COLUMN
お役立ち情報
愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【豊川市】
豊川市は愛知県の三河地方にあり、県内でもトップクラスの人口を誇る豊橋市に隣接している都市です。北部には三河地方で最も高い山が位置し、南には三河湾があり、多くの自然に囲まれています。年間で数百万人の人々が訪れる豊川稲荷がある場所としても有名です。豊川市でこれから商売を始めるなら知っておきたいまちの基本情報や、貸店舗・テナントの賃料相場などを紹介します。
【目次】
1.豊川市の基本情報
2.豊川市の貸店舗・テナントの家賃相場
3.豊川市における貸店舗・テナントの今後の動向
4.今回のまとめ
豊川市の基本情報
豊川市は愛知県南東部に位置し、人口は約18万人、面積は161.14平方kmです。県内でトップ10に入る人口が多い地域であり、豊川IC、音羽蒲郡ICの二つの東名高速道路と国道1号線があり、鉄道は新幹線・名鉄幹線・JR東海が通過する交通のアクセスが良い場所となっています。隣接する都市は豊橋市・蒲郡市・岡崎市などです。山・川・海の豊かな自然に恵まれた場所で、市の中央部から広がる平野東部に豊川が流れ、南は三河湾に面しています。北側は県立自然公園の本宮山麓が広がり、多くの登山客が訪れます。
日本三大稲荷の一つに数えられる「豊川稲荷」がある場所としても有名です。豊川稲荷は商売繁盛の神様を祀っており、例年数百万人にも及ぶ参拝客が訪れます。市内には歴史的な建造物が多く伝統的な祭りや行事などが受け継がれており、観光地としても魅力的です。日本一の生産量を誇るバラをはじめ、とよかわトマトやとよかわハーブなどが栽培されています。
豊川市周辺の貸店舗・テナントの家賃相場
豊川市の中心市街地は、豊川稲荷の門前町である「豊川エリア」、商業施設と公共施設が多く集まる「諏訪エリア」、姫街道沿道にある「中央通エリア」などに分かれています。諏訪エリアには大型の商業施設が多く、市民の買い物スポットとして利用されています。
貸店舗・テナントの坪単価は概ね6000円前後で、駅から近く手ごろな大きさの物件であるほど高価になりがちです。坪数が広くても中心市街地から離れると、賃料は安くなります。賃料20万円未満の物件が多い傾向で、20坪以下の小規模な物件も豊富に見つかります。居抜き物件や、住居の機能を備えた物件も見つかるでしょう。
豊川市における貸店舗・テナントの今後の動向
豊川市は近隣の地域と合併を繰り返し、人口を伸ばしました。過去20年以上にわたって右肩上がりに人口が伸びている地域でもあり、今後も大きく下降することはないと見られますが、全国的な少子高齢化にともない人口は緩やかに減少していく見込みです。
令和3年10月には、豊川駅前で使用可能な「本町チケット」を販売する予定となっていて、商店街にある飲食店をめぐりながらまち歩きができる「本町ナイト」を開催するなど、地域の商業を活性化させる取り組みを行っています。中心市街地の活性化を目指す取り組みに力を入れており、人口が多い地域でもあることから、今後も貸店舗やテナントの大幅な下落はないと予想されます。
今回のまとめ
豊川市は山・川・海などの自然に恵まれた場所で、県内でも人口が多い地域です。東三河地域では豊橋市の次に人口が多く、複数の主要道路や新幹線・東海道線などが通り、交通の便が良い場所でもあります。バラやトマトなど多くの農産物が栽培されており、まち商業を活性化する取り組みも行われています。豊川稲荷を中心とした観光業や、古くからの商店街の振興などに積極的に取り組んでいることが特徴です。貸店舗・テナントの坪単価は6000円台となっていて、今後もしばらくは大幅な下落はないと考えてよいでしょう。