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愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【半田市】
半田市は愛知県知多半島の中央部にあり、衣浦港を有する衣浦湾に面しています。古くから海運業や醸造業が行われ、政治や文化の中心地として栄えてきました。運河沿いの風景は、まちを象徴するものの一つです。半田市で貸店舗を探している人向けに、市の基本情報や坪単価などを紹介します。
【目次】
1.半田市の基本情報
2.半田市の貸店舗・テナントの家賃相場
3.半田市における貸店舗・テナントの今後の動向
4.今回のまとめ
半田市の基本情報
半田市の人口は約12万人、面積は47.42平方Kmです。名古屋市の南、知多半島東海岸の中央部に位置しています。隣接する都市は、常滑市・碧南市・高浜市などです。東が衣浦湾と接し、名古屋港の副次港である衣浦港が位置しています。知多半島を縦断する知多半島道路と結ばれている南知多道路や、西に隣接する常滑市に「中部国際空港セントレア」があり、空港へアクセスするための知多横断道路・中部国際空港連絡道路も整備されました。陸・海・空、全ての交通アクセスに優れた場所であることは大きな魅力だといえます。
古くから醸造業や海運業が盛んに行われ、製造業や商業を中心に発展しました。現代でも江戸時代からの面影が残る、醸造蔵や運河を見られる「蔵のまち」として有名です。童話「ごんぎつね」の作者、新美南吉の出身地でもあり、生家や記念文学館などの関連施設が整備されています。明治時代に建設された赤レンガ造りのビール工場の跡地もあり、当時の文化を現代に伝える展示室・クラブハウス・商業施設などに利用されています。
半田市周辺の貸店舗・テナントの家賃相場
半田市の貸店舗やテナントの坪単価は6000~8000円前後です。坪単価が1万7000円を超えるものから、3000円前後のものまで幅広い物件があります。賃料20~40万円の物件が多く、20万円未満の物件も豊富に見つかるでしょう。
名鉄河和線やJR武豊線の沿線を中心に、物件が多く点在しています。半田駅周辺に商業地域が広がり、臨海部に工業用地があります。駅から近い・高速道路にアクセスしやすいなど、交通の便が良い場所ほど賃料は高くなりがちです。新しいビジネスを始める上で費用を抑えたい場合は、交通の便がやや悪い場所も検討するか、半田市商業施設助成事業費補助金などを利用することをおすすめします。
半田市における貸店舗・テナントの今後の動向
半田市では古くから産業が発展し、伝統的な地場産業の発展と新しい産業の創出の両方に力を注いでいます。半田市は知多地域の中央部に位置し、文化や政治の中心地として発展しました。知多半島にある市の中ではトップクラスの人口を誇り、右肩上がりに増え続けてきましたが、近年は徐々に減少している傾向です。名古屋港の副次港である衣浦港を有することから、愛知県内でも貸店舗やテナントの賃料はやや高い傾向です。過去5年間の半田市の平均賃料相場年別推移を見ると、じわじわとではあるものの値上がり傾向となっているので、今後も大きな値下がりはないと見られます。
今回のまとめ
半田市は知多半島を縦断する知多半島道路と接続する南知多道路、中部国際空港セントレア、衣浦港など、陸・空・海からのアクセスが良い場所にある都市です。古くから知多半島の中心地として発展してきたこともあり、市内の貸店舗やテナントの坪単価はやや高い傾向ですが、市街地から離れている・駅から遠いなどの条件次第では安い物件も多く見つかります。交通の便が良い地域であることから、今後も大きな賃料の下落はない見込みです。