平洋に面しているため気候は温暖ですが、年間を通じて風がとても強い地域です。
田原市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
田原市に隣接している豊橋市は、東三河最大の都市であり、貸店舗やテナントの数も豊富です。このため、田原市よりも豊橋市で店舗物件を構える人が多く、田原市内には貸店舗やテナント向けの物件が大変少ないのが実情です。田原市から豊橋市までは、車で40分ほどの所要時間で、豊橋鉄道を利用してもほぼ同じ所要時間がかかります。
田原市内で、物件が複数確認できたのは、豊橋鉄道渥美線の三河田原駅周辺です。渥美線は、この駅が終点であり、ここから先は豊鉄バスが運行されています。三河田原駅前には、商業施設と交流の場を一緒にした施設「LaLaGran(ララグラン)」があり、市民の憩いの場となっています。
田原市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
田原市内における、貸店舗やテナントの家賃相場は、坪あたり2,000円台から7,000円台と、幅広い物件が確認できました。これらの物件では、駐車場が無料で使える場合と有料契約が必要な場合があります。駐車場代は、家賃と同じく毎月の必要経費ですので、家賃と駐車場代を合わせた金額で見積もることが大切です。鉄道やバスが運行されているとはいえ、特に観光客は車で訪れる人たちが大半なため、開きたい店舗のターゲットを決めるのに駐車場は重要な選択ポイントとなります。
今回のまとめ
田原市では、店舗用物件の数が少数ですので、気になる物件があったら早めに問い合わせや内覧などをしておくのが賢明です。