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愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【碧南市】
碧南市は古くから伝統的な産業が行われ、工業都市・農業都市として発展してきました。天然の湖沼に恵まれ、海にも面しているため漁業も盛んに行われています。碧南市で新しくビジネスを始めようと考えているなら、まちの特徴を知っておいて損はありません。碧南市の基本情報や、貸店舗・テナントの賃料の相場をチェックしましょう。
【目次】
1.碧南市の基本情報
2.碧南市の貸店舗・テナントの家賃相場
3.碧南市における貸店舗・テナントの今後の動向
4.今回のまとめ
碧南市の基本情報
碧南市は愛知県の中南部に位置し、西三河地方に属しています。人口は約7万人、面積は36.68平方kmです。東に矢作川、西と南に衣浦港があり、東は西尾市、北は高浜市に隣接し衣浦湾を挟んで半田市にも接しています。古くから醸造が盛んで、日本最古の「みりん蔵」を有することで有名です。小麦を原料にした、白しょうゆ発祥の地でもあります。温暖な気候に恵まれた地域であり、農業・漁業も盛んに行われてきました。特産品は、にんじん・たまねぎ・いちじくなどです。中でも、いちじくは全国でもトップクラスの出荷量を誇ります。
明石町にある、子ども向けの遊園地「明石公園」は、週末になると多くの家族連れでにぎわいます。芝生広場や250本のソメイヨシノがあり、季節を通してさまざまなイベントが開催されていることが特徴です。
碧南市周辺の貸店舗・テナントの家賃相場
碧南市は名鉄三河線沿線に、貸店舗やテナントが集まっています。坪単価6000~8000円台の物件が多い傾向です。市の中心部である市役所付近に近い物件ほど高価で、中心部を離れると賃料が下がります。近隣の地域に比べると物件の数がやや少なく、郊外へ行くほどその傾向は顕著です。1坪あたりの土地価格相場は28.5万円となっていて、近隣にある安城市や高浜市よりも安い価格となっています。物件の賃料にも反映されていると見られます。
碧南市における貸店舗・テナントの今後の動向
碧南市では、市民生活を活性化させまちを発展させるための取り組みを行っています。同市では若者や外国人などの生産年齢にあたる人々を中心に、人口が増加している傾向です。積極的に、産業の誘致や就業者の定住化を進めています。産業と港を生かした、新たな産業地の開発や臨海部の整備を促進し、衣浦港全体を高度に活用することを目指しているのです。地域商業や中小企業の振興などに対する施策を行い、2030年の総人口を7万5000人にすることを目標としています。
長期的に、活気あるまちづくりの計画が行われているので、今後も貸店舗やテナント市場は大きな下落はない見込みです。臨海部での産業活動が活発になり、レクリエーションやスポーツ活動ができる、にぎわいのある場所としても発展していけば、将来性も期待できるでしょう。
今回のまとめ
碧南市は温暖な気候に恵まれ、古くから醸造・漁業・農業などが盛んに行われてきた地域です。市内に残されている古い醸造蔵や町並みを目当てに訪れる、観光客もいます。ファミリー向けの公園も整備され、子ども連れの家族が一日かけて遊べる明石公園が有名です。貸店舗やテナントの数はそれほど多くはなく、坪単価6000~8000円台の物件が多くなっています。まちの特色である産業と港を生かした、新たな産業地の開発を目指しており、今後順調にまちが発展していけば貸店舗やテナントの賃料が大きく下がることはないでしょう。