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世界的に有名なトヨタ自動車。その本社があるのは、愛知県豊田市です。市町村合併によって市の面積が広がり、県全体の面積のうち17.8％を占めています。豊田地域には市役所や豊田スタジアムなどの施設が集まる一方、旧町村地域は緑や自然の宝庫として親しまれています。多彩な顔を持つ豊田市では、貸店舗やテナントの家賃相場はどの程度で推移しているのか、今回の記事で解説します。

【目次】
1.豊田市の基本情報と地域ごとの特色
2.豊田市における貸店舗・テナント需要の傾向は？
3.豊田市における貸店舗・テナントの家賃相場は？
4.今回のまとめ

豊田市の基本情報と地域ごとの特色

愛知県豊田市は、県のほぼ中央に位置する自治体です。「世界のトヨタ」であるトヨタ自動車の本社が置かれたことで、昭和34年に「挙母市」から「豊田市」へと市名が変更されました。平成17年4月に、平成の大合併として7市町村（豊田市・足助町・藤岡町・小原村・下山村・稲武町・旭町）が合併し、新・豊田市として生まれ変わりました。この合併で、市の面積は県内一広くなったのです。市の人口のおよそ9割が豊田地域（以前から豊田市であった地域）に住んでおり、市内でも地域によって人口の偏りがとても大きくなっています。
平成13年にオープンした豊田スタジアムは、Jリーグ名古屋グランパスエイトのホームグラウンドとして、試合や各種イベントに利用されています。

豊田市における貸店舗・テナント需要の傾向は？

豊田スタジアムの最寄り駅である名鉄豊田市駅周辺において、2024年までの計画で第1期再開発計画が進められています。ビルの建て替えや広場の整備によって、商業活動の活発化や建物の安全化につなげられ、豊田市のさらなる発展に寄与できます。これらのビルの中にはテナントもあり、駅からすぐのアクセスによって高い利便性を誇ります。また、豊田地域には、名鉄のほかにも愛知環状鉄道も走っており、地域内の移動に活用できます。豊田市内は、自動車での移動も多いため、物件が駅から少し離れていても支障はないでしょう。
豊田市では、令和2年度から、新しくテナント店舗等を設置もしくは改修する事業者が豊田市産木材を目立つ形で使用する際、補助金を支給する制度を始めました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、特に駅前ビルのテナント撤退が相次いでいる中で、この補助金制度がテナント物件の増加にどの程度影響するか、今後も注目したいところです。

豊田市における貸店舗・テナントの家賃相場は？

豊田市内における、貸店舗・テナントの家賃相場は、坪あたり5,500円前後から10,000円前後が相場となっています。豊田市内のテナント物件は、築年数が50年を超えている物件が散見されることから、内覧・検討の時点で耐震工事が行われているかを確認しておくと安心です。一定条件以上の大規模テナント物件における耐震工事は、保有者の義務とされているため、耐震工事が必要な物件なのか・工事は完了しているのかなどをしっかり確認するようにしましょう。

今回のまとめ

豊田市内で、貸店舗・テナント物件を探す際には、駐車場の確保を並行して行いたいものです。来客が見込まれる業種ではもちろんのこと、来客が少ない業種であっても、周辺の駐車場情報はできるだけ把握しておきましょう。